私の母は30代で突発性難聴になり、左耳が聞こえていません。
重度ですので、音はほぼ何も聞こえておらず、残った右耳の聴力だけを頼りに生活しています。
そんな母は現在60代なのですが、残った右耳まで感音性難聴(かんおんせいなんちょう)になってしまいました。
そこで私は、突発性難聴と感音性難聴について詳しく調べることにしました。
突発性難聴とは何か、母の体験談など
突発性難聴は、感音性難聴の中でも突如として発症するもののことをいいます。
突発性難聴とは突発的におきる原因不明の急性感音難聴である。
発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である(たとえば「朝、起きたら」とか、「図書館に行く前はなんともなかったのに、図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」とかである)
出典:wikipedia
母に聞いてみると、朝起きてしばらくした時に、一瞬にして音が聞こえなくなり、それと同時に大きな耳鳴りが始まったということでした。
音は全く聞こえないのに、耳鳴りだけが今も続いているのだそうです。耳鳴りなどの後遺症が残ることも多いようですね。
発症した瞬間のことはよく覚えているとのことで、母の場合はめまいはなかったそうです。
原因は不明で、ステロイドか効くことからウイルスではないかと疑われているそうですが、詳しいことは分かっていません。ストレスが原因ではないか、という話もよく聞きます。
母の場合はかなり強いストレスがあったとのことなので、ストレスが関係しているのではないかなと言っていました。
必ず治るという訳ではないですが、治療法はあります。
安静にして、ステロイド(副腎皮質ホルモン)という薬を使って治療をします。ただし完治するのは3分の1ほどなんだそうです。
発症すれば必ず気づくでしょうから、気付いてからできるだけ早く耳鼻科に行くようにします。治療開始が早いほど、治りも良いそうです。
完治しなくても、治療をすることで発症時より聞こえが良くなることも多いようです。
難聴の種類。伝音性と感音性
難聴には『感音性難聴』と『伝音性難聴』があります。
電音性は、鼓膜が破れたり中耳炎になったりして聞こえなくなるもののことです。感音性は、突発性や老人性、騒音性などがあります。
耳の外側が「外耳(がいじ)」と呼ばれます。耳の穴の入り口から、鼓膜までをいいます。
鼓膜の中から内耳までの間を「中耳(ちゅうじ)」といいます。外耳と中耳に問題がある場合は、伝音性難聴と言います。
「内耳(ないじ)」はカタツムリみたいな渦巻き状の器官のあたりをいいます。
内耳や、そのさらに内側にある聴神経などに問題がある場合は、感音性難聴と言い、次のような特徴的な症状があります。
・言葉の聞き違いが多い
・言葉を言葉としてとらえにくい
今回の難聴の症状と治療法、薬など
現在、地元で一番大きな病院にかかっているのですが、最初の検査では中程度の感音性難聴であることが分かりました。(聴力検査をすれば伝音性か感音性か分かります)
貰った紙には「急性感音難聴」とあるのですが、これは突発性という意味なんですかね…両耳がなる場合もあるんでしょうか。突発は片耳しかならないという話を聞いたような気がするんですが、実際なってしまってますしね。
でもまだ聴力は残っていますので、なんとか最低でもこれ以下にならないようにしてほしいです…。
症状としては、テレビの音が聞き取れないようです。音がするのは分かるけど、なんと言っているのかが分からないとのことです。
私と会話をする時も、だいたいなんと言っているのかを予測して聞き取ろうとしているようで、会話が成立しづらかったりもします。ただ、大きな声を出せばちゃんと聞こえているようです。
治療はステロイドを使うとのことなのですが、強い薬で副作用もあるらしく、先にもっと詳しい検査をすることになりました。ABRとASSRというやつです。
音が脳に届いているかどうかを調べられるそうで、それぞれ1時間くらいかかったそうです。
その結果が出次第、ステロイド治療をするかしないかを決めるとお医者さんに言われました。
検査結果が出るまでに処方してもらった薬は以下の通りです。
ビタミンB12のことらしいんですが、耳鳴りや難聴、その他の症状で神経障害が疑われる場合に処方されるそうです。とりあえずこれを飲みつつ検査結果を待ち、ステロイド治療をするかどうか決めます。
現在はまだ結果待ちです。
今後の予定
ステロイド治療をする場合、入院治療になるみたいです。(飲み薬を処方することもあるそうです)
母は「両耳が聞こえなくなるのではないか」とかなり不安になっています。
今のままだと大きな声で話さなかったら伝わらないですし、何とか聴力が戻って欲しいと願うばかりです。何かできることがあったらいいんですが…
民間療法でも何でもいいので、私にも出来ることはないか、探してみようと思います。