↑こちらは去年の11月13日の写真です。
そう…食べようと思って買ってきたジャガイモから、大きく立派な芽が出ているではありませんか!
ちょっと芽が出てるだけなら、包丁で大きめに切り取ってから料理に使うのですが…ここまで芽が育っちゃうとさすがに食べる勇気がありません。しかも実がシワシワになってて食べれそうにもない。
とはいえ、11月といえば夏に植えたジャガイモの収穫期です。植える時期ではないんですよね。
2月ごろに植えつけて春に収穫することもできますが、それで考えても11月に植えるっていうのは早すぎです。今植えて大丈夫かな。ちゃんと育つのかな?
…と思いつつ、このまま放置するわけにもいかなかったので、庭に埋めることにしました。
芽が出た⇒種イモとして丸ごと庭に埋めてみた
庭の土を掘って、大きな芽が出ている方を上向けて植えつけました。
ちゃんとした種イモは切ってケイ酸白土をつけて植えることが多いですが、今回は土の中で腐らないようにってことで丸ごと植えました。植えたっていうか埋めただけって感じですけどね。
そのまま土をかけて、水をたっぷりやります。
植え付けの時だけはたくさん水やりをして、その後は雨が降る時以外は水をやりません。
あまりにも晴れの日が続いて葉がしおれてきた場合だけ、少量の水をやるくらいでいいです。でないと種イモが腐ります。
暖冬ですくすく育ち葉が生い茂ってきた
↑11月13日に植えて、12月29日にはここまで育ちました。この写真は日当たりがいいけど冬の冷たい風がよく通るところに植えたジャガイモです。
11月12月と暖かい日が続きましたので、すくすく育ってしまいました…これから真冬なのに大丈夫なんだろうか。
↑こちらは同日に撮影したもので、日当たりが少し悪いけど冬の冷たい風はそんなに通らないところに植えたジャガイモです。
今のところはこちらの方が元気で大きなはっぱを出してますね。
一応日は当たるのですくすく育ちました。
葉も茎も伸びたので土寄せしたよ。芽かきはナシ
1月2日の様子です。寄せ土をしました。
寄せ土・足し土・増し土・土寄せ…色々な言い方がありますが、ようは『芋が出来た時に地表に近いと青くなっちゃうから、土を盛っておこうぜ』ってことです。
ジャガイモって、太陽を当てちゃうと青くなる(緑色になる)じゃないですか。あそこは毒があるから食べられないですよね。地表付近に芋が出来るとどうしてもうっすら日が当たって緑色になっちゃうんで、そうならないよう土を盛るのを「増し土とか寄せ土」と呼びます。
↑こちらも同日に増し土。日当たりが悪い方なのによく育ってるなぁ。
そうそう。普通は増し土する前に『芽かき』をします(芽が土から10cm~くらい出た時くらい)。
1つの種イモから6本7本も芽が出ると、小さい芋がたくさん出来ちゃって大きいのが収穫できないんですよ。
なので、2~4本の芽を残して多すぎる芽を引っこ抜く訳なんですが…今回出た芽が2か所ともそれぞれ3本4本ほどだったので、芽かきはしませんでした。
ちなみに、芽を引っこ抜く時には片手で種イモをおさえてないと、芋ごと出てきちゃいます。気を付けましょう!
花が咲かないまま強風で茎が折れていく…
↑1月29日の日当たりがいい方の様子です。葉っぱがたくさん茂ってますが、まだまだ寒いので花は咲いてません。
もう1カ所のジャガイモは、写真を撮り忘れていてありません(;´∀`)
どちらも葉っぱが生い茂ってますが、この後、なんと……
冬ならではの強風のせいで、1本、また1本と茎が折れていくではないですかorz
2月に入ってね、急に真冬って感じになったからさ…風も強いしね~…このあとどんどん茎が折れていくことになりまして、3月になったころにはズタボロな状況でした。
なのでその頃の写真はありません。もうこれはダメだなぁと思ったので…。
花が咲かないままだが土を掘ってみることに
↑3月28日の、日当たりがいい方に植えつけたジャガイモの様子です。
完全に枯れてますよね、葉っぱ。普通は葉が茂った後に花が咲いて、その後葉が黄色く枯れてから収穫なんです。
しかし今回は植え付けるのが早すぎたのもあり、長いこと葉っぱだけ茂った状態で放置されてました。そして強風で茎が折れて、蕾は付いたんですが花も咲かずに枯れました。
しかし、ジャガイモってね。初心者向けなんですよ。栽培が簡単なの。
花が咲かなくっても芋はできるし、ちゃんと食べられるものが育ってるかは不明ですが、せっかくなので掘り起こすことにしました。
掘ってすぐに芋が見えました!!茎を手で持って、思いっきり引っこ抜きます。
すると…
おぉっ!思ってたよりいっぱい実がなってるー!!
