前に書いた記事の続きです。
91歳の祖母は、郵便局の『かんぽ生命保険』に入っていました。
生命保険としては全額支払い済みで、特約については未だに毎月1万円ほど年金から支払っています。
特約に入っていたお陰で、入院保険金が下りるということで、恥骨骨折して入院している祖母の代わりに、実娘である母が入院保険金を請求することになりました。
前回の記事では、『祖母が委任状を書く(書類3枚分)⇒提出すれば母が代理請求できる』という流れだったんですが、もう文字も書けなくなった祖母には、委任状を書き上げることが出来ませんでした。
そこで、かんぽさんに相談することになったのです。
かんぽさんが入院先まで来てくれることになった
さっそく郵便局へ行って話を聞いてきました。
・祖母は委任状を書ける状態ではない
・一部は書けたがこれ以上書けそうにない
・したがって委任状が用意できないが、どうすればいいか
これについての返答ですが、委任状が書けないからと言って、入院保険金を請求できない訳ではないということでした。た、助かった…これで請求できないなら、入ってる意味ないですしね。
郵便局のかんぽに関わる方が、後日、母が祖母の見舞いに行く日にちに合わせて病院まで来てくれるということになりました。
こちらが見舞いに行く日と時間を伝え、後日電話で「では●月×日に」ということで日にちが決定しました。
委任状が書けなくても代理請求が出来た!
●月×日、かんぽさんが来る予定時間より早く病院へ到着です。
昼食が始まる時間だったので、祖母を起こしてご飯を食べさせる用意をします。そうこうしているうちに、かんぽさんが来てくれました。
祖母と話をしようとするのですが、祖母はめちゃくちゃ耳が遠いうえに、補聴器は気持ち悪いと言って捨ててしまったので、ほぼ会話が不可能です(ちなみに補聴器は20万円しました…orz)。
何度か会話を試みますが、祖母は「なんだこいつ」という顔で、郵便局の人を見つめるばかり。
とりあえず、母が自分の子供であるってことだけはちゃんと返事できてました。「当たり前やん」みたいな不思議そうな顔をしてましたけど(;´∀`)
かんぽさん、次は母に話を振ります。
具体的には『祖母はどこが悪くて入院しているか』『骨折した時の状況(どうやってこけたのか)はどうだったか詳しく』『病院からもらった請求書を見せてください』というような内容でした。
特に、どうやってケガをしたのかを聞きたがっている様子でした。
ケガもなく入院なんかさせてくれないですけど、怪我のフリして入院費を取ろうとしていないかどうかを確かめたいってことなんだろうか?レントゲン写真も病院の方にあるはずなんだけど。それとも虐待でも疑われてるとか?(むしろ下僕並みに言うこと聞いてますが…)
まぁ、そんなこんなで母から話を聞いたのちに、『では後日、改めて以前の入院先の病院に電話確認をしますので』ということでした。
もちろん、そこのところはしっかりやっていただいて、全然かまいませんよ!なんせ本当に骨折れてますし、しっかり調べてもらえたら詐欺も減りますからね。良いことです。
(※今回請求するのは、前に2週間ほど入院してた病院の入院費のみ。現在入院している病院については、退院後に請求する予定)
請求書の提出と同時に保証人変更も完了
…ということで、委任状を書かずして入院保険金の請求が出来ました。
書類は実子である母が書きました。祖母の代わりに入院保険金を請求する書類と、あとは、生命保険金の受取人の変更もしました。書類、いっぱい書かないといけなかったですけど、同時に終わらせられたので良かった。
祖母の実子のうち1人が、祖母の預貯金を全部取っちゃったんですよ。
その人が生命保険の受取人になっていたので、受取人を母に変更しました。また使いこまれたら困るので…お葬式代もいりますし、いつかお寺さんに永年供養をお願いする時にも必要ですし。
そんなこんなありまして、無事に、委任状なしで何とか代理人による入院保険金請求が出来ました。良かったぁ~
一時はどうなることかと思いましたよ。おばあちゃん、頑張っても文字がもう書けないんだもの。そりゃご飯すらほぼ食べられてないんだから、無理な話ですよね。
でもなんとかなって良かったです。わざわざ来てくれたかんぽさん、ありがとうございましたm(__)m
保険金は、数週間のうちに祖母の口座に振り込まれるそうです。
…ということで、同じことで悩んでいるそこのあなた!
かんぽさんに相談したら何とかしてくれますよ!!時間を作るのも大変だとは思いますが、何とか相談してみましょう。
入院してその後施設に入るとなると、お金がどれだけあっても飛ぶように消えていきますからね。入院保険に入っているなら、ちゃんと請求しなきゃ。
やることも多いですが、いい施設に入れてあげるためにも、今回なんとか請求できて良かったです。