91歳になる祖母ですが、『骨折→入院→転院→骨折治る→施設捜し→施設すべてに断られる→転院先の病院全てに断られる』という紆余曲折を経て、なんとか隣県の療養型病棟へ転院できることになりました。
(自分で食事できないうえに胃瘻もしてないIVHもしてない場合は、施設に入れないそうです)
隣の県まで行くので遠いっちゃ遠いのですが、最近大きめの道路が開通しまして、お陰でぐるっと遠回りしないといけなかったところが割と早く行けるようになったんでありがたいです(*´▽`*)
熱は何とか無理やり?下げて転院することに
転院予定の前日、熱を出して急きょ延期になりました。
何とか早く転院先へ移すか、もしくは熱が下がらないようであればもっと大きい病院へ行ってもらって検査するという話になりました。
熱さましの薬を飲ませても熱は下がらず、いつものように祖母に食事をさせに行ったんですが、全然起きる気配もなく、何も出来ずに帰ってくることになり、このままじゃ大きな病院(県内の総合病院)へ行くことになるなぁ。それだとまた1か月以内に転院先を見つけなくちゃ。という話になりました。
しかし!
薬を飲んでも氷嚢で頭を冷やしても熱の下がってなかった祖母なのに、翌日には病院から「やっぱり隣県の病院へ来週に転院させましょう」という話がきました。
いやいや、昨日めっちゃ熱出てたけど…ご飯すら食べられなかったけど…と思いましたが、「じゃぁ家で面倒見るのね」と言われたら大変なので承諾。おばあちゃん、大丈夫かな?と心配しつつ過ごしました。
で、12月に入って転院予定日がきました。
注射のお陰で熱は下がったそうです。飲んで効かないので注射にしたらしい。もう年末で忙しいらしく、病院側も必死でした。とにかく早く出てってくれという感じです(;´∀`)
介護タクシーで寝たまま移動できました。費用は…
転院先の病院はかなり規模が大きく、なんと近場までであれば無料送迎バスを出しているくらいなのです。
なので、お抱えの介護タクシーまであるのですよ!すごい。至れり尽くせりです。
今いる病室まで来て、祖母をストレッチャーに乗せてタクシーまで連れてってくれて、転院先まで運んでくれました。道中、祖母はずーっと熟睡していました。負担もかからなかったようで、よかった~!
そんなこんなで隣県まで移動できました!そして病室まで運んでくれましたよ。
家族は荷物(布団やスプーン、ティッシュや着替え、タオルなど)だけ持って行けばOKでした。タクシーへの同乗もOKでした。
かかった費用は8,400円ほどでした。
新しい病院で少し待つと、説明があるとかで呼び出されて、色々と入院についての話を聞きました。なお、緊急連絡先などについては、前に面談した時に話しています。
今の病状と、今後どうするかなどについて、あと入院中のことですね。毎月何日に入院費の支払いですとか、こういうものを持って来てくださいとか、何かあった時にこういった処置が出来ますが、こういった処置はできませんなどなど。
療養型の病棟なので、基本的に食事介助と体位変換、オムツと導尿の世話、たまにお風呂に入れてくれるなどやってくれるとのことです。今までとあんまり変わりないですね。
処置については呼吸器を使うとか心臓マッサージとか、そういうのはないようで、最期に関しては見守るだけといった感じのようです。
もう91歳ですから、もしも最期の瞬間に立ち会えなくても仕方がないかなと思います。家族が来るまでの時間を稼ぐために、蘇生処置するのは老人には酷かなと思って。。
食事内容が変更になった
病院食についてですが、これからは完全なペースト状の食事に切り替えになりました。
以前は柔らかい豆腐や卵なら形を保っていたんですが、熱を出してから祖母は更に食べ物が飲み込めなくなってしまったので、ミキサー食になりました。
市販の介護食で言えば、区分4にあたります。
口を閉じるのも難しく、唇がブルブル震えてなかなかゴクンと飲み込めない状況です。
たまにむせることもあるので、食事の介助は怖いですね。もうすべて病院に任せた方がいいんでしょうか?でも看護師さんたちは忙しそうなので、見舞いに行く時くらいはつきっきりで食事させてあげられたらなと思うんですが…。
ジュースも、紙パックの栄養がたくさん入ったジュースを飲むんですが、もう吸い上げる力がほとんどないようで、薬を飲ませるのも難しくなってきました。スプーンで水分を口に入れるのはちょっと危険ですし。。
とろみがついていない水分はそろそろ取れないかもしれません。
点滴は相変わらず1日500mlですね。これ以上は入れられないみたいです。針はテープと包帯で固定してますが、よく内出血して位置が変わってます。血管が弱っているようです。
家族が行ってもずっと寝てますし、最近は目も開けられないことが増えました。夕方にたまにパチッと目を開けるそうですが…。
こうなるとなかなか、やってあげられることも少ないものなんですね。以前は好きだったものも、もう食べられないですし。何かやってあげたい場合は、まだまだ元気があるうちにやってあげた方がいいんだなということを学びました。
…と、そんな感じでなんとか療養型病棟へ転院出来たよというお話でした。
この病院は、今後は他の病院へ移ってくれということはなく、3ヶ月を過ぎても大丈夫ということでした。亡くなるまで受け入れていてくれるとのことなのだそうです。大変助かります。
仕事のこともあるし確定申告もあって年明けからかなり忙しくなるので、どうしても私は24時間の住み込み介護には参加できないですし、老老介護になってるので祖母の娘たち(うちの母含め)も満身創痍で倒れる寸前です。今までが長かったので…
たった1軒だけ、受け入れてくれた病院には本当に感謝しています。
今後も時間の都合をつけて、ちゃんと毎週何回かお見舞いに行って食事介助をしてこようと思います。