私はかなりのド近眼です。めちゃめちゃ目が悪いのです。
強度の近視だと、眼球がまん丸から少し前後に長くなるのを知っていますか?なんとかピントをあわせようとして、目玉のかたちが変わるのだそうです。
そうなるとどうなるかというと、網膜がその分(眼球が伸びた分)引っ張られちゃう訳なんですね。それで網膜に薄い部分が出てきてしまうのです。
それを『網膜格子状変性(もうまくこうしじょうへんせい)』といいます。
”網膜が薄くなっちゃってる部分があるよ”ってことなんですが、こうなると『飛蚊症(ひぶんしょう)』という症状が出てきます。
今回、飛蚊症の症状が悪化(前より黒い筋や黒い球が増えた)気がしたので、急いで眼科へ眼底検査をしてもらいに行ってきました。
…が、眼底検査のために瞳孔を開くと、光がまぶしいのが何時間も続くんですよね。
自分で車を運転して帰宅できないので、親に送り迎えを頼める日まで数日間、眼科に行けなかったんです。(駅やバス停もド田舎なので家から何キロも先にしかなく、電車やバスでは眼科へ行けないのです;)
その間に、ド近眼のせいで網膜剥離にまで至ることはあるのか?と気になって調べまくったので、そのことについてまずまとめます。
眼科へ行った時の記録のまとめについてはこちらの記事をどうぞ。
飛蚊症とは何か
飛蚊症とは、目の前にまるで蚊がずっと飛んでいるかのように見える症状のことです。
それは蚊のような黒い点であったり、ボヤけた毛糸やアメーバのように見えたりもします。私の場合は黒い小さい点がいくつかと、半透明の黒色の糸状のアメーバのようなものが、視界の特に下側に多くある感じです。
ちょうど視界の真ん中あたりに1つ大きな点があるので、文字を読む時なんかはそれがよく気になることがあります。
これがなぜ起こるかというと、網膜に穴が開いたり、網膜の一部がすごく薄くなっていたりするのが原因です。
私の場合でいうと、近視が酷く、そのせいで前後に伸びた眼球に引っ張られる形で網膜が伸び、一部薄くなった部分が出て、その薄い部分が黒く映るという訳です。
強度近視から網膜剥離へ移る過程
私は遺伝による強度近視なのですが、それにより今回眼科へ行きましたので、ここでは近視によって網膜剥離に至る過程について説明します。
先ほども言いましたが、私は現在『網膜格子状変性』と言われる状態です。これにより飛蚊症の症状が出ています。
たまに「光視症(こうししょう)」という、チカッと光が見える症状もたまにですがあります。
この状態がすすむと『網膜円孔(もうまくえんこう)』や『網膜裂孔(もうまくれっこう)』になります。
円孔は、網膜に丸い穴が開いてしまった状態のことです。裂孔は、網膜に亀裂ができてしまった状態のことです。
この穴や切れ目に水分が入ることで、網膜がペロンと剥がれてしまうと『網膜剥離(もうまくはくり)』になってしまうというわけです。
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過程ごとに異なる治療法
私のように、まだ穴も開いておらず亀裂もない場合は、経過観察となります。
もしも穴が開いたり亀裂が出来た場合には、レーザー治療を受けることになります。これは『レーザー光凝固術』と呼びます。
比較的簡単な手術で、空いた穴や亀裂の周りをレーザーで焼き固めることで、ここから網膜が剥がれてしまうのを防ぐという手術になります。
目の検査をするような、あごを乗せる機械に顔を乗せて、動向を開いた状態でレーザーを売ってもらうことになります。ちなみに入院などは必要なく、日帰りの手術となります。
もしも網膜剥離になってしまった場合は、急いで手術となります。
これは入院して行うもので、ガスなどを眼球に入れることで剥がれた網膜を元の位置に固定する「硝子体手術」や、「強膜バックリング法」という手術などがあります。
こうなってしまうと失明する可能性も出てきてしまいます。
たとえ視力が極端に悪いだけでも、網膜剥離になる可能性はないわけではないのです。
ちなみに、以前視力を計ったのは今年の1月ごろかな?運転免許の更新のために、眼鏡屋さんへ行って眼鏡の度数を確認してもらった時に、一緒に裸眼の視力も計りました。
ちなみにその時は0,75でした。
かなり目が悪い人でもだいたいは網膜格子状変性のまま経過観察できることが多いようなのですが、とはいえもしも穴が開いたりしてしまえばそれがきっかけになって剥離することも十分考えられるのですよね。
せめてこれ以上視力を悪くしないように、日常生活から気を使わなければならないなと、眼科へ行ける日まで考えていました。
まぁ大丈夫だろうと高をくくって、眼底の定期検査にも行かずに、いつでもスマホを見てばかりだったり、用もないのにテレビを見たりしていたのを反省しまくりでした。。。
続きは、眼科へ行って眼底検査をして、結果を聞くまでの話のまとめになります⇒続きはこちら