祖母が自宅で老衰で亡くなった時どうすればいいか調べてまとめてみた

heartcloud

どうもこんにちは!祖母の家に通って介護を手伝っているchicacoです。

祖母はもう90歳を越えており、ほとんど寝たきりの生活を送っています。そこへ私の母が通って介護をしている訳なんですが、母が免許なしなので私が送り迎えをして、介護も手伝っているという訳なのです。

祖母はほぼ寝たきりとはいえ、トイレは自力でできますし(ベッド横に簡易トイレを置いています)、ご飯も介助なしで自分で食べられます。

しかしここ最近、急に食事量がガクッと落ちてしまいました。

そして、水分補給もあまりしてくれず軽い脱水症状も頻繁に起こすようになり、ご飯を食べたくないと言ってずっと寝ているようになってきています。

祖母は自宅で看取って欲しいとのことなんですが、同居ではないために、祖母一人の時に亡くなってしまう可能性があるのです。

そういった時にどうすればいいのか、すごく不安になったので色々と調べてみましたので、ここにまとめておこうと思います。

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老衰なのに警察に事情聴取される可能性

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「具合が悪くなった時に救急車を呼ぶなどして入院⇒亡くなる」という流れで亡くなった場合、全く問題ありません。

問題があるのは、自宅で亡くなった時です。

救急車を呼んだ場合、明らかになくなっていると判断されると病院へ運んでくれず、そのまま警察が来ることになります。

そしてなんと、介護に関わっていた家族の事情聴取をするのだそうです。指紋を取られ、保険金がいくら入るか聞かれ、アリバイを聞かれ…大変な目に合うのだそうです。

でもやっぱり家族ですから、何かあったらまず救急車を呼んでしまいますよね。

だって、何か蘇生措置をしてくれたら大丈夫なんじゃないかとか、一縷の望みにかけてしまう気持ちがあると思います。何かあったら救急車で運んでもらって医師に診てもらおう、っていう考えも当たり前に持っていますから…。

しかし、救急車を呼んだばかりに警察が介入し、辛い思いをされた方が実際にいらっしゃいます。

色んな方の体験談を読んで、恐ろしくなりましたよ……祖母の願いである「家で最期まで過ごしたい」という想いに答えようと必死で介護をし続けて、体もきついし精神的にもきつい中ずーっと何年も介護してきて、最後には警察に疑われる可能性があるっていうんですから。怖すぎです。

これなら、私は介護は一切手出ししません!って人の方が得しますよね。そんなのっておかしいなぁと思う今日この頃です。

最期が病院か自宅かで大きく違ってくる

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・病院で亡くなる⇒問題なし
・家で介護していたが具合が悪くなり救急車を呼んで病院で亡くなった⇒問題なし
・家で介護していたところ老衰により亡くなり救急車を呼んだ⇒明らかになくなっている場合は警察が来る⇒事情聴取
・家で介護していたところ老衰により亡くなり警察に連絡した⇒事情聴取
・家で介護していたところ老衰により亡くなり往診してくれていた主治医に連絡した⇒問題なし

……という感じになるそうですよ。

問題は、亡くなる「前」に救急車が呼べるかどうかですね。救急車を呼ぶのが亡くなる前であれば、もちろん全く問題ありません。明らかに亡くなっているにもかかわらず救急車を呼ぶと、警察介入となります。

そういった場合、根掘り葉掘り事情を聞かれ、指紋を取られ、近所の人にまで色々と話を聞かれるのだそうです。もちろん家じゅう調べられるとのこと。

必死で介護し続けた先に、こんなことが待ち受けているのかと思うと、気がめいりますね。。。

ただ、往診をしてくれる主治医がいる場合は、警察の介入もなくスムーズに事が運ぶそうです。

明らかになくなっている場合に、救急車や警察ではなく主治医を呼んで来てもらうことで、死亡診断書を書いてくれるのだそうです。そうなると事件性がなくなりますので、警察に根掘り葉掘り聞かれたり、疑われて辛い思いをすることもないとのこと。

つまり…老人が家で最期を迎えたいと主張し、その願いを叶えるべく介護をする場合。

『往診してくれる主治医を確保する』ということが、非常に大切なことになってくるのです。

往診してくれる主治医を確保しよう

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以上のことから分かるように、病院で亡くなるのと自宅で亡くなるのとでは、天と地ほどの差があるのです。

