真夏になりましたね!
めっちゃ暑くて、1日中クーラーつけてないと危ないくらいです。
そんな中、庭のメダカ水槽の雨対策について考えました。「こんなに気温も水温も高いのに、雨が降った時にフタをしてしまったら水温が上がり過ぎてヤバいのでは?」と。
そこで、雨水のpHを計ってみて大丈夫そうだったら、しばらく雨ざらしで管理しようかなと思いついたのです。
…ということで、雨水のpH測定用に試液を買うことにしました。
ちなみにテトラの6in1(試験紙)で計るといつもメダカ水槽のpHは6,5くらいでした。今までずっと同じ結果なのですが、実際はどうなんでしょうか。
テトラテスト ペーハー トロピカル試薬を買った
テトラのpHトロピカル試薬というのを買いました。
液状の試薬を使って水質検査をするものです。50回分計れます。淡水用です。
測定器とは違って、校正する必要がないところが気に入りました。面倒くさがりなもので…(;´Д`)
説明書と試薬、水槽の水を入れる入れ物、pHを色分けにしている表などが入っています。
こういう液状のものだと、紙のpH測定よりはちゃんとした結果が出るみたいですね。
5mlの水に対して試薬を7滴入れることで、色の変化を見てpHを判断するようです。さっそく、雨水のpHを計ってみることにしました。
試薬の使い方
四角い蓋つきの透明の容器には、メモリがついています。
まずは計りたい水で容器を洗います。
その後、計りたい水を5ml容器へ入れて、そこにテトラテスト pHトロピカル試薬を7滴いれます。
蓋をしてよく振れば色が変わりますので、箱に入っていた色分け表の色と見比べます。
・容器を飼育水で洗う
・容器に飼育水を5mlいれる
・そこに試薬を7滴いれる
・フタをしてよく振る
・色の変化を読み取る
↑こちらは雨水を計った写真です。
何度か雨水を貯めて計りましたが、いつもこれくらいの色をしています。だいたい6,5くらいかなと思います。
pH6,5くらいなら、このまま屋外のメダカ水槽へ入っちゃっても問題なさそうです。なんてったって、6in1で計るといつもそれくらいですから。
……とはいえ、せっかくトロピカル試薬を買ったので、飼育水も計ってみることにしました。
我が家の飼育水がヤバい!めっちゃアルカリに傾いてる
ヤバいっす。めっちゃ青いっす。
かなりのアルカリ性です。下手したら8越えてるかも?!8,5とか???
いや、ビックリですこの結果は。6in1ではいつも6,5くらいだったので、ずっとそうなんだと信じてました。なんならカキガラを入れてたくらいですから。
でも全然違ったんですねorz
屋外の別の水槽を調べてみても同じくらいの色でした。
みゆきメダカの色あげをするにはアルカリ性の方がいいと聞きましたが、いくらなんでもアルカリ性過ぎるかなと思います。せめてpH7,5までは持っていきたいです。
いつも水道水の汲み置きを水替えに使っているので、水道水の水を調べてみると……
7~7,5といったところでしょうか。
わりとアルカリ寄りというか、中性だなーって感じです。これくらいなら水槽の水とも大きい差がないですね。
でも、こんなアルカリ水槽に弱酸性の雨水がいっぱい入ったら、水質変化でエビさん達は危険なことになりそうです。雨ざらしは無理っぽいですね。
…ということで、真夏ですが雨よけ用の蓋はちゃんとしようと思います。
なお、今回使った液状の試薬より、pH測定器で計った方が細かく測定できるそうです。
あんまり高くもないので買おうかなぁ。校正が面倒そうだけど…試薬を使いきったら買おうかなと思います。校正液が付属してない場合は、一緒に校正液も買いましょう。
飼育水のpHをアルカリ性にしていた原因は?
なぜ、ここまでアルカリ性に傾いていたのかを考えました。
…というか、たくさん思い当たることがあるんですよね。だって6in1ではpH6,5だったから、貝によくないわ~と思ってカキガラ入れてましたもん……
他にも、思い当たることがたくさんあったので、とりあえず全部を箇条書きにしてみました。
・溶岩石を入れていた
・底砂が大磯砂
・エビ用のリングろ材を入れていた(カルシウム補給用)
・素焼きの鉢を入れていた
エビにはカルシウムが必要だからということで売られていた、エビ用のリングろ材を入れていたんですが、それもアルカリ性に傾けている大きな原因だったかも……。
大磯砂は酸処理してなかったし。
とりあえず、「カキガラ」「リングろ材」「素焼きの鉢」「溶岩石」を全て取り出してみました。
大磯砂は底に薄く敷いてあるだけなので、放置です。今更どうにもできないし。。。
素焼きの鉢ですが、ネットで調べたところ、これを入れたらアルカリ性になったという話を聞いたので取り除きました。たしかヤフーの知恵袋かどこかだったと思うんですが…。
流木を入れると弱酸性になるといいますので、今ある流木で何とかなったらいいなぁ…
機会があったら新しく買ってみようかな。(※流木を水槽へ入れる時は、アク抜きをしてから水槽へ入れてくださいね!飼育水が茶色くなるので…)
ミナミヌマエビはpH8でも繁殖していた
今年の4月ごろから、ミナミヌマエビたちは抱卵し、稚エビが育っています。
メダカと一緒に水槽へ入れていますが、ホテイソウの根っこの中で生き残り、あちこち(っていっても根っこの間ですが)に稚エビがいます。
でも、ずっとpH8の中で生きてたんですね。エビといえば弱酸性がいいと聞きますが、適応できる水質の範囲が広いんだなぁと驚きました。
水質を一気に変えると危なそうなので、底砂は替えないで、今後のレイアウト(っていうより放り込んでるだけだけど)はこのまま「大磯砂・流木・アナカリス・ホテイソウ」だけでやっていこうと思います。
もう溶岩石も素焼きの鉢もエビ用リングろ材も入れません!もちろんカキガラも。
私は水替えが面倒派で、しかも現在のpHでも問題なくメダカもエビも繁殖してるということなので、水替えはやるかどうか悩んでます。あんまり一気に変えるのも…抱卵エビさんもいますし。
アンモニアは出てませんし、硝酸塩が溜まって弱酸性に傾かないかなと思ったりもして…。
でも今かなり暑い時期ですし、メダカの稚魚も育ってきて数が増え、エサの量もかなり増えたので、水替えはやった方がいいですよね。
100均の水替え用ポンプは買ってきてあるので、少量ずつやるようにしてみよう。
pH測定は大事だった
今回のことで、色んな項目を一気に計れる紙の試験紙だけで水質管理はできないんだなと気付きました。
お金かかるし…とか思ってましたが、1回でいいのでこういう液の試薬か、もしくは測定器を使ってpHを計るといいのではないかと思いました。
思ってもみなかった結果になるかもしれません。
あと、pHが高くてもその水で問題なく繁殖できている場合は、水質を一気に変えた方が危ないです。
まずはpHを上げている可能性があるものを取り除いて、しばらく様子を見ましょう。水替えも、特にエビを飼っている水槽では一気に大量に水替えするとエビが落ちてしまうので、気を付けます。
徐々に時間をかけてpHを下げるようにした方がいいです。
そんなこんなで、軽い気持ちでpHを計ったらえらいことになったお話しでした。
こんなズボラな管理で繁殖するのですから、メダカもミナミヌマエビも強い生き物なんですね。