あごの骨が溶けていた!20代で歯根のう胞になって抜歯した話。前編

905c6d74f52d6316e8a1969a95f09ce2_s

ども!chicacoです。

私は現在30代前半なのですが、実は20代であごの骨が溶けた上に奥歯の永久歯を1本失い、インプラントを入れました。

今回は、私が永久歯を1本抜歯するまでの話を詳しく書いていきます。

スポンサーリンク

小学生~高校生時代の歯を振り返る

私が20代で失った奥歯は、右下の6番目の歯です。一番奥(親知らずは含まない)から2番目にある大きな歯ですね。

そもそも虫歯が早々に出来て、早々に神経を抜いたというところから話は始まるので、子供時代までさかのぼってみることにします。

歯磨きができなかった子供時代

大人になってから分かったことなのですが、私は「歯磨きの正しい方法」を知りませんでした。

というのも、親は勉強以外スルーでしたので、例えば靴紐の結び方だったり自転車の乗り方など、そういったことを教えてもらったことがなかったのです。

歯磨きも同じでした。

私にとっての歯磨きは「なんかよく分からんけどブラシでこすっておくもの」でした。

なので1日に2分ほどシャカシャカするだけで終わっていましたし、それを注意されることもありませんでした。

よく思い返してみれば、おかしいほど私は虫歯が多かったんですが、当時はそういうものだと思っていました。

小学生6年生で、すでに虫歯は13本。うち4本が神経まで抜いてしまっていました。

親はそれも興味がなく、「アンタ歯が弱いなー」の一言でした。

私も「そうか、私は歯が弱いから虫歯になるのだな」と理解していました。

高校生の時に起きた異変

私が高校生の時です。異変が起きました。

右奥歯が痛いのです。そう、抜歯することになった奥から2番目の右下の奥歯です。

ズクズクと鈍く痛む感じで、急いで歯医者へ行きました。

銀のかぶせものを外してもらったところ、内側で膿んでいるとのことでした。

消毒をし直したり、抗生物質の薬を貰ったりして、膿を取り除いてもらってからまた銀のかぶせものをかぶせ直しました。

しかし、それから年に2回も3回も、奥歯が痛くて歯医者に駆け込むようになってしまいました。

年に2回3回だけ痛むのではなく、ずーっと痛いんですが、我慢しきれなくなって歯医者に行くのが年に2回3回ということです。

歯医者は行くたびに「膿んでるだけです、大丈夫です」といって抗生物質を3日分出します。

そんな感じで痛みをごまかし続けて、20代に突入しました。

新たなる異変、歯茎が変形

accdb8c8d9a084e4915170779db163ad_s

それは高校時代から何年もの長い時間をかけて、徐々に徐々に進行していました。

あの痛い奥歯の根元の歯茎が、どんどん硬く腫れあがってきていたのです。

腫れあがるというよりは、骨がどんどん大きくなると言った方が正しいでしょうか。

すごく硬い骨のようなものが、どんどんと大きく育ち、24歳を過ぎた頃には親指より大きいくらいに育ってしまっていたのです。

痛みは相変わらずでしたが、ずっと通い続けていた歯医者さんはずっと何年もこう言っていました。「歯の神経を抜いたから、骨が大きく育ったんですね。心配ないですよ。骨です」と。

あごの骨が歯を支えるために大きくなっただけで、問題は全くないとのことでした。

「神経もキレイに殺菌し直してるんだから、膿んでるわけないですよ。だいたい硬いでしょ。膿だったら柔らかいじゃない。そんなに言うんだったら抗生物質出しておくから。そしたら膿も消えるから」と言われていました。

私は「変なこともあるもんだなぁ」と思いつつ、そういうものかと思っていました。

でも、なんだかその奥歯の銀のかぶせものと歯茎の間から、白い膿のようなものが染み出るようになってきたのです…。

さすがに別の歯医者へ転院

その当時の私の年齢は25歳で、問題の奥歯で食べ物を噛むと、なんというかおかしい感覚がするようになっていました。

なんