クラフト社の革キット、カードパスケースを作るぞ!その2

クラフト社のレザーハンドソーイングセットスタンダードを買いまして、その中に入ってた革キットのパスケースを制作している最中でございます。

革のトコとコバの処理をして、接着剤でくっつけて、基点となる穴を開けて、ステッチンググルーバーで溝を掘ったところまでやりましたので、今回はヒシ目打ちを使って穴を開けて、縫い糸にロウを塗って針を通すところあたりまでやっていきたいなと思います。

刃物も使いますので、怪我しないよう注意して作業していきましょう!

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ヒシ目打ちで穴開け!どこまで貫通させたらいいのか問題

さて、4本ヒシ目打ちと木槌を使って、縫い穴を開けていきますよ。

下にはフェルトマット、その上にはゴム板を乗せて、その上に革を乗せて作業していきます。木槌で手を叩かないよう注意です。


で、ですね。

ここで問題になるのが穴の大きさです。どこまで目打ちを突っ込んだらいいの?という問題ですね。

初心者なもんで、大きい穴が裏側まで空いてないと針が通らないと思ってますからね。最初は「もっとぐいぐい目打ちを突っ込まないといけないんじゃないか?」と疑心暗鬼になったものです。

…が、結論から言うと…

↑これくらいで十分です。


裏側の皮の表面を、ちょっとでも突き破ってたらOKです!縫えます。針が通りにくい時は、縫い針を大きい穴の方からプスッと刺したら針が差しやすくなるので問題ないです。

ゴム板に小さく傷がつくくらいの突っ込み具合で大丈夫です。

出来上がりましたー!

ちょっとズレたところもありますが、まぁ初心者なので、100点なんか目指さないで、「とりあえず使える」レベルを目指して頑張りましょう。まずは60点クリアが目標くらいでOKOK。

なお、この作業で革に爪痕がめっちゃ大量に付いちゃいましたorz 深爪状態になるくらいまで深く切っておいた方が無難です。

麻糸を別たちを使ってしごいて細くする

オレンジ色のが「別たち」です。皮を切る道具ですが、糸を削るのにも使います。

ビニール板の上でやったらよかったんですが、ついつい面倒でゴム板の上でやっちゃいました。正しくはビニール板(セットに入ってた透明の板)の上でやるのが正解らしいです。

刃についてるカバーを外してから、糸をしごきます。端っこだけ薄くする感じです。

なお、麻糸は番号が20番って書いてました。細さのことだと思うんですが↓

糸をグルグル巻いたのを束ねてある別の糸があるんですが、その別の糸を切ったら、端っこが出現します。最初は糸の端っこが見つからなくて焦りました(;´∀`)

↑こうなります。

刃は立て気味にして使った方がやりやすいです。しばらくしごいてたら、ある時を境に一気に切れた細い糸の繊維が抜けていきます。

こうなったら、ロウを塗ります。黄色い四角いのがロウです。

ロウを塗って針を通して縫う準備の完成

↑こちらは何もまだ塗っていない状態で、糸の端をしごいて細くしたところです。へろっとしてます。

こちらにロウを塗るんですが、こすりつける感じで大丈夫です。

↑こんな感じでやっていきます。

なお、このセットでは糸とロウが別々で入ってますが、別途『ロウ引き糸』っていうのを買えば、最初からロウを塗ってくれた状態の糸が買えます。

ただ、端っこを細くしごいて針を付けた後にまたロウを塗る必要があるので、ロウの塊は手元に欲しいですね。

↑ロウを塗り終った糸です。ピンと立っています。

これくらい塗り込んだらOKとのことです。針に通していきますが、革縫いの独特の糸の通し方なので、ガイドブックを参照してくださいm(__)m

糸通しの手順を写真で載せてみる

↑こんな感じで針で糸をぶっ挿します。

そんでそのまま後ろへ引っ張るだけでOK!手縫いの糸の付け方より簡単な気がする。

↑後ろに糸を引っ張ったところ。

この状態では糸が2本出た状態で縫い辛いので、ロウを使ってまるで1本の糸のようにくっつけていきます。…が、まだしごき足りなかったようで、太めになっちゃいました。もうちょい梳いた方がよかったかも。

↑これで完成です。

そんなこんなで、なんとかここまで作業したんですが、穴あけでかなり疲れたので残りの作業はまた後日!

それにしても、革を縫う場合は1本の糸の両端に針を付けるんですね。私、これ初めて知りました。変わった縫い方だなぁ~。色々と勉強になります。

次は革を縫うんですが、一応縫い終わったら完成となります。

…が、革ってそのまま使わないじゃないですか。まず日焼けしてオイル塗ってみたいなのが必要じゃないですか。……っていうことも、実は調べて初めて知ったんですけどね(;´∀`)革製品って買ったことなかったからさ。。。

なので、次回はオイルを塗って日焼けさせるところまで一気に作業出来たらなと思います。

ではでは、また!

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