母が突発性難聴になり、ステロイドの点滴治療も終わり、今は処方薬だけで過ごしています。
血流をよくすることが改善につながるとのことだったのと、母が首や肩が凝って痛いと言っていることから、私が毎日母のマッサージをしています。
そんなある時のことです。
ドラッグストアで安売りされていた『あずきのチカラ』を見つけました。レンジでチンすれば、250回ほど繰り返して使えると書かれています。
しかも、母が特に痛がっている鎖骨の内側(首に近い方)も温めることが出来そうです。
さっそく買って帰ることにしました。そしてとても使い心地が良かったため、あとで目元用も追加で購入しました。
難聴と胸鎖乳突筋や首すじのコリの関係
母は、もともと自律神経失調症で、不眠症状もあり、首や肩が特に凝っていました。毎日サロンパスを貼っていますし、病院に通って筋肉の緊張をほぐす薬を貰ったりしていました。
あれこれ調べてみて分かったんですが、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉のコリが、難聴に関係しているのではないかという考えがあるようです。
胸鎖乳突筋というのは、頭だけ横向けたときに、首の横側に浮き出る筋肉です。耳の下と鎖骨の真ん中あたりを繋いでいます。
母は食いしばりも酷く、いつもこの胸鎖乳突筋が浮き出ていますし、凝ってガチガチに硬くなっています。
それと同時に、後頭部から肩にかけての筋肉も凝っていて痛いと言います。
そこで、このあずきのチカラ首肩用の出番なのです!
私が一番いい!と思ったのが、鎖骨も後ろ首の付け根も肩も温められるところです。
胸鎖乳突筋の付け根あたりがちょうど温められるんですよ、この形状だと。しかも、それだけじゃありません。
母は後頭部と首の付け根の筋肉も凝り過ぎていて痛いんです。この形状であれば、枕みたいに頭の下に敷いて寝ることで、後頭部から首にかけての筋肉まで温めることが可能なんです。
あずきのチカラの使い方
文字が書いてある面を内側にして2つにたたみ、レンジでチンします。我が家では600Wの電子レンジを使ってるので、1分50秒ですね。
↑こっちを内側に折ります。
ピンク色のフワフワした方が肌に付く面です↓
チンするだけなので簡単です。ただ、700Wを超えるレンジは使わないようにとのことです。
25分を目安に使うことができます。温度が低くなってきた時は、裏返して使ったりもします。文字を書いている面の方が生地が薄いので。
メリットとデメリット
しばらく使い続けているので、良い点と悪い点を挙げておきます。
・繰り返し使えるのでお金がかからない
・チンするだけなので準備が楽
・首周りの広い範囲を温めることができる
・あずきなので芯から温まる
:デメリット:
・1回使ったら4時間使えない(連続使用が出来ない)
・洗濯できない
・あずきのにおいがするので苦手な人には向かないかも
あずきの水蒸気効果で筋肉の奥深くまで温める
なぜ「あずき」を使うのかというと、大きな理由があります。
それは、『あずきは水分量が多い豆である』というところです。
あずきのチカラには乾燥させたあずきが入っているのですが、水分量が多いため、レンジでチンすると豆の中の水分が蒸気になって出てきます。その蒸気で温めることにより、深くまで温めることが可能なんです。
肩や首コリは、表面ではなく奥が凝っているので、奥まで温められれば血流も回復することでしょう。
デメリットとして先ほどあげましたが、1回使ったら4時間は使えません。それは温められて水分が出て行ってしまっているからです。乾いた豆が、空気中の水分を吸い込むのを待つための時間が必要ということです。
かといって、水に浸けてはいけませんよ!濡れたまま放置しておいたら、カビますので…。
洗濯できないのもそういった理由からです。
実際に使ってみた感想
私も実際に使ってみましたが、最初は「あれ?あんまり温かくないんだけど」と思いました。
しかし5分ほど経つと分かります。じわじわ~っと首の内側から温かいのです。特に鎖骨が温められるのが気持ちいい!首の中心部までポカポカします。
パソコン仕事で凝った首肩には、めちゃくちゃ気持ちいいです!とにかく「じわ~~~っ」と暖かいんです。
あずきのチカラを外してた後も、じわ~っと温かいのが持続します。ここ最近は冬の寒さによる首凝りも重なっていたのですが、かなり改善しました。痛みがマシになっています。
目もと用も買ってみた
目元用も買ってしまいました!
実は、母は首肩、腰だけでなく、目も痛いそうなのです。目の奥が痛いと言っていますので、買ってきました。
以前買った、ジェルのようなものが入った目元を温めるものがあるんですが、それは眼球に乗せるような感じになるのであまり使いませんでした。
しかしあずきのチカラ目もと用は、縫い目が入っていて、眼球のある部分にはあずきが入ってこないようになっているんです。それが気に入りました。
私や母のように目が奥まっていない扁平顔でも、目に当たらず使用できるんです。
目の位置も完璧で、ちょうど眼球の周りの部分だけが温められます。
とくに眉頭のあたりと目じりからこめかみにかけての部分が、めっちゃ気持ちいいです。筋肉がほぐれていくのを感じます。
チンしすぎたら「キケン」という文字が浮かんでくるので、温めすぎて危ないということもありません。
こちらも一度使用したら4時間あけます。
母の聴力検査の結果と聴こえ方
母の聴力検査の結果なんですが、ステロイドの点滴治療の結果、ほんの少しだけ聴力が上がりました。点滴終了後3日か4日後に上がりました。
でも9dbだけです。効果があったというにはギリギリの数値とのことです。
9db上がったのは音域全般です。低い音~高い音の全体的に9dbほど上がったそうです。ただ、最初からそうなんですが低音がかなり聞こえが悪いです。グラフもかなり下になっています。
聴力検査で出る数値と、実際の聴こえ方はかなり差があるようです。
母によると、『音としては聞こえるが何を言っているか分からない』そうです。特にテレビなどの音声が聞き取れないというか、何を言っているのか分からないのだそう。
これは感音性難聴の特徴で、音自体が聞こえても何を言っているかが分からないのです。
今後も処方された薬を飲み続けて、できるだけ首や肩が凝らないようにスマホをやらせないようにして、姿勢を正しくして生活してもらおうと思います。
食事については栄養のあるものを作るよう心掛けています。あと黒豆の煮汁は続けてもらい、あごだしでミネラル補給もしてもらいます。あとマッサージもやってますが、毎日しっかり続けたいですね。頑張ります。
針治療やブロック注射などの治療も受けさせたいので、できれば母には治療のために行って欲しいんですが、言葉を聞き取れないので外には出たくないとのことです。
無理させるとストレスになり良くないですから、今私に出来る事をやっていくことで、母を支えようと思います。