カモミールを種から育ててハーブティにして飲みました。育て方まとめ

今年、ジャーマンカモミールを種から育てて、ハーブティーにして飲むことに挑戦しました。

かなり小さい種でうまくいくのかなぁと思いきや、うまくいきましたよー!

せっかくなので「種からカモミールを育ててみたいわ」って方向けに、プランターでの栽培方法をまとめようと思います。

ちなみにローマンカモミールよりジャーマンの方が飲みやすいみたいですので、ハーブティにして飲むならジャーマンがオススメです。

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カモミールの種まきから発芽まで

卵パックの下側に、針で穴をたくさんあけています。そこに種まき専用の土を入れます。

肥料が入っていない土の方が発芽率が良くなりますので、種まき用の土を使うと発芽率が上がりますよ。面倒な場合は肥料を混ぜ込んでいない庭の土でもいいです。それも面倒な場合は普通の培養土でもOK。

種を撒いたら、種の上に土を薄くかぶせます。

水を土に染み込ませたら、上から指で軽く押して、水を吸った土と種がしっかりくっつくようにします。

発芽するまでは卵パックの蓋をしておきます。水を張ったトレイの上に卵パックを置いて、水を染み込ませます。上から水をかけると種が流れるので注意!

発芽したらすぐに蓋を取ります。できるだけ日光がよく当たる場所へ移動させましょう。

真夏の場合は、あんまり直射日光が当たると焼けてしまうので、朝だけ日光が当たる場所がいいですね。春なら日当たりのいい場所でも大丈夫です。

写真ではまだ本葉が出てませんが、1つの穴に3つも4つも芽が出た場合は、発芽から5日6日目くらいに間引きを行って大丈夫です。ピンセットで抜くか、葉をちぎるだけでもOK。一番大きな芽を1本だけ残しましょう。

水やりは霧吹きか、水を張ったトレイにつけて水を吸わせるようにします。

お肉を買った時についてくる白いトレイが使い勝手いいですよ。

本葉が出てから2週間くらいでプランターへ植え替え

↑本葉が出て2週間ほど経った頃です。気温が高ければ1週間くらいでここまで大きくなります。

これくらいになったら、普通の元肥が入った培養土に移し替えて大丈夫です。花や野菜向けの培養土を入れたプランターへ植え替えます。

庭に直接植える場合は、スコップで大きめに穴を掘って、柔らかく土をほぐしてから植え替えましょう。

けっこう頑丈な草なので庭の土でも問題なく育ちますが、肥料の入った土で育てるとめっちゃ花の数が増えます。たくさん収穫できますよ。庭に植える時は元肥を混ぜ込んでから植えるといいですね。

プランターに植え替えてから1か月後の様子です。5月末ですね。

今年は4月と5月の気温が低かったので、ちょっと成長が遅いように感じます。あとこのプランターは培養土ではなく庭の土を使ったので、ちょっとヒョロリとしてますね。肥料まったく使ってないので…(;´∀`)

培養土で育てた方はこんな感じです↓

こちらは花の数がかなり多かったですね。元肥入りの培養土で育てることをオススメします(基本的に培養土には元肥が入ってます)。

花が咲いたら収穫!目安は中央が盛り上がったころ

6月18日、花が咲きました!

この花の部分をティーにして飲むわけなんですが、花が咲いてすぐは収穫時ではありません。

↑これくらいの時はまだ早い!

花びらが上に向かっている時はまだ収穫時ではないです。もうちょっと待ちましょう。

↑収穫できます!

花びらが下に向かい、中央の花粉が付いている部分が膨らんで花粉がたくさん出てきたら収穫します。朝早くがいいですよ。

花を収穫して洗ってハーブティにしよう

朝少し早起きして7時ごろに花を摘みました。指でプチプチと茎をちぎって収穫できます。細いので。

アブラムシが付きやすいので、苦手な方は要注意。私は気にせず虫ごとプチプチいきます。

花びらごとハーブティにしたいところですが、花弁の下側はアブラムシが付きやすいゾーンです。

花びらを何枚かむしり取ると、虫がいるかいないか見えますので確認した方がいいですよ。

ザッと水洗いしてから、完全に水没させて30分から1時間待ちます。アブラムシが窒息して水に浮かぶので、それをまたよく洗ってからハーブティにしましょう。

あんまり長く水に浸けると成分が出るのか、水に薄く色が付きました。

でもアブラムシをうっかり飲んじゃうのは嫌なので、我が家ではしっかりと水没させて水洗いしてます。

自家製無添加のカモミールティのお味は?

生のままでも乾燥させてもハーブティとして楽しめます。今回は朝収穫して洗ったものにそのままお湯を注ぎました。

10分ほどで、薄い緑色の色が付きましたよ。ごく薄いですね。

お砂糖だけ入れて飲んでみました。

香りは、まさにグリーンアップル!青リンゴの香りです。いい香り~(*´▽`*)

味は薬草っぽい感じは少なくて、飲みやすいですね。さわやかな後味で、飲むとホカホカ温まります。何となく眠くなってくる感じ。リラックス効果でしょうか。

ストレスや胃腸にもいいらしいので、しばらく飲み続けようと思います。

長期保存する場合は乾燥させよう

生のままだと保存がきかないので、どんどん収穫したら水洗いして、ザルに入れて乾燥させましょう。

食品用の乾燥材を入れたビンに入れて保存します。日光の当たらない冷暗所に置いて保存します。

↓こんな感じ


正直、毎朝の収穫は楽なんですが、虫を取るのが面倒ですね(;´∀`)

そういうのが面倒な方は市販のものを買った方が早いかも。体のことを考えるなら、有機栽培(オーガニック)のものがオススメです。薬剤を使って育ててない方が体にいいでしょうから。

そんなこんなで、種から育てるとカモミールティになるまでけっこう時間がかかりましたね。4か月ほどかかりました。

ただ、自分で育てたカモミールは市販のカモミールティよりも香りがよくて飲みやすかったので、手作りするのもいいもんだなと思いました。花が収穫できるまでの過程も楽しめましたしね。

虫除け用の薬も使わないので安心安全ですし、プランターでも簡単に育つので初心者さんでも育てやすいですよ。

ちなみに花が咲いた後放置しておけば、種が取れます。それを来年の春に撒けばまた発芽しますよ。

ジャーマンカモミールは1年草なので、花が咲いてそれを摘んだら終わりです。来年は種をまいてまた1から育てることになります。

ローマンカモミールという種類は、花が咲いた後もそのまま育て続けることが出来る多年草です。こちらもハーブティーにして飲むことができますよ。

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