ホテイアオイ(ホテイ草)の育て方、花の咲かせ方、増やし方まとめ

ホテイアオイ

ホテイアオイという浮草を育てておりまして、どんどん数が増えてきているし、花も咲かせているので、育て方をまとめようと思います。

ホテイアオイというのは浮草で、水に浮かべて育てます。

「ホテイソウ」「ホテイ草」と書いて売られていることもあります。

夏場はホームセンターの苗売り場でよく見かけます。我が家の近所のホームセンターでは、毎年だいたい梅雨明けくらいから販売開始しています。

インターネットでは年中ずっと販売しています。

通販では、メダカや金魚を売っているお店で一緒に水草として売られていますね。

ちなみに、私はアクアリウム界で有名なcharm(チャーム)というお店で買いました。ちょくちょく値段チェックしてますが、季節によってかなり変動してます。夏場は安いです。

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ホテイソウの育て方。どんどん増える環境とは

ホテイアオイとビオトープ

↑4月末に通販で購入した3株のホテイアオイが、7月末には11株に増えました。

ホテイアオイの他の浮草との違いや、特徴は以下の通りです。

・その他の浮草に比べてかなり強い光を必要とする
・そこそこ水に栄養がある方が増えやすい
・ただの水だとなかなか大きくならない
・しっかり光が当たってないと花が咲きにくい

浮草は、水中で育つ水草に比べると、光量を必要とします。

そんな浮草の中でもホテイアオイは特に強い光量を必要とします。ですので、室内でライトを使って育てるのは難しいです。

室内で育てたい場合でも、窓際に置いて直射日光を当てた方がいいです。

基本的には冬越し出来ません。寒いと枯れます。

基本的には室内の水槽に浮かべてライトで育てるものではなく、屋外で直射日光を当てて育てるものです。

暖かい地方でうまいこと管理できれば冬越し可能なようですが、暖かくなってから購入した方が楽かなと思います。私は関西地方在住なので、今年の冬に冬越しに挑戦する予定です。

……ということで、『日光がよく当たる場所で、栄養が多い水で育てるとどんどん増えて花を咲かせる』ことができます。

真夏でも直射日光を当てて下さい。

メダカなどと一緒に育てている場合は、朝だけ日光が当たるだけでも大丈夫です。

おすすめの育て方と株が増えた時の手入れ

ホテイアオイとメダカ

我が家では、大きな角型タライにメダカを飼っています。そこにホテイアオイを入れています。

そうすると、『メダカに餌をやる→メダカがフンをする→それを栄養にしてホテイアオイがスクスク育つ』という風に良い循環ができます。

肥料を一切やらなくても、どんどんとホテイアオイが増えていきますよ。

メダカがいる場合は、水温があまりに上がり過ぎると茹ってしまうので、朝だけ日光が当たる場所へ置いてあげて下さい。

ホテイアオイのランナー

株が増えた時は、最初の株と新しい株は茎で繋がれています。この茎をランナーと呼びます。

イチゴなどと同じ増え方になります。

自然に切れないので、片方だけ移動させたい場合は茎を折って下さい。指で抑えれば簡単にバキッと折れます。茎のどこで折れても問題ありません。

生き物を飼いたくない場合は、カルキを抜いた水道水に液肥を入れて育ててください。ただ、ボウフラが沸きますので、定期的に水を全部入れ替えるなどして下さい。

液肥は入れすぎると巨大化するので、量はほんの少しから試してみて下さい。

根っこの処理。切って短くしていいの?

ホテイ草の根っこ]

↑写真はまだ短いホテイアオイの根っこです。

育てているうちに、どんどん伸びて、ワッサワサになっていきます。我が家では30cmくらいの長さになりました。


根っこはそのままで育てているのもありますが、短く切ったものもあります。

根っこを短く切ってしまっても問題ありませんでした。その後も元気に育っています。

ただ、花が付かなくなったので、もしかしたら花を咲かせたい場合は根っこを短くしない方がいいかもしれないです。

根っこの切り方ですが、ハサミはいりません。指で簡単にちぎれました。

最低でも15cmくらいの長さは必要かなと思います。根っこで栄養を吸い取ってくれてるので、あんまり短くすると水中の栄養をたくさん吸えなくなりますから。

我が家のビオトープでは、ホテイアオイの根っこを短くしてから少し水質が悪化したので、富栄養にならないようにするなら根っこを伸ばし放題にした方がいいかと思います。

ホテイアオイに花が咲いた!写真で紹介

ホテイアオイの花

花が咲きましたー!!

株の中心部からまっすぐに蕾が伸びてきたと思ったら、その翌日には咲いていました。

紫色で、サイズも大きいです。可愛い色をしてます。1日で枯れましたので、あんまり長持ちはしないようです。

ホテイアオイの花

アップの写真。

可愛い~!

