電話相談も終え、国民年金基金へ加入するかどうか決断しました

前々回の記事からずーっと、国民年金基金に加入するのか?どうする?!…と思案し続けてきた私。

私が住む県の国民年金基金の組合の人から電話があったので、色々分からないところを相談してみました。

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電話で色々聞いたけどこんな感じでした

私が住む県の国民年金基金の人から電話がかかってきたので、色々聞いてみました。

Q,払ったはいいけど将来支払われないってことありますか?
A,それはないです!積立金だと思って下さい

Q,途中で会社員になったらどうなるんでしょう?
A,それまで支払っていただいた分を、年金受給の年齢になってからお支払いいたします

Q,途中で脱退できないって書いてて怖いです
A,あくまでも、途中で脱退した時に払戻金が出ませんよという意味合いです。支払えない場合は一時的に支払いをストップできますよ

Q,本当に支払えない場合は支払わなくていいんですか?
A,基礎年金と違って義務ではないので、支払えない場合は無理に支払ってもらうことにはなりません

Q,1口目の15年保証って何でしょう?
A,受取人様が亡くなられた際に、身内の方に一時金が出るという保証期間になります

Q,支払いは引き落としのみですか?ネット銀行は使えますか?
A,引き落としのみです。ネット銀行は使えません

その他、お姉さんが言っていたことをまとめてみる

上記の他に、お姉さんが言っていたことについてまとめます。

・とにかく早く加入して欲しい。そうすれば支払額が少なくて済む

・お金が返ってこないということはない。積立金みたいなものなので安心です

・利率1.5%と、とってもいい利率ですよ!こんなにいい利率は他にはないです

・全額控除できるので、所得税や住民税が減らせます!税金を支払っておられるのでしたらぜひ加入を!!

…とにかくグイグイ押してきましたね(;´∀`)

かなり「得ですから!損しませんから!」って感じで、最後には申込書の詳しい書き方まで教わり、そのまま申込書を書きそうになるほどの勢いでした。

現存加入者数と年齢をチェック

しかし、その勢いのすごさに引いてしまった私。

『いい面だけをぐいぐい押してくるというのは、なんだか変な気がする…』と思い、改めて公式サイトをチェックすることにしました。

事業の運営状況などについて、データが公開されてます。

↑こちらは現存加入者数。

平成27年度末で427,026人。……思ってた1/10くらいの人数でビックリ。これだけでやってけるんだろうか?

次は現存加入者の年齢の割合を見ます。

30代が13.1%って…少なっ!20代なんて1.8%だし。

50代が45.9%か…ってことはあと6年~15年で年金受給が始まるんだな。そんな年の人が全体の加入者数のうちの約半数を占めているのか。。。

しかもこの年代の方々、利率が5%とか4%とかの年代だと思う。今の利率は1.5%。

支払った分より受け取る額が多い訳ですが、その分は捻出し続けられるんだろうか?しかも新規加入者はここ2年、2万人ほどとめっちゃ少ない…

積立金の不足が続いていることを発見

↑こちらは年金財政の推移です。こちらも公表されてます。

※見やすいように画像を加工しています(横に長かったので)※

平成27年度で約9000億円の不足金が発生してますね。

これは、最初は5,5%という高利率で始めてしまってるからでしょう。支払った額よりかなり多い額を受給するのです。その分も支払おうと思うと、大変ですよね。どんどん稼ぎを出してかなきゃいけない訳なので。

積み立てた額以上に受け取れるというのは、少子化の時代には合わないと思うんだ。基礎年金もそうだけど。

平成20年がちょうどリーマンショックの年ですね。平成20年の不足金は1兆3,430億円となってます。そこから持ち直してもなお9000億円の不足かぁ…

今後、国民年金基金へ保険料の支払いを終える人も増えるでしょう。年金受給が開始する人も増えます。

でも加入者は減り、若者の人数も減り。これからどんどん、支払う額が増えて、入ってくる額が減っていくはずです。

これまでの運営を見る限り、今以上にうまく運営したとしても、なかなか不足金が減っていかないのではないだろうかと疑ってしまいたくなるのが正直なところですね。。。

だって平成27年度末で現存加入者数が427,026人。そのうち20代が1.8%です。つまりは約7,687人しかいない訳で…

30代は約5万5,940人いますけど、ここに私も入るかどうか、考え物だなぁ。。


50代の方が約19万6,005人いるわけでしょ。この約20万人があと最短6年ほどで年金受給し始めるわけで……うーん、、、その時残ってる加入者の保険料だけでやってけないよね。

世界経済もどんどん良くなる風には見えないし、どんどん積立金不足が加速する気しかしない(;´Д`)

いや、あくまで私個人の考えですけどね。経済に詳しくもない30代女性ですけれども…不景気続きもあって将来が明るく見えないわ。。

最終結論:とりあえず先延ばし

国民年金基金は自営業者の節税にもなりますが、かといって私はまだまだ軌道に乗る前でありまして…青色申告した場合、ヘタしたら所得税が0円になりそうなんですよ。

なので、今年は見送ろうと思います…とりあえずの先延ばしですが、節税にならないなら加入しなくていいかって思って。


だって基礎年金制度すら破綻するのではないかっていう話をよく聞きますし。ていうかどう考えてもこの少子高齢化社会で年金制度を維持するのは無理そうですしね……支払う世代がいないんだもん。

しかも払った分だけでも戻ってくるかどうかすら不明だし。

もちろん、お姉さんが言っていたように絶対に破綻しないってんなら入るんですよ。だって支払った以上に戻ってくるんだし。節税にもなるし。

でも…うーん。。。破綻する可能性が高いんじゃないかって考える人が多いと思うんだ。

せめて破たんしても支払った分だけは戻ってくるとか、そういうのがあったら入るんだけどね。今のところ不明ですからね。

そんなこんなで、資料請求して電話相談してとアレコレ悩みましたが、今回は加入は見送ろうという結果になりました。35歳になったら貰える額が減るので、それまでにまた考えようと思います。

なお、電話に出たお姉さんの言うことが全国の国民年金基金の組合の言い分と同じなのかどうかは分かりません。

あくまでも参考程度ということで、分からないことや確認したいことについては、自分がお住まいの組合の方に連絡してみて下さい。

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