母の突発性難聴のステロイド点滴治療が開始。気を付ける点など

30代で突発性難聴になり、左耳の聴力をほぼ失った母ですが、60代に入って右耳まで突発性難聴を発症しました。

今までの経過はこちら(その1)こちら(その2)にまとめています。

予定より1日早く、ステロイド治療を始めてもらうことが出来ました。発症した日を0日目として、4日目からの治療となりました。

0日目・発症
1日目・聴力検査、血液検査、尿検査など
2日目・ABRとMRIを受ける。ASSR失敗
3日目・ASSR2時間かけて成功。
4日目・検査結果を聞きに行く。ステロイドの点滴開始、1時間。血液検査と尿検査と聴力検査
5日目~・ステロイドの点滴治療に毎日通う。9日間で終わる予定
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ステロイドの点滴治療で少し改善の兆し

診察では、中等度の急性感音難聴とのことでした。

すぐにメチコバールが処方されて、発症4日目からステロイド治療を受け始めることが出来ました。そのお陰なのか、早くも改善の兆しが出てきています!

3度目くらいの聴力検査で、「中等度」だった難聴が「軽度」になっていました!!

まだステロイドの点滴を始めて3日目です。こんなに早く効果が出るなんて…突発性難聴は発症から治療までの時間が短いほど治る確率が高まるとよく聞きますが、本当なんですね。

最初から、県内で一番大きな総合病院にかかったのが良かったと思います。

血液検査や尿検査、MRIなども受けられたのは大きな病院だったからこそです。検査結果が出るのも早いですし、普通の耳鼻科ではABRやASSRなどの詳しい検査は受けられませんでした。

もし最初に個人病院など小さい病院にかかっていたら、紹介状を書いて貰って転院という形で総合病院にかかることになり、そこから検査という流れになったことでしょう。治療の開始がかなり遅れていたと思います。

皆さんも、おかしいなと思ったらまず大きな病院へ急いで行かれることをオススメします。

もし何もなかったら、それで済む話です。突発性難聴は本当に怖いです。急いで検査を受けて、出来るだけ早く治療を始めるべきです。

病院では、3週間が経過するともう改善はしないと言われました。それで点滴治療も急いで1日繰り上げてやってくれました。

治療期間中に気を付けること・食事に気を付けていること

ステロイドは効果がしっかりあるだけあって、副作用も大きいです。

母もすでに不眠の症状が出ています。胃はあらかじめ処方された薬と、あと柔らかいご飯ばかり作っているため問題は出てません。

ここのところは毎日、煮物・鍋料理です。野菜も多めで栄養を考えて作っています。

食事は塩分・油分控えめに、消化のいいものを。ビタミンも大事なので野菜もたっぷり取りたいですね。

肉の赤身や魚・野菜・キノコ・豆類などバランスよく採れるといいです。ステロイドは脂肪の合成を促進するので、肉の脂身、揚げ物料理などは減らすか避けるかします。

お菓子の油分や糖分もできるだけ控えた方がいいです。

飲酒やタバコは禁止です。

ステロイド治療中は血糖値が下がりにくくなるので、まず野菜を食べてからご飯などの主食を食べた方がいいです。空腹のところに急にお菓子など甘いものを食べると、血糖値が急に上がるので注意です。

血流が悪くならないように、肩が凝るようなこと(スマホばかり触る、ずっと座って動かないなど)は避けるようにしましょう。

ステロイド治療中は免疫力が下がりますので、安静に過ごすことが大事です。

母には、通院以外では外に出ないようにしてもらっています。現在、私が住む地域でもインフルエンザが猛威を振るっているので…。

ご家族からうつることにも気を付けてください。私も買い物と母を病院へ連れていく時と、仕事以外では外に出ていません。

不眠になるとよく休めなくなっちゃいますから、出来るだけ体を横にするなど安静にしましょう。軽い運動なら大丈夫とのことですが、疲れない程度にしましょう。

家事はできるだけ家族がやってあげて下さい。もちろん我が家でも私がやっています。

急いで病院へ行くことの大切さ。聴力を失うということ

今回の聴力検査で、もともと聞こえていなかった左耳も検査しましたが、ほぼ何も聞こえていないとの診断でした。ABRやASSRの結果ももちろん同じです。

原因は突発性難聴で、ストレスが原因だと母は言っています。

病院へ行くのを後回しにしてしまったのと、かかったのが耳鼻科だけの病院で、ステロイドを飲むとか点滴するという治療がなかったそうです。今から30年ほど前なので、まだそんな治療法がなかったのか、それともその病院ではやっていなかったのか分かりませんが…。

でも病院へ行ったのが発症から1か月ほど後とかなり遅れていたので、それが致命的だったようです。

片耳が聞こえないと、思っているより日常生活が不便です。

必ず人の右側に立つとか、左側に立つなどしないといけません。聴こえない方の耳に話しかけられても分からないからです。

人と話している時に、他の人に呼びかけられた時は、まず気付きません。

あまり色んな人に難聴だと言う訳にもいきませんから、家族くらいしか母の耳のことは知りません。知らない人は、たまに「聞こえているのに無視している」と言ってくることもありました。

後遺症の激しい耳鳴りもずっと残っています。

どうか、朝起きたら急に聴こえなくなっているとか、耳が詰まって聴こえづらいとか、急に一瞬にして聞こえにくくなったとか、そういう時は急いで大きな病院にかけ込んでください。

後悔しないように行動してほしいです。

点滴治療中に処方された薬の種類

検査中はメチコバールだけ処方されてましたが、ステロイドの点滴治療が始まったのと同時に、薬も増えました。

今出ている薬の種類と効果は以下の通りです。

・アデホスコーワ顆粒10% 毎食後
(めまいに使う。消化管運動を活発にするなど)

・メチコバール錠500μg 毎食後
(末しょう神経障害の症状を改善)

・カリジノゲナーゼ錠25単位「トーワ」毎食後
(血流の流れを改善する)

・プロテカジンOD錠10 夕食後
(胃酸の分泌を抑える)

ステロイドの副作用で胃が痛くなることが多いらしく、それを抑える薬が出ています。

メチコバールはずっと出てます。あと血流改善のカリジノゲナーゼ錠が追加で出ました。血流の改善が大事みたいですね。

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