6月のある日。国民年金基金についての案内が届きました。
私は病気をしたこともあって正社員になって働くといったことがなく、そのまま個人事業主となっているのですが、そうなると『国民年金(基礎年金)』に強制的に加入することになります。
会社で入る年金は国民年金にプラスして、厚生年金など2段階・3段階の手厚い保証があるので、老後も年金だけで生活できるような仕組みになっています。
ですが私のように国民年金にしか加入していない場合、老後は月に6万5000円ほどしか返ってこないのです。
『国民年金基金』は私のような自営業者が入れるようになっていて、老後に年金をプラスで受け取ることが出来るのです。
国民年金基金ってそもそも何なの?
基礎年金である『国民年金』には皆さん入ってるかと思うんですが、今年(2017年)の保険料は月々16490円となってます。毎月支払ってる方もいますし、1年分をまとめて支払う人もいます(まとめて払うと2000円ほど安くなるのです)。
これで、老後に帰ってくるお金が現段階ではだいたい6万5000円くらいだったはず。←20歳からずーっと納め続けた人の場合の金額です
ただ、支払った額より多く受け取る老人が今後かなり増えて、少子化が進むので、私が65歳を越えた頃にはもっと下がってるかも。月額6万円を切ってたら泣けますな。
ていうか、ヘタしたら年金受け取り開始が70歳とかになってたりして…orz
それはそれとして、それじゃ『国民年金基金』は何なんだ?ってことなんですが。
老後に月6万5千円とか少ないよ!もっと積み立てておきたいわ!!っていう方向けの年金積立システム的な感じのものなのです。
さっきも言いましたが会社員とか、会社勤めの方は入れないですよ。
あくまでもフリーターとか自営業者とかそういう方向けです。なので、どこかの会社に勤めてらっしゃる方には関係のないお話しなのです。
とりあえず押さえておきたい知識
↑こちらは資料請求をしたら送ってきてくれた、国民年金基金を詳しく説明した資料です。
簡単にまとめると…
・現在(2017年)の利率は1.5%
・途中で脱退はできないが、お金が払えない場合は支払いをストップできる
・支払う金額は自分で決められる(色んなタイプから選べる)
・途中で支払額を変えられる
・途中で会社員になるなどして脱退しても払い戻しはできないが、年金を受け取れる年齢になったら戻ってくる
・国民年金基金として納めた金額は、全額控除できる(所得税や住民税が減る)
・物価スライドなし
…こんな感じです。
↑資料を見ると分かりやすいんですが、国民年金基金に加入する場合はまず最初に『1口目』として『A型』か『B型』に入ります。
もっとたくさん積み立てておいて、将来たくさんもらいたいぜ!って場合は、さらに『2口目』として7つのタイプの保険料を選ぶことができます。
物価スライドなしってどういう意味?
”物価スライドなし”ってどういう意味かというと、物価が上がってもそれに対応して受給額が増えませんよってことです。
1000円で買えていた商品が、例えば35年後には3000円出さないと買えなくなっている場合。
年金はそれに対応して支給額が増えますが、国民年金基金は支給額固定で増えません。
なので例えば今加入すれば毎月1万4000円の支払いで、65歳以降は月2万円かえって来るという場合。自分が65歳になった時にどんなに物価が上がってようが、月2万円しか返ってこないってことです。
ただ、よほどのインフレ(物価が上がること)にならない限りはあんまり問題ないかなぁという感じですかね…
うーん、ちょっとこれだけじゃ分かりづらいですかね…実際の加入例とかそういうので説明しようと思うんですが、記事が長くなりすぎたので次の記事で説明することにします。 ⇒次の記事はこちら