やばいっす。主治医からまたお話があって聞いてまいりましたが、今回はガチでやばいっす。
なにがヤバイって、完全に寝たきりの祖母が、点滴治療がないと生きていけない祖母が、このままだと退院しないといけないということなのです……!!!
いや、無理やん?!どう見ても無理やん?!!
ですが、ここは病院。いくら体調が悪かろうが、病名が付かない限りは…ただの老衰では入院させてもらえないのです。
高齢者の入院費の負担で血税がどんどん減ってしまっていることは分かっているものの、ご飯も食べれず水も飲めない状態の祖母が退院と聞いて、ビックリしてしまいました。
しかも、施設には入れないと言われてしまったのです……
ご飯を全く食べられなくなった祖母のカリウム値が低下
祖母は現在、口から食べ物を食べることがほぼ出来ません。
理由は分からないとのことですが、どう考えても老衰でしょう。水を飲むのも一苦労ですが、そもそも「もう何もいらない」と言っていまして、飲みたがらず、食べたがらずといった感じです。ただただ眠り続けています。
そんな感じなので、カロリーも足りないしミネラルも足りてません。
カリウムがめちゃくちゃ低くなってしまいまして、数値が1.8です。普通は4前後らしいです。低くても3.3くらいは欲しいと。でもそれが1.8…これだと不整脈を起こす可能性もあるのだとか。
それでいま点滴でもカリウムを入れてもらってるのです。
ビーフリード輸液っていうのにさらにカリウムを足して入れてもらってます。それで出た数値が1.8なのだということでした。ちなみにビーフリード輸液は、食事が取れなくなった人用に、色んなものを補える点滴です。
なぜ今の状況で入院が続けられないのか
最初は恥骨骨折にて入院しました。しかし入院がきっかけでガクッと体力が落ちて、食欲も落ちて…今では1食で食べられるのはおかゆが小さじ1/2くらいです。
そんな感じなのでずっと点滴治療を受けているんですが、『どこかが悪くて治療を要する』という状態を脱してしまったんです。恥骨骨折の痛みがもうないので、治療が終わっちゃったんです。
現在は血液の数値が悪いので外科から内科に変わったんですが、それでも何かの病気という訳でもなく、ただただ衰えているというだけです。
それだと退院しないといけないらしいorz
例えばリハビリ病棟に移る場合だと、移れるんですよ。リハビリしてもらいつつもうちょっと入院できるんです。でもリハビリもできません。なのでやることが何もないんです。でも点滴をしなかったらもうそのまま亡くなってしまうという。
なので点滴してもらってるのですが、これが原因で施設に入れないらしいのです。
点滴治療が必要な場合は施設に入れないらしい
ご飯が食べられない場合、施設には入れないのだと言われてしまいました。
ご飯が食べられないと、点滴治療が必要になります。しかし、施設では24時間ずっと医者や看護師がいる訳ではないので、受け入れて貰えないのだそうです。
胃ろうにした場合は、施設でも受け入れてくれるそうです。胃ろうのところから食事できるし、そこに薬を入れることも容易だからだそうです。とにかく点滴などの医療行為が必要だと受け入れられないってことみたいですね。
胃ろうしない場合はどうするかと言うと、転院するか退院するかの2択しかないと言われました。
退院って…退院って…いやそれ無理ですから!どう見ても24時間ずーっと横についてないと危ない感じですよ。ていうかオムツ換えもしなきゃだし。
しかも最近は1時間ごとにオムツを換えてくれって言ってくるし。ウンチもずっと固形になれずに泥状なので、ちょくちょく出てしまうようで…これで在宅介護になったら、夜絶対に眠れません。
そもそもずっと前から昼夜逆転してるので、風邪の看病で泊まった日には一晩中起こし続けられましたから…。
祖母より先に母や私が終わりを迎えてしまいそうな気がします。。。
胃ろうの造設手術とそのリスクを聞いてみた
胃ろうにすれば施設に入れるわけなんですが、問題があります。
まず胃に直接食べ物を入れるためのチューブを入れるというか差し込む場所を造設する手術をしないといけないのです。これは内視鏡を胃の中へ入れて、あとは体の外から針を刺すんだとか、そんな感じで手術すると聞きました。
普通の一般的な手術による死亡率は3%ほどらしいのですが、胃ろうの手術での死亡率は10%ほどあるらしいです…。
合併症を起こしやすいとも言っていました。胃瘻の造設手術後に亡くなる方が10人に1人。。。祖母の現状を見ると、横になって息をしているだけでも大変そうです。とても手術に耐えられるとは思いません。
主治医も、今の状態ではリスクが高いとおっしゃっていました。
胃ろうの手術が無事に終わっても、その後の経過も順調とは限らないそうですし、ヘタをしたら苦しみを増やすだけかもしれないと…色々と家族の立場にたって正直に話してもらえました。
祖母をこれ以上苦しませるのはかわいそうですし、「施設に入れるために胃ろう手術させる」というのはやめておこうということになりました。
24時間ずっと在宅で介護できるだろうか
何も食べられなくなっているものの、足のむくみも少しマシになった祖母。
この前は夜中ずーっとナースコールを連打したそうです。すみません。。。看護師さんに言われました。申し訳ない…
以前からそうですが、祖母は昼夜額転していて夜中に起きているんです。なので、在宅介護となった場合、基本的には祖母に合わせる=昼夜逆転の生活になります。
おむつを付けているのでオムツ換えも必要ですし、今は1時間ごとにちょっとずつウンチが出ているので、まとめて寝る時間は取れないでしょう。あとオムツ代がやばいことなりそうですね。。。
点滴については、訪問でお医者さんが来てくれるみたいです。あと訪問ヘルパーさんも呼べますが、だからって家族の付き添いが必要なくなるわけじゃないですからね。とても一人で家においておけるような状態ではないですし。
しかも訪問ヘルパーさんが来てくれる時間が1回1時間なので、数時間のまとまった睡眠は取れなそうです。
ご飯も、何も食べたがらないとはいえ、何も出さないって訳にはいかないので、ご飯の用意も必要でしょう。
体も起こせなくなっているので、まず上半身を起こせるようなベッドを買わないとなぁ。
飲み物を飲むのも難しくなってるので、一口飲ませるごとにベッドの足元にあるレバーをまわして体を起こさせて飲ませています(病院で付き添ってる今現在の話です)。
今日はこれが5分おきに3回ありまして、その都度レバーをまわして体を起こしては一口飲ませました。
これ、ほぼ睡眠をとらない中でやり続けられるでしょうか…ちゃんとしないと、飲み物を誤飲して肺炎を起こし…みたいなことになる可能性もあります。責任重大です。
老人には、水一口飲ませるのも本当に気を遣います。
仕事を続けながら在宅介護は無理
私はいま自営業なので、何とかお見舞いも説明を聞くのも行けてますが、これが24時間つきっきりの介護となれば、隙間時間にちょこっと仕事をすることすらままならなくなるでしょう。
睡眠もとれず、いつ何があるか分からない中での介護です。オムツ換えの頻度も高いですし、眠れない日が続きそう。それじゃさすがに仕事できないです。しばらく開店休業になりかねませんが、そうなったら私の老後が…orz
親族で泊まり込みで介護してくれそうな人はいないですからね…最終的に皆に逃げられたら、必然的に母というか母と私の2人で何とかするしかなくなります。
それにしても、同じような方はたくさん全国にいらっしゃるのでしょうが、介護離職が多い理由がよく分かりました。
どう考えても一人で放っておけるような状態じゃないのに、施設には入れられない、入院もできない。そうなったら離職しかないですよね。
今後どうなるかはまだ分かりませんが、できれば転院できる病院を探したいなと思っています。
なんとか見つかればいいんですが…