国民年金基金に加入したら実際にいくらもらえるか計算してみた

前の記事の続きです。

ちょっと分かりづらいかと思うので、実際に私が国民年金基金に加入した時に、将来貰える額はいくらになるのか?いつごろになったら元が取れるのか?というところを計算していきたいと思います。

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1口目の終身年金、A型とB型はどう違うのか

↑送ってきてもらった資料です。

見ると分かりますが、女性は男性より保険料が高いです。なぜなら長生きだから!なので長生きしないと損ですね…

で、私は30代前半の女性ですので、実際に私が今すぐ国民年金基金に加入した場合、なおかつ1口目だけに加入した場合の支払額や受取額などを見ていきます。

ちなみに公式サイトのこのページで確認できますよ。

1口目は絶対に『終身年金』です。『死ぬまで貰える』ってことですね。

A型とB型の違いですが…

A型は15年間保証付です。つまりは年金を受け取りはじめる年齢から15年間のあいだに受取人が無くなった場合に、その親族へ一時金が出ます。

B型は出ないです。その分、少しだけ保険料が少ないのです。

違いはこれだけです。

なので、自分が亡くなった時に配偶者や子供・孫に一時金を出してもらいたい場合はA型、一時金を受け取ってもらうような身内がいない方はB型を選ぶといいですね。

ちなみに私はまだ独身なのですが、万が一今後結婚とかなったら…とか、若くして亡くなったら姉に一時金が出るといいな…それで葬式代にしてもらおう。…などと考えて、入るならA型ですかね。あんまり大きく月額も変わらないので。

老後にもらえる額はあらかじめ決まっている

国民年金基金は、何歳で加入するかによって支払金額が変わります。

例えばA型に加入する場合。

29歳1月~30歳0月だったら毎月11,880円を支払います。33歳1月~34歳0月だったら毎月14,160円を支払います。

支払額は違えど、老後にもらえる金額は月額2万円です。

※とはいえピッタリ2万円ではないので、それぞれ資料請求するなどして詳しく調べてくださいね。

なお、35歳を越えると老後にもらえる金額は月額1万5千円になります。入るなら35歳になるまでに入った方が得ですね。

ただ途中で脱退はできないので、気を付けて選びましょう。加入する前にしっかり考えることです。

33歳女性が1口目A型だけ加入した場合

公式サイトのシミュレーションで計算すると分かりやすいです↓

これは33歳の女性が1口目のA型にだけ入った場合です。

支払額は毎月14,160円。これを60歳まで支払い続けると、65歳になれば毎年246,500円が受け取れます。もちろん終身なので亡くなるまでずーっと貰えます。

↑元が取れるのは83歳ごろですね(あくまで私の場合です)。

まぁ節税対策にもなるので、所得税が減ればその分は得したことになりますから、減った所得税分を加味すれば80歳になったら元は取れてる計算です。80くらいなら生きてられそうかな。

33歳女性が1口目A型と2口目確定Ⅰ型に加入した場合

33歳女性が1口目A型と2口目確定Ⅰ型に加入した場合、毎月14,160円と4,330円を足した金額=18,490円の支払いとなります。

2口目については↓の資料が分かりやすいです。

確定年金のⅠ型は、65歳から80歳までの15年間だけ貰えます。それ以降は生きていても貰えません。その分、納める保険料が月4000円ちょっとと安いです。

受取額は月1万円です。これはⅠ型だろうとⅡ型だろうと終身のA型だろうと一緒です。(※1口目の終身A型と2口目の終身A型は受取額が違いますので要注意)

終身は生きている限り一生、月1万円を受け取り続けられるってことです。確定年金Ⅰ~Ⅴ型の5種類は、あらかじめ決められた年齢の間しか受け取れません。ただ、その間受け取りきれば元は取れるようになってます。

そんなに長生きできるか分からんわ…という場合は、少ない掛け金で短期間だけ貰って元を取るっていうのもいいかもですね。


私がもし2口目に入るなら確定のⅢ型かな。

60歳から15年間、毎月1万円受け取れます。75歳までならさすがに生きていると思うので…

私が今すぐ加入した場合の受取額

↑こちらは資料請求した時に送ってくれたものです。

今33歳の私が国民年金基金の1口目A型にだけ入った場合、そして60歳まで払い続けた場合、毎年247,400円、月々でいうと20,616円を受け取れるということです。

月々14,160円の保険料を納めると、65歳以降は月々20,616円かえってくるってことですね。

しかも所得税なども安くなるんですから、入らない手はないな!ということで加入を検討し始めたんですが、一生独身かもしれない私は「いや、メリットだけを見過ぎな気がするぞ」と思い始めました。

次は、国民年金基金を運営している団体が、今までちゃんと運営出来てきているか?将来的に破綻(はたん)しないか?というところを考えたいと思います。

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