しかし、老衰であればずっと何年も入院している訳にはいきません。何より家族に自宅で看取られたいという願いを持つ方が多いですよね。となると、やはり自宅で亡くなるという可能性がかなり高くなります。

そんな時に、往診に来てくれる主治医がいるのといないのとでは、全く事態が変わってきてしまうのです。

まずは自宅の近くに往診可能な病院はないかを調べましょう。

そして、定期的に往診に来てもらいます。それにより、具合はどうだとか、病気の可能性はないかとか、現状は体の状態はどうなのかとか、色々と知ることが出来ますし、医師もそれを知ってくれますからね。

自宅で老衰で亡くなった時も、往診で来てもらえれば死亡診断書も書いてくれますから、ちゃんとお通夜もお葬式もしてあげられます(警察が介入すると検死となるのでお通夜が出来なかったりします)。

※一応事前に、何かあった時にはすぐ往診に来てもらえるか、死亡診断書は書いてもらえるかなどを主治医に聞いておいた方がいいかと思います※

入院させておくと間違いがないが、老人の入院は難しい

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出来れば、もうそろそろという時期が来たら入院するといいとも言われています。そうなると最期を医者に看取ってもらうことになるので、警察がわざわざ事情を聴く必要もなくなるからです。

ただね、そう言うのは簡単ですけれども、実際問題、何の問題もなくただ体が衰えてきているだけの老人を入院させてくれる病院って、まずないですよね…。

うちの祖母だって、持病の高血圧があるしほとんど寝たきりだし、ここ最近は食事もあまりとれないというのに、それでも「これくらいの年齢(90歳越え)なら当たり前のこと」といって入院なんかさせてもらえません。点滴すらしてもらえなかったくらいですから…OS-1っていう経口補水液と、エネーボっていう経腸栄養剤は処方してもらえましたけど。

なので、今後も祖母の家に通って介護をして、エネーボを飲んでもらって(経腸栄養剤ですが普通に口から飲んでもいいやつなので、祖母には飲んでもらってます)、あとOS-1も飲んでもらってっていう感じですね。

それから、もちろん食事は3回分必ず毎日持って行ってます。いつでも食べられるように…。

最近はおかゆが多いですね。おかゆなら飲むだけでいいから食べやすいようです。おかずはせっかく作って持って行っても、残すことが増えましたね。。

脱水予防のOS-1は味が嫌いなようなので、枕元には小さい魔法瓶をいくつか置いて、お茶・コーヒー・OS-1・白湯などを入れていくつも並べて、どれでも好きな味を飲めるようにしています。冬なので全部あたたかくして中に入れてます。果物も、すぐ食べられるようにして枕元に置いています。

でも、同居じゃないから「何かあった時すぐに救急車を呼ぶ」っていうのがね…なかなかそんなにうまくいくとは限らないんだろうなって感じです。

もっと介護しやすい世の中になってくれたらな

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最期の方はやっぱりずっと24時間付き添っていてあげたいですけど、徐々に食事量が減ってきていて、そしてそんな状況がもう5年以上続いていることもあり、まだ生きていられるはずとも思うし、年も年だから本当に今回こそもう最期が近いかもしれないとも思います。

難しいですね、判断が。

介護って、思っている以上に疲れます。働いている方なら仕事もあり、子育てされてる方なら育児もあり、家事もしなくちゃならないし、同居でない場合は家事だけでも、自宅の分と介護している人の家の分と2倍になってきます。

同居も同居で、24時間気を使わないといけないので大変でしょう。

もっと、介護に関わった人が辛い目に合わなくていい世の中であってくれたら…と思います。だって、体力的にも精神的にも厳しく、人によって仕事すら失う可能性があり、結婚や出産をあきらめる方もいるだろうし、お金だって介護している方が出すことも普通に多いですからね。

せめて疑われる必要がないところで、疑われなくても済めばいいんですが。。。

…と、そんなこんなで色々とまとめてまいりました。

介護って、先々に起こるであろう事案を予測して、対処法を先に考えておかなければいけないことが多いですね。やることが多くて大変ですが、やはり自分の大事な家族ですので、出来うる限り介護を手伝っていこうと思います。

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