補聴器を買いました!レンタルから購入までの流れと実際の値段など

補聴器オーティコンオープン3

突発性難聴に2度かかってしまった母が、2週間のレンタル期間を終え、補聴器を購入しました。

買ったのはオーティコンのオープン3ミニRITE312です。

購入先は「メガネのタナカ」。メガネだけでなく補聴器もやってます。

お店に行ってみると、店の端の方に聴覚検査をする部屋もあります。

全国チェーン店だからしっかりしてそうな気もするし、認定補聴器技能者っていう資格を持った人がいるということもあり、メガネのタナカにて補聴器をレンタル、購入に至りました。

実際にどういう流れで補聴器の購入に至るのか、選び方、どれくらいの頻度で通うか、実際にかかった費用などなど、気になるところをまとめていきたいと思います。

他の補聴器屋さんには行っていないので、他のお店についてはやり方は分からないですが、だいたい同じような流れかなと推測します。

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補聴器をレンタルする方法、予約の入れ方など

耳かけ型の補聴器

(↑の写真はレンタル用のデモ機です)

まず、補聴器を試したい旨をお店の方に伝えます。すると、認定補聴器技能者の方が出てきてくれて話を進めてくれます。

最初はレンタルすることになります。

レンタル期間は2週間で、もちろん無料。その間に5回か6回くらいは通いました。

最初に聴力検査をしたり、今までの経過(病院で言われたことや聴力のことなど)を話したりして、母の場合はオーティコンというメーカーのオープン1という補聴器を借りてきました。

なお、帰る時に次回の予約を入れてくれます。

都合が分からない場合や、途中で時間・日にちを変更したい場合は、電話すればすぐ対応してくれます。

ただ、思いのほか補聴器のメンテナンスやレンタルなどで予約されている方が多かったです。なので、思い通りの時間帯に必ず予約できるわけではないです。

色々調節してから渡してくれるので、とりあえず付けて帰って家で生活してみます。

で、「きこえのほん」という冊子?をくれるので、そこに色々と書き込みます。例えば「テレビの音がキンキン響く」とか「会話がしやすくなった」などですね。

レンタル期間中にやっておくべきこと

補聴器オーティコンオープン3ミニRITE312

レンタル中は『家で補聴器を付けていつも通りの生活をする⇒店に行って調節してもらう』という繰り返しになります。

やっておきたいことは色々あります。

・家族が色んな方向から話しかけて聴こえをチェックする
・色んな種類のテレビ番組を聞いてみる(バラエティなどは聞こえが違うので)
・外出して、店員さんの声が聞き取れるかチェック
・長時間付けてみて不便はないか、頭痛など症状が出ないかチェック
・体を動かしてみて、補聴器がずれないかチェック(落とさないよう注意)
・何度か調節してみて、どれが一番しっくりくる聞こえ方なのかメモっておく

実際に補聴器を使い始めると気付きますが、つければよく聴こえるって訳ではありません。

例えば、普通のテレビは普通に聞こえても、バラエティ番組は聞こえが違ったりするんです。補聴器によっては音声を騒音であると判断して、音量を下げて処理してしまう場合もあります。

また、母は左耳がほぼ聞こえないのですが、左耳に補聴器を付けたところ、頭が割れるように痛くなってしまうなどの症状が出ました。

なので、ほとんど音を大きくしないような設定に直してもらったりしました。

日によって聴こえが違うので、調子が悪い日でも問題なく使えるような設定にすることが大事です。

どういう音は不快に聞こえるか、どういう状況だと聞こえ辛いか(人ごみの中で声が聞き取れないなど)、事細かにメモっていって見せた方がいいです。

お店の方も、言ってもらわなかったら分からないですからね。

通う頻度と購入までの流れはこうでした

実際にどれくらい通うのかについてですが、2週間の間に5回ほど通いました。

その中で聞こえ方の調節もやりましたし、オーティコンの場合は中のソフトの設定を変えるだけでオープン1、オープン2への変更ができるので、それもやりました。

オープン1が一番性能がいいんですが、母の場合はオープン3にしても全然違いが分からなかったそうで……最終的にはオープン3を買いました。

そういう、性能別に音の聞こえを確かめることも可能だったのでレンタルしてみて良かったです。

購入が決まり、日本国内に購入予定の補聴器があれば2~3日ほどで購入できます。

国内にない場合は輸入するので、少し日数がかかるようです。ただ、その間も補聴器を無料でレンタルしてくれるので生活に支障はありません。

購入する予定の日に行けば、購入完了です。

実際に支払ったのは?値段と支払日、保証期間など

補聴器用の312電池

お金を支払った日ですが、購入を決めた日に支払いました。

クレジットカードで支払いました。一括で払いましたが、分割したい場合はカード会社の方であとから分割払いにもできますし、カード払いが便利かなと思います。もちろん現金払いでもいいです。

受け取るための引き取り券的なものをくれるので、それを持って行けば補聴器が受け取れます。

今回買ったのが『耳かけ型補聴器 ベロックス耳かけ型 オープン3 ミニRITE 312』です。

両耳で36万円ほどで買えました♪

オープン1だと両耳で71万円だったので、それを考えると36万円というのはリーズナブルな気がします。

片耳18万円ですからね。祖母が買ったのが20年前くらいで片耳20万円でしたから。昔に比べたら性能アップしてるのに、価格は安くなってるので時代の流れを感じました。便利になってってますなぁ。

保証期間は機種によって違いますが、うちの場合は2年間保証です。保証書が付いてますので、無くさないよう保管します。

使う電池と湿気対策の保存容器

補聴器用の312電池

オープン3 ミニRITE 312の場合、使う電池は『補聴器用空気電池 PR41(312)』になります。

メガネのタナカでは1パック6個入り540円で売ってまして、ちょくちょく買いに行かないといけません。だいたい3週間ほどで使い切るそうです。

(オーティコンのオープン3はBluetooth機能で1秒間に100回計算するなどしているので電池の減りが早いです)

ちなみにネットでまとめ買いした方が安いです。

でも、実際には下手したら2日で電池が減ったりするので、今後使ってみたら本当は1パックで何日持つか分かってくるかと思います。そうしたらまた記事を書こうと思います。

なお、この記事内の写真にもありますが、耳から外した時は電池のふたを開けておきます。こうすれば電池の減りを抑えられます。

オーティコン補聴器ドライケース

オーティコン補聴器用のドライケースもくれました。

中にシリカゲル(乾燥剤)が入ってまして、寝る時は電池を外して本体をこのケースに入れます。必ず蓋をして寝ましょう。


オーティコン補聴器ドライケースのフタ

フタ上部にはマグネットが付いてますので、電池をくっつけられます。

これで電池をなくす心配もありません。

面倒ですが、補聴器に湿気は大敵ですので、長持ちさせるためにも毎晩ドライケースに入れて保管しましょう。

耳の中に入れる部分の透明の柔らかいパーツに関しては、無料で貰えるそうです。自分で付け替えてもいいですが、みなさん予約して付け替えに来るそうです。

耳の中が湿っている方は汚れるまで早いようですが、耳の中が乾燥している母は2週間から3週間は同じのを使っても問題ないだろうとのことでした。

今後もちょくちょく、何かあったら予約して、聞こえ方を調整してくれるそうです。そういうメンテナンス代も考えれば、この値段で3年4年使えるのは安い気もしてきます。行くのは面倒ですけど、仕方ないですね。

何もない場合でも、半年に1度はチェックしに行った方がいいそうです。

ですので、補聴器を買うなら家まで来てくれるところにするか、家の近くに店があるところを選ぶといいかと思います。

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