猫除けハーブで有名なタンジーの育て方・手入れ方法まとめ

野良猫の糞尿被害で困り果てて、猫除け剤・フラッシュセンサー・超音波の出る機械など色々庭に置いている我が家。

猫除け対策として、『タンジー』という名前のハーブも庭に植えています。

タンジーの苗を買ってから、もう3年目か4年目くらいになるのですが、うまく根付いてくれた3本が未だに元気にスクスク育ってくれています。

実際に育てて分かったことがたくさんあるので、育て方とともに色々とまとめていきたいと思います。

なお、種から育てることにも挑戦しているのですが、全然芽が出ませんorz

ですので、苗を買って苗から育てることをオススメします。種からじゃまず育たないです(;´∀`)



タンジーを植えるのに適している土

タンジーの苗は全部で6つ買ったんですが、うまく根付いたのが4つ、そのうち真夏の暑さで枯れたのが1つです。

現在3株が生き残っています。

まず、タンジーを植えるのに適した土ですが、庭に植える場合はそのまま植えこんでも問題ないです。あんまり栄養の無い土でも適応しています。

とはいえ、全然栄養がないとさすがに成長も悪いので、土に混ぜ込む元肥を混ぜてから植え付けるか、市販の培養土を混ぜ込んでから植え付けるといいです。ちなみに私はそのまま植えました。

植え付けは私は11月に行いました。季節外れの長雨で2つの苗が枯れてしまったので、梅雨など雨の続く時期は避けて植えつけた方がいいと思います。

プランターに植えつける場合は、かなり大きく育つので1プランターに1苗にしておいた方がいいです。

花が咲く時は地面から130cmほどの高さまで成長しますし、横にも少しボリュームが出ますので、大きめの野菜用プランターに1苗がいいです。

できれば土の容量が20リットルほどあるものを選びましょう。今後何年も育てていきますので…。

植え付けに適した場所。真夏は大丈夫?

↑真夏の朝から晩までの直射日光&水やり忘れで枯れかけたタンジー。この後水やりで復活しました。

…ということで、植え付け場所は真夏に日光がかなり当たる場所でも大丈夫です。

ただ、水やりを忘れて1つ枯らしました。夏場に日当たりのいい場所に植える場合は、夕方日が沈んでからたっぷり水やりしてあげて下さい。

プランター栽培にした場合は、夏場は朝だけ日光が当たる場所へ置いてあげてください。

冬ですが、私が住む地域では雪は1年間で数回しか降りません。最低気温も-3度になる日が1年に2回か3回あるくらいですね。霜もおりないです。

これくらいの寒さであれば平気で冬越ししています。冬の風が強く当たる場所に植えていますが、問題ないです。

ただ台風だと折れたりします。折れてもまた新しい茎が伸びてくるので問題ありません。

ジメジメした場所には向かないです。風通しのいい場所がいいと思います。

我が家で一番大きく育っている株がある場所は、真夏は半分木陰のところです。他の木の陰に入っていて、激しく直射日光や西日が当たりません。

【猫よけグッズの番人くん】

肥料の必要性について

肥料ですが、あげた方が元気に育ちます。

植え付け前に元肥を混ぜ込む場合は、「元肥混ぜ込み→苗を植え付ける→蕾が付いたら固形肥料をあげる→放置」でOKです。

そのまま庭の土に植える場合は、「苗を植え付ける→2週間後に固形肥料をあげる→蕾が付いた時に肥料が無くなってたらまたあげる→放置」という感じです。

とはいえ、私は野菜用の粒状の肥料を年に2回しかあげてません。

梅雨が終わった後に蕾が出てくるので、そのタイミングで1回。春になって新しい葉が出てきたタイミングで1回です。(固形肥料の場合)

液肥をやる場合は、蕾が付いてから花の咲き終わりまで週1回あげてください。あとはたまに気が向いたらあげる感じでOKです。

水やりのタイミング

水やりですが、庭植えの場合は真夏以外は水やりの必要はありません。

真夏で直射日光がガンガン当たる場所だけは、毎日夕方に水やりしてました。1回あたり2リットルあげてましたね。

水道代がもったいないので、バケツを並べておいて、貯まった雨水をやっていました。

プランターの場合は、土が乾いたら水をやって下さい。

真夏は1日2回くらいあげる必要がある場合があります。水が足りなくなったら明らかに葉っぱがしおれてくるのが見て分かりますので、そうなったらたっぷり水をあげましょう。

土がずっと濡れた状態だと、根本の葉っぱがムレるのでよくないです。あげすぎ注意です。

花が咲く時期と開花までの育て方

↑タンジーはこんな感じで育ちます。

土から茎が出て…というのではなく、根元から葉っぱがいきなり出てたりします。花を咲かせる準備段階になると、葉っぱをかき分けるようにして茎が伸びてきます。

その茎の上部に、小さい房咲きの黄色い花を咲かせます。花は1か月ほど咲き続け、独特の香りを放ちます。

この香りが充満する夏の間は、蚊やアリを庭であまり見かけなくなります。ハチも減ったと思う。

梅雨が終わって初夏になると一気に背丈が伸びてきて、茎の先に蕾を付けます。7月下旬から8月ごろにかけて開花して、1か月以上は咲き続けます。(関西中部で育てた場合)

9月を過ぎると花が枯れますが、茎を切るとまた新しい花をつけて秋にまた咲きます。

花が終わった後の剪定方法

花が咲き終わる頃に、イラストにあるように根元から新しい葉っぱが出てきます。

こうなったらもう花の付いた茎を切っていいです。

↑根元から切ってもいいんですが、私はいつもこれくらいの位置で切っています。

あんまりにも根元からバッサリいってしまって、春が来るまで新しい葉が生えてこなくなったことがあるので(;´∀`)

で、このまま根元から新しい葉っぱや茎が出てきて、また花を咲かせます。

花が枯れたらまた同じようにして切ってあげてください。

株元に葉が増えすぎてムレる場合は、葉っぱを引っ張れば根元から抜けます。

↑花の終わりの剪定のままで育てると、夏と秋に開花して、真冬になると葉と枯れた茎だけになります。

だいたい12月~2月の間に、この枯れて茶色くなった茎を根元からバッサリ切ります。けっこう太いので、私は刈り込みようの鋏(ハサミ)で切ってます。

春が来たらまた根元から葉っぱが生えて、夏前に茎が伸びて…という風に同じサイクルで成長します。

地下茎を伸ばして増えるというのは嘘?

タンジーの花と葉

ネットで調べると、地下茎を伸ばして庭中に増えると書いてありましたが、実際に育ててみると全然!全く!増えていきませんorz

庭中に増えるのを楽しみにして買ったんですが、繁殖力はそこまで強くないようです。

猫除けの効果としては、一番効いたのがフラッシュ式で超音波が出る機械でしたね。

タンジーが咲いている間は、庭に居座らなくはなります。でも素通りだったら問題ないみたい。くつろがなくはなるんですけどね。

…と、そんな感じで、タンジーの育て方のまとめでした。

猫除けにはイマイチでしたが、蚊とアリ除けに絶大な効果を発揮しているので、そういう意味では超オススメです。

なんせ、蚊よけのコンセントに挿すやつあるじゃないですか。あれをもう数年使ってないですからね。あと、ハチも減ったしクモも減ったように思います。

香りは強烈ですが、気になる方は苗を探してみて下さい。花屋じゃなかなかないので、私は通販で買いました。

もし霜がおりるような寒い地域の場合は、春先に買うのが一番いいかと思います。

私は11月に買っちゃったんですが、多分2月末くらいか3月初旬が良かったかなぁと。それくらいだったらスクスク育っていくので育てやすいです。

地下茎を伸ばして増えるということは我が家では一切ないですが、その代わりに葉も茎も切っても切ってもどんどん出てくるので、超・強健です。

一度買って根付いたらなかなか枯れないです。我が家でも、来年また買い足そうかなと思案中です。



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