我が家では、トンボ除けとしてワイヤーネットに風よけネットをつけてフタにしてますので、このままじゃネットに蕾が突き刺さっちゃう…!と思って、急いで発泡スチロール箱に移し替えました。

けっこう高さがあるので、猫除けなどでフタをして育てている場合は、花が咲く時だけでもバケツなど他の容器に移し替えてあげて下さい。

花を咲かせるための条件

我が家では5回ほど花が咲いているのですが、咲く子と咲かない子の違いを考えてみました。

~咲いた~
・朝~昼の4時間ほど直射日光が当たる(虫除けネットはかぶせてるのとかぶせてないのがあるがどちらも咲いた)
・メダカと一緒に入れてる(栄養が多い)

~咲かない~
・メダカと一緒に入れてるが、直射日光を当てていない(サンシェードで水温上昇を抑えている)
・根っこを短く切った
・メダカの稚魚が2匹しか入ってない容器に入れている(直射日光は朝4時間ほど当たっている)

まず、メダカと一緒に育てていて、栄養たっぷりの水で育てていても、サンシェードで直射日光を遮ってる場合は花が咲いていません。

サンシェードは70%くらい日光を遮るやつです。水温上昇が酷かったので、日除けしています。

日除けしてない軒下のミニビオトープでは、花を咲かせています。

朝の10時くらいから昼14時くらいまで直射日光が当たっています。これくらいなら水温も28度までしか上がらないので、メダカも問題ありません。

ただ、同じ条件でメダカの稚魚が2匹しか入っておらず、餌やりをしていないミニビオトープの場合は、花が咲きません。株も小さいまま増えていません。

栄養が足りないのでしょう。根っこもあまり伸びてません。メダカの稚魚は自然に湧いた微生物を食べてるようです。

バケツに入れたホテイアオイも、ミナミヌマエビしかおらずエサやりをしてないからなのか、花が咲きません。

…ということで、私なりにホテイアオイの花が咲く条件をまとめてみました。

~咲く~
・根っこがぐんぐん伸びて、株が増えるくらいの栄養が必要
・直射日光を当てること(真夏でも最低4時間ほどは当てる)

~咲かない~
・株が増えない(栄養が足りない)
・葉っぱが上に長く伸びる(徒長。日光が足りていない)

私の経験からすると、株が増えてくるくらいの環境でしたら、花は必ず咲きます!

ですので、まずは株を増やすことを目指してみて下さい。

株をどんどん増やす方法

ビオトープのホテイアオイ

ホテイアオイの株を増やすには、やはり栄養と直射日光が重要なようです。

我が家では、栄養はメダカのフンだけでまかなっています。メダカと一緒に育てるのがオススメです。

昼間に直射日光がガンガン当たってるとめちゃくちゃ早く増殖しますが、水温が30度を軽く超えてくるので、メダカを飼っている我が家ではそれはやっていません。

バケツなどでは育つと言えば育ちますが、株が増えるスペースがないので、出来れば角型タライなんかの購入がオススメです。36Lくらいの大きさがあれば十分です。

メダカ以外の生物がいい場合は…金魚なら1匹で十分だと思います。フンも多いし。根っこを食べられるかもですが。

ミナミヌマエビは戦力外ですね。

レッドラムズホーンが20匹ほどいて、餌やりをするならば栄養も足りるかなと思います。でもラムズをコケだけで飼ってる場合は花が咲いておりませんので、エサやりが重要かと思います。

まとめ

ホテイアオイの花

ホテイアオイをどんどん増やして花を咲かせるには……

・直射日光を1日最低4時間当てる
(それ以上でもいいが、一緒に生き物を飼っている場合は水温の上がり過ぎに注意)

・真夏の一番日光が強い時期以外は、1日4時間では日照時間が足りない可能性あり。半日ほど当てよう

・一緒に生き物を飼っている場合は、毎日餌やりをすること
(水質悪化に注意して水替えを行うこと)

・株が増えない場合は、栄養が足りていない

・伸びた根っこは切らない

・花が咲くのは真夏なので、それ以外の季節では咲かないです

・1日で花が枯れるのは仕様です。1日しか咲きません

……という感じですね。

ちなみに、我が家で最初に花が咲いたのが7月12日です。

かなりの強い日光を必要とする植物なので、花が咲かない場合はホテイアオイを置いてある場所を変えて日光がよく当たるようにするか、もっと栄養をあげるかしてみてください。

あまりに餌をあげすぎると水質悪化してメダカが死にますので、加減してください。

メダカが元気に育つ程度のエサで十分に花が咲きます。

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