よし、あと1つのジャガイモも掘り返そう!
↑こちらは日当たりが若干悪いところに植えたジャガイモ。
掘り返してみると…
おぉ~!こっちも実がなってる~~~!!!(*´▽`*)
小さい実が多いですが、これがね、自分で育てた醍醐味なんだけど…素揚げにしたらめっちゃ美味しいんですよ!この小さい芋が!!なのでこれ、大好物なんです。
芽かきをわざとやらずに、小さな芋を大量に作って全部素揚げにして食べたこともあるくらいです(笑)
日が当たらないように栽培していれば&緑色の芋を食べなければ、問題なく食べられます。詳しくは農林水産省のこちらのページ参照。
たくさんのジャガイモが収穫できた
はい、これだけのジャガイモが収穫できましたよ~!
上側が、日当たりがいいところに植えてできた実です。下側が、ちょっと日当たりの悪いところに植えて出来た実。実っていうか芋だけど。
やっぱり、日光がよく当たる方がたくさん収穫できるみたいですねぇ。
ちなみに大きさ的にはかなり小ぶりです。っていっても写真じゃ分かりづらいので、500ml入りのペットボトルを置いて写真を撮ってみました。
下側にある芋で穴が開いてるのは、トンガで掘ってて開けちゃった穴です。もったいない。
(トンガ…小さめのクワです。昔タケノコ堀りをする時に使ってました)
ってことで、ジャガイモを収穫する時は、手で掘りましょう!
ジャガイモ栽培が初心者にオススメの理由
↑適度な大きさに切って、素揚げにして塩をかけて食べました。めっちゃ美味しかった~!もちろん皮付きのままです。皮が薄くて美味しいですよ(*´▽`*)
中はしっとりとクリーミーでみずみずしかったです。
ちなみにクレイジーソルトっていうハーブ塩をかけるとめちゃウマです。
そんなこんなで、うっかり芽が出てしまった食用のジャガイモでも、土に埋めれば実がなるのか?!という実験でした。なんとも簡単に実がなりましたね~。
培養土を買った時の丈夫な袋の下側に穴をいくつか開けて、種イモを植え付けても収穫できますので、ベランダ栽培にも向いてますよ。
花が咲かないどころか蕾が付かなくっても収穫できますから、まず失敗はすることないと思います。
うっかり料理用に買ったジャガイモから芽が出ちゃった!って方は、とりあえず土に植えてみるといいかも(くれぐれも日に当たって緑色になったものは食べないように注意)。
超初心者さんでも簡単に栽培・収穫できるジャガイモですが、守るべきポイントは以下の通りです。
・切らずにそのまま1個丸ごと植えつけると腐りにくい
・植え付け時にはたっぷり水をやる
・その後は水をやり過ぎないよう注意(庭に植えた場合は水やりなしでOK)
・芽かきはやってもやらなくても大丈夫
・土寄せはすること。1回やればOK(茎の根元に土を山盛りにしたらOK)
・花が咲かなくても芋はできるので問題ない
・葉っぱが枯れて土の上に倒れたら収穫しよう(晴れた日を選ぶといい)
・収穫後は必ず乾かしてから保管する(洗わないでそのまま保管すると楽)
…こんな感じで、うまく収穫までこぎつけるハズです。
芽が出ちゃったジャガイモも捨てたら勿体ないですし、もし土があるなら植えてみると、このように収穫して食べられるのでいいですよ♪