祖母はもう91歳。今年の夏、恥骨骨折で入院してしまい、寝たきりになっています。
最初の病院では長く置いてもらえず転院となりまして、現在2つ目の病院で入院&リハビリをしています(と言ってもほぼ何もせず寝てますが…)。
で、ですね。1つめの病院ではすでに入院費を支払っているのです。
そこで欲しいのが入院保険金です。これがあると無いとでは大違い。これからもお金がかかりますからね。
なにより今まで支払ってきているのですから…というか、特約に入っているので未だに毎月保険金を支払っているのですから、請求しないわけにはいきません。
委任状がないと代理人が保険金を受け取れない
祖母の名前で加入しているかんぽ生命。なので、祖母が請求できれば話は早いのですが、91歳で寝たきり、孫の顔を見てもよく分からない老人がそんなことできるはずもありません。
そこでかんぽさんに電話をすると、『委任状を書いてもらったら、代理人の方が入院保険金を受け取れます』とのことでした。
つまりこういう感じです↓
・祖母本人に委任状を3枚書かせる
・記入済みの委任状を郵便局へ持って行く(代理人は身分証を持って行く)
さっそく郵便局に行きまして、委任状を貰ってきました。
3枚とも同じことを書くというのに、何で3枚も書かなきゃいけないんだろう?1番上の紙に書いたら下まで文字が映るやつあるじゃないですか。あれはダメなんだろうか。
普通の人なら10分で終わりますが、祖母にはこれを書ききれるかどうかが分かりません…。
どういうことを記入する欄があるか
委任状ですが、まず保険に入っている本人の住所・氏名・生年月日・電話番号などを書きこむ欄があります。
その下に、代理人の住所・氏名・生年月日・電話番号などを書きこむ欄があります。なお、この欄も『保険に入っている人が記入します』。
つまりは代理人となる私の母の名前なども、祖母が全部書かなきゃいけないってことです。
で、そのさらに下に、健康保険証の番号を書く欄がありました。全部でそれくらいです。これを3枚分すべて書ききれたらOKです。
こういう委任状を書いて誰かに代理になってもらわなきゃいけない人が、こんなにあれこれかける訳ないだろって感じですけどね(;´∀`)
だいたい、今のこの世の中、委任状を書かなきゃいけないような立場の人は、痴呆症だったり字が書けなかったり、そういう人が多いのはちょっと考えたらわかると思うんですが。
とはいえ、あまりにも簡単に他人が保険金を受け取れても問題ですもんね。
それは分かるんだけどなぁ~…でも親の代わりに入院保険金を受け取るだけでも、こんなにハードルが高いとは思ってなかったですね。まず、『文字が書けるのか?!』っていう。
やはり祖母にはもう字が書けない、委任状に記入できない
祖母のところへ委任状を持って行き、ペンを持たせて書いてもらおうとしますが…
母「123の…」
祖母「んー?なんて?(耳が遠い)」
母「いーち!」
祖母「いーち…目が見えないわぁ~(震えつつ数字を書く)」
中略
母「ここね、自分の名前書いて。やーまーだー」(仮名です)
祖母「やーまー…やま…」
母「そこじゃないよ!ここに書くのよ」
祖母「んんー?」
母「ちょっ、違、そうじゃなくて:(;゙゚’ω゚’):アワワワ」
祖母「スヤスヤ…」
私「(寝てる…)」
……こんな感じで、とても書けそうにはありません。
そもそも耳が遠いので、保険証の番号などを書いてもらう時に、同室の人に筒抜けです(;´∀`)
とても3枚はかけず、何日かかけて1枚を書き上げたんですが、その後はもう寝てばかりでご飯すら食べないもので、とても委任状を書けるような状態ではなくなってしまいました。
尿も自力で出せず導尿してもらいはじめたし、熱が出たので点滴も打ってもらい、でもほとんど何も食べられないといった状態です。
これは無理だ、委任状を祖母に書かせるのはどう考えても無理だ…orz
そんなこんなで、今度かんぽ生命の方に電話で相談することとなったのでした。
果たして、入院保険金を請求することはできるんだろうか…現在入院中の方の病院の入院費も支払わなきゃだし、どんどん出費がかさみます。何とかこの問題、解決できればいいんですが。。。