↑去年2017年の2月に枝だけの状態の苗を買ったボイセンベリー。ボイソンベリーとも呼ぶらしいですけれども。
今年2018年、立派に育ってくれたんですよ!!
せっかくなので、去年に苗を通販で買ってから、今年たくさん実が付くまでの記録と、育て方をまとめたいと思います。
ちなみにボイセンベリーというのはブラックベリーと似た種類のベリーでして、見た目もかなりそっくりで見分けがつかないくらいです。
ラズベリーとブラックベリーの交配で誕生した品種なんだそうですよ。
1苗で結実しますので、1苗だけ買えばOKです。
アントシアニンを豊富に含むため、抗酸化力がブルーベリーと比べ物にならないくらい高いんだとか。パソコンやってテレビを見てスマホをやってタブレットでゲームをやっているという私にはピッタリな果物です。
エラグ酸という成分に至ってはブルーベリーの300倍もあるそうで、シミやソバカスの原因「チロシナーゼ」の活性化を抑えるんだって。
ボイセンベリーを植える鉢の大きさと育つサイクル
我が家では、家に放置されていた巨大な丸い鉢を使って栽培しています。
だいたい21号鉢くらいの大きさの鉢を使いましたが、育て始めて2年目になり、「これくらいの大きさは必要だったんだなぁ」と感じました。
ボイセンベリーは、下記のようなサイクルで育ちます↓
↓
・枝が伸びて結実。シュートも伸びるがまだ実は付かない
↓
・冬が来て葉が赤くなり落葉して冬越し
↓
・暖かくなって去年のシュートから枝が伸びて結実。
↓
・新しいシュートが出て長く伸びる
↓
・翌年の春、去年のシュートから伸びた枝に結実
↓
繰り返し
(新しく出たシュートに翌年になってから結実する、古くなって実の付かなくなった枝は枯れる)
苗を買って植え付けたとして、枝をフェンスだったりラティス、支柱などに固定しますよね。
固定した状態で冬越しするんですが、その状態で鉢の大きさだけを変えるって、難しいです。なので、最初から大きい鉢へ植え替えた方がいいと思います。
最低でも30Lくらいの土が入った方がいいかなと。
今はプラスチック製で安いけど容量の大きいプランターが出てるので、探してみて下さい。
ボイセンベリーの苗から冬までの記録。シュートの写真も
私が苗を買った時は2017年の2月で、葉もなく枝しかない状態でした。(冬場は枝だけになります)
4号ポットに入れられて届きました。
それをそのまま大きな鉢へ植え付けまして、春を待ちました。
↑2017年5月の様子です。
根元からシュートが出て育ってきています。これは来年になると結実するので大事に育てます。
↑6月中旬には実がなりました。
ちなみにシュートって何なのかというと……
↑この、根元から出てる赤い芽がシュートです。
春からシュートが出ることもあるし、冬の間にシュートの小さな芽が出てそのまま冬越し、春になって急成長という場合もあります。どちらにせよ春までには出てきます。
すでに結実した枝は、枯れます。
虫の付きやすさについて
実を食べるために育てる方がほとんどだと思いますが、実を食べたいので殺虫剤は使いたくない方が多いでしょう。
しかしですね、大丈夫です!
ボイセンベリー、虫に強いです。
まず、今年はハダニが大量発生しましたが、なぜかボイセンベリーにはつきませんでした。
シャクトリムシとか青虫が付いた時期もありましたが、それ以上にどんどんと枝を伸ばして葉をつけるので、いくら葉を食べられても問題なく育ちました。
ただ、新芽の状態で青虫に食われるとさすがに太刀打ちできないので、新芽が小さいうちは虫を取った方がいいです。
私は割り箸で取ってから踏みつぶして駆虫してます。
ボイセンベリーの冬~春までの成長記録
2017年2月から6月の結実までの記録はさきほどまとめたので、2017年の冬からの記録を続いてまとめていきます。
↑2017年12月下旬、葉も赤くなってポロポロ落ちてきました。根元からはシュートの赤い小さな芽が出ていますが、寒いので育ちはしません。
このままの状態で、春を待ちます。
↑4月14日。
シュートもかなり育ってきて、葉っぱがどんどん出てきました。
去年のうちに長く伸びたシュートからは、どんどん枝が伸びてきています。こちらのシュートに今年実がなります。
枝が長くなったので、フェンスに固定します。枝が傷つかないよう、ソフトワイヤーを使うといいですよ。
↑4月30日。
去年伸びたシュートは根元から2m以上あったんですが、うっかり水切れさせてしまって途中で枯れました←
枝はかなり長く伸びます。広い場所でやった方がいいです。
もしくはオベリスク仕立てにして上に伸ばすかですね。この場合はコンパクトに収まります。ツルバラ用ので構いません。
開花から結実までの記録
↑これも4月30日。
今年は暑くなるのが早かったからか、去年より早く蕾を付け始めました。
↑6月12日。
たわわに実がなっています。
開花から結実まで1カ月はかかりますので、長い目で待ちましょう。なお、我が家では受粉はハチまかせです。ハチがいない場合は柔らかい筆を使って受粉させましょう。
実が赤いうちは、まだ食べられません。
黒に近いくらいの濃い色になって、実を触るとぽろっと取れるくらいに完熟させると、甘くってそのまま食べても美味しいです。
実が黒っぽい濃い色になって2日か3日後の、ヘタが茶色くなった頃くらいがちょうどいい食べごろです。
↑6月14日。
たくさん実が収穫できました!まだまだ実っているので、完熟したらまた収穫して食べます。
種が大きいので、噛まないで舌でつぶして飲み込んでますが、美味しいです。
なお、摘果の必要はありません。
ボイセンベリーの鉢の近くに土があると、伸びた枝から根っこが出て新しい株ができます。イチゴと同じような感じで株が増えます。
我が家でも近くに土を入れて放置していたプランター2つに、勝手に新しい株が出来ていました(笑) あとフェンスの下に零れ落ちた少量の土からも生え始めまして、どんどん増えています(;・∀・)
あちこちに枝を伸ばして株を増やすので、増えすぎに気を付けてください。
実は鳥に食べられないのか問題
こういう果実って、鳥や虫にやられないのかな?と心配があったんですが、育ててみると、虫にも鳥にも食べられないです。
鳥は、我が家の場合はカラス、トンビ、ハト、スズメがよく庭やベランダにいますが、誰も食べに来ないですね。
虫も実にはつかないんですよね、不思議なんですけど。
ただ、完熟した時に1度、実の中に虫が入ってたことがあるので、一度割ってみて中を確認してから食べるようにしています。
そんな感じで、苗を買って大きめのプランターに植え付ければ、そのまま放置でここまで育ってくれました。大変育てやすい品種だと思います。
肥料の代わりに、メダカの底砂に使った赤玉土を去年の末ごろに与えました。
ブルーベリー用の肥料が売っているので、同じベリー系ということでブルーベリー用の肥料をあげるといいんじゃないかと思います。