ピンホールメガネでこれ以上の視力低下を防げるのか?実験開始

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強度近視のせいで、網膜の一部が薄くなって網膜格子状変性(もうまくこうしじょうへんせい)になっているchicacoです。

私の場合は遺伝で目が悪いんですが、あまりにも近視が酷いと、眼球がまん丸から楕円になるらしいんですよ。それで、私の網膜が引っ張って伸ばされて、一部薄くなっているそうなのです。

ヘタすると穴が開いたり、網膜剥離になって手術になってしまう可能性も、なきにしもあらず。

そんな状態のまま早…何年だ?10年以上かな。でも現在30代なので、人生まだまだ長いのです。網膜が、これ以上伸ばされて薄くなったら超困る訳です。

何とか、近視がすすむのを防げないだろうか…と、私は考えました。

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ピンホール現象とは?

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↑こちらが、数年前に購入したまま放置していた本です。写真を見れば分かるかと思うのですが、何やら黒いものが写っていますね。

これはシート状のメガネです。ごく小さい穴が開いており、俗に『ピンホールメガネ』と呼ばれているものです。

なんでも、ピンホールメガネやピンホールアイマスクなどを使うと、目がちょっと休まるらしいんですよ。目が悪くなり始めた子どもなんかにもいいって言われたりしますけど、あれは実は『ピンホール現象』と呼ばれている現象を利用しているのです。

目でものを見る時って、黒目のところにある水晶体(すいしょうたい)というところで、ピント調節をしています。近視は、上手くピント調節できていない状態ですね。

でも、ピンホール現象を利用すれば、よく見えない遠くのものもよく見えるんです。遠くが見えづらい時、自然と目を細めませんか?目をグッと細くすると、遠くがハッキリ見えますよね。

これは、小さい穴から入った細い光の筋が、水晶体による屈折の影響をほとんど受けないでそのまま網膜に到達するためです。

近視は、焦点が目の奥の網膜に合わず、もっと前の方に焦点が来てしまっている状態です。前に来ちゃってる焦点を、後ろの網膜のところへ持ってきたら、よく見えるわけです。

ピンホール現象を使うと、光が屈折しない(焦点が前に来ない)ので、ちょうどいい感じに網膜あたりに焦点が来る=遠くが見えやすくなるのです。

毛様体筋を休めることが重要

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水晶体は、毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉によって、薄くなったり厚くなったりして、光の屈折率を変化させています。つまりは焦点がどこで合うのか、目の奥か手前か、などを変化させているのです。

近くにピントを合わす場合、毛様体筋には力が入った状態です。遠くにピントを合わす場合、毛様体筋の力はゆるんでいる状態です。

私のように固定されてしまった近視の場合、つねに毛様体筋に力が入っている状態になっているのです。

ピンホール現象を利用した場合、毛様体の筋肉をあまり使わず、リラックスした状態で遠くを見ることができます。つまり、裸眼やメガネを使ってテレビを見ている場合に比べ、ピンホールメガネを使って見ている時の方が、毛様体はリラックスできている・ゆるんでいるのです。

シートをアレンジしてメガネ風にしてみた

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↑写真は、以前買っていた視力についての本「進化版 視力アップアイグラス―1日5分かけるだけ 最新3列ホール特製メガネつき」についていた付録の、シート状になったピンホールメガネです。

このメガネ、シート状なのでこのままじゃ使えません。ずっと手で持ってたら、肩が凝りますし。

ってことで、100均で花粉用眼鏡を買ってきました↓

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誰も買わないのか、ホコリがどっさりと乗っかってました(笑)

出来るだけ暗くした方が目が休まるって聞いたので、目の上から入る光がさえぎれそうな形状のフレームを探したのです。

……で、こうします↓

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これで完成!セロテープでアイグラスをくっつけただけなので30秒ほどで完成しました。

できたら穴は5つくらいにした方が、暗くなるのでいいらしいです。面倒なのでこのまま使ってますが、気が向けば穴5つだけ残して、それ以外は何かでふさごうかなぁと思案中です。

視力は戻らなくても、目の疲れを取りたい

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毛様体筋を休めることで、仮性近視であれば、視力が少し戻る可能性はあるのだそうです。(必ずではないです)

でも私は、もうこの道うん十年の近視のプロです。小5以降、ずーっと目が悪いですからね。それでい現在は0.07くらいの視力です。ここまでになったら、いくらなんでも少し毛様体筋を休めるくらいで視力が回復なんかしません。

ではなぜ私が今回ピンホールメガネを使い始めたかと言うと…私、仕事でもプライベートでも、パソコンやスマホばっかり触ってるからなんです。

と言うか、現代人ならみんなそうだとは思います(;´∀`)

仕事はパソコンを使うよって方が多いでしょうし、すきま時間はスマホでネットサーフィン、アプリで遊ぶという方がほとんどなんじゃないでしょうか?私はだいたい1日に9~10時間はパソコンやスマホ、テレビなどを見ています。

……ってことは、毎日毎日、目に疲れがたまり続けている訳なのです。

その疲れを、ほんの少しでいいから解消したい。でもだからって、目をつぶってぼーっとするとか、遠くの景色を眺めるのはちょっと…続かないですよね。山の中に住む私ですら、すぐそこにある向かいの山を見つめるのが毎日続かないんですから…。

しかし、ピンホールメガネを使えば、目を休めつつテレビが見れる!これ最高です!!

いつも夜の7時から寝るまではテレビタイムなので、その間にピンホールメガネを使えばいいのですよ。……という理由で今回、放置していた本を探し出してきたのでした。

視力低下は少しでも防げるのか試してみるよ

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来年の9月にはまた眼科へ行って、視力を計り、眼底検査で網膜の状態を見てもらわないといけません。年に1度か2度、眼底検査を受けないといけないそうです。薄いところがヤバくなったら、レーザーで焼いて網膜が剥がれないようにするらしい…。そうなりたくない(;゚Д゚)

今後、視力が今よりさらに悪化して網膜がこれ以上、薄くならないように…これからは毎日ピンホールメガネを使っていきたいと思います。ちょっとでも目に休息を!

ちなみに今年9月の視力が0.07、その数年前が0.075でした。20歳ごろは、確か0.1くらいだったはず。

徐々に悪化してきている視力を、食い止めることはできるのか?今から来年9月までの約9ヶ月間、自分の体を使って試してみたいと思います。

目標は0.07をキープ…と行きたいところですが、夢は大きく持ちましょう。ズバリ、0.08~0.09を目指します!

今のところの問題は、スマホのやりすぎ・ついテレビを普通のメガネで見てしまう、ですね。今後9ヶ月は、何とかテレビをピンホールメガネで見るように頑張ろうと思います。

関連記事:網膜関連の記事はこちらにまとめてます

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