ある日のこと。ジャンボタライのふたを開けて、エサをやりつつじっくりとメダカ全員の健康チェックをしていました。
その時です。1匹だけ、やたらと細いヒメダカがいることに気付きました。
そのヒメダカに餌がいくように気を付けて餌やりするんですが、数日経っても回復しないどころか、どんどんやせ細っていきます。
こりゃイカン!と、玄関に水草を育てるために置いてあった発泡スチロール水槽へ避難させることにしました。
痩せ病だけど薬を使わないことに
小さめのボウルですくうと、抵抗もせずスーッとボウルの中に吸い込まれるように入って来たヒメダカさん。水合わせは2時間ほどかけてゆっくり行いました。
ガリガリで、なかなかエサも食べられません。
あんまり写真を撮るのもはばかられるということで、一番痩せていた時の写真はありません。少しご飯が食べられるようになってきた頃がこんな感じ↓
水面に浮いている緑色のものはスピルリナの錠剤を砕いたものです。
痩せ病はどうやら薬浴では治らないようだったので、負担がかからないよう普通の水に入れています。
入っている水量がだいたい24Lほど。浮かべている稚魚用ネットには卵が入ってます。
塩も入れてません。慣れてないので、ヘタなことして何かあったら怖いなと思って…ただ、これだけの水量に1匹だけなので、水質はかなりいいと思います。
最初は餌もなかなか食べられなかったが徐々に回復
↑5月29日の様子。
最初は餌もうまく食べられなかったので、フレーク状のエサを細かくすりつぶして与えました。粉状の方が食べやすいみたい。
そして、もっと消化のいいスピルリナの錠剤を細かく砕いてあげました。
我が家で試したところ、スピルリナだったら1日3回4回あげてもメダカがお腹を壊さないのです。
そのかわり、水質が悪化しやすいので食べ残しが出た場合は気を付けなくちゃいけません。それで水質悪化してミナミヌマエビさんが減ってしまったということもあったので…
スピルリナですが、人間用のサプリメントを使ってます。スピルリナ100%で余計なものが入ってないものです。
もしメダカが食べてくれなかった時は、人間の健康のために飲むことが出来るのがいいところ。
痩せ病になったヒメダカさんは、水面のエサをパクッといく力が弱かったので、粉末状だと食べやすいようでした。根気良く1日6回ほどに分けて、ごくごく少量ずつエサやりをしました。
すると、徐々にエサを食べる力強さも出てきましたよ。
↑6月4日。前より少しだけふっくらしましたが、健康体にはまだ遠いですね。
でもガリガリを脱したので、このまま回復してくれると信じて、エサやりを続けました。ちょくちょく水替えもしました。と言っても週に1回ですけども。残飯を、ピンクラムズホーンが食べてくれたおかげです。
よく逆さまになって水面を歩きつつ、浮いているエサをもぐもぐ食べてました。
徐々に回復、ふっくらしてきたので外のプラ舟へ
↑6月17日のヒメダカさんです。
すでに1ヶ月半ほど、この発泡スチロール水槽にて養生していますが、かなりふっくらして元気も出てきました!
エサも粉末にまでしなくても、口に入るサイズならパクッと食べられるようになりました。
この頃には稚魚用ネット内の稚魚たちがワラワラし始めたので、もうちょっとしたら外のプラ舟に出すことにしました。他のメダカは全員ジャンボタライへ移しておきました。
↑7月11日の様子です。
60Lのプラ舟に一人だけと寂しいですが、元気に泳いでいます(*´▽`*)
泳ぐスピードもかなり速くて、すばしっこいです。痩せ病、治ってよかった~!
私が今回やったことまとめ
・かなり多めの水量に痩せ病のメダカ1匹だけで養生させた(水質が良かった)
・エサは消化がいいスピルリナ100%の錠剤を砕いたもの
・スピルリナは水質悪化を招きやすい(と私は感じてます)のでたまに水替え、新しい水を入れる時は点滴法
・エサの食べ残しはラムズホーンに任せつつ、大まかなものはスポイトで吸い取る
・エサは1日6回ほどに分けて与えた(ごく少量ずつ)
・水温は21度~24度ほどでした
メダカの痩せ病っていうと、なかなか「こうやったら必ず治る」みたいな方法がないじゃないですか。
なので、参考になるかな?と思って今回のことをまとめました。スピルリナは稚魚のエサにもしてるんですが、水質悪化させやすいので本当に気を付けて下さいね!
『ごく少量を、食べ残さないように』あげるのがいいです。
ではでは~