療養型病棟への転院が決まるも尿路感染症で予定がズレ込みました

91歳の入院中の祖母ですが、施設に入れて貰えず、療養型病棟へも入れて貰えないという状況でした。

ですが、県外の病院でやっと受け入れてくれる病院が決まりましたよー!

そちらも療養型の病棟なのですが、そこではどんな患者さんでも受け入れてくれているのだそうです。さっそく見学にも行ってきまして、あちらの職員の方との面談を済ませ、転院の日にちまで決めておりました。


そして転院の前日のことです。

祖母が高熱を出して、急きょ転院を中止することとなりました。

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高齢者に多い尿路感染症

祖母は現在完全に寝たきりで、オムツと導尿をしています。導尿の管はずーっとつけっぱなしです。

食事も満足に取れず点滴ばかりなのもあって、便もずっと液状です。それもあり、尿路感染症にかかってしまったとのことでした。

現在、症状としては発熱くらいしか出ていないようです。本人は痛みは訴えないようですが、熱でしんどいみたいで、食事量もまたガクッと減っていました。

熱は38度後半で、薬を飲ませてもなかなか下がらないとのことで病院から電話が入りました。

導尿を随時している患者さんで、高齢で、女性には尿路感染症にかかる方が少なくないようですね。一度なると良よく繰り返すとも聞きます。

尿路から菌が入り込むそうなんですが、祖母は便が水様便であることがほとんどなので、大腸菌が入ってしまったのかなぁという感じらしいです。でもオムツなので仕方がないですよね…。

転院の予定がなくなり他の病院へ転院?

最初電話が来た時は、熱が下がらないようならもっと大きな病院へ転院することになると言われました。

療養型ではなく急性期病棟で、大きい総合病院で精密検査を受けることになるかもとのことでした。そうなると、『転院⇒検査⇒処置⇒状態が安定したら1か月以内に転院』になるとのこと…

えぇー!やっぱ総合病院って長いこと置いてくれないんだね。ってあたり前か。

そうなると転院ばかりでちょっと大変ですね。祖母も体力使うだろうし…いや、でも仕方ないけど。

もう少し様子を見て、熱が下がらなければ大きな病院へ移るという話になってしまったのでした。うーん、なかなか予定通りにはいかないものだなぁ。。

職員さん方に配るお菓子まで大量購入したというのに、消費期限までに間に合うのでしょうか…下手したら買いなおしかもですね(田舎ではまだまだこういった風習が残ってます)。

注射のお陰で熱が引いた

数日後、また病院から電話です。

注射の解熱剤が効いて、熱が下がったということでした。これで容体が安定したら、最初に予定していた療養型病棟の方へ転院できるとの知らせでした。

11月下旬の予定から、12月上旬にはなりますが、これがうまくいったらもう今後はずっとその病院にいられます。

あんまりあっちこっち転院するのも祖母は嫌がっていたので(寝たままの移動ですがかなり体力的に辛いとのこと)、そうなってくれるといいんですが。

祖母は、転院するたびに見える景色が変わるので、「ここどこー?!」となってベッドから脱走しちゃうんですよね(;´∀`)

今はまだ熱が下がってすぐなので、まだ転院の予定日は決まってないのですが、日にちがずれても受け入れるベッドはあるとのことなのでよかったです。

高齢者の介護をするということについての理解が必要

それにしても、高齢者の容体は本当にすぐに変わってしまうものなんですね。

昨日は元気そうでも翌日は一気に悪化していたり。予定をしたことも、なかなか予定通りにはいきません。その都度、今いる病院や転院先とも連絡を取り合わないといけないし、予定も全て立て直しになります。

退院時用に用意していたお金の計算のやり直し、ナースステーション用のお菓子も下手したら買いなおしですし、改めて職員さん達との話し合い、今後どうするかの身内同士の打ち合わせなどなど…

容体が変わったと連絡があればすぐに駆けつけなければいけないですし、入院しているとはいえ家族がやるべきことはたくさんあるのだなということに気付きました。

「入院してるなら、お見舞いに行くだけであとはあんまりやることもないのかな」とか思ってた私ですが、実際はこんなにもやることがあるんですね。やってみないと知りえないことでした。

入院する時にやる手続きもたくさんありますし、その都度お金の支払いをして、医師からの病状の説明に行くと半日潰れますし(数時間待つことはザラですし日にちも医師に合わせます)、病状悪化したり脱走したらすぐさま呼び出されますし(今すぐ来てと言われます)、ケアマネージャーさんとの連携、家族間の連絡の取り合い、ソーシャルワーカーさんとの話し合い、転院先の施設や病院探しと見学、転院可能かどうかを聞きにいったり面談に行ったり、見舞いに行って食事介助をして洗うものを貰って来て洗濯してからまた持って行き、ティッシュや使い捨てスプーンなどの買い足し、職員さんやケアマネさんなどへの差し入れの買い出しなどなど。。。

入院している人に代わってのお金の管理もあるし、家の管理もしないといけません。

こういった、”やることがたくさんあるんだなぁ”ということを知っているだけでも、大事なことなんですね。知ってれば「入院してるんだからやることなんかないでしょ」とか言わないですもんね。

そんな感じで、転院は12月にずれ込みましたが、無事に転院先が決まって良かったです。

あと、インフルエンザとかの病気じゃなくてよかったです。この状態でインフルにかかったら命にかかわりそうですし…お見舞いに行く時も、気を付けなきゃですね。アルコール消毒のジェルを院内のあちこちに置いてくれてるので、食事介助の際には必ず手を消毒してます。

このまま、熱が下がって容体が安定してくれるといいのですが…。

今日行った時は、足だけでなく手までむくんでパンパンだったのでちょっと心配です。目も開けられなかったし…また後日、様子を見に行ってきます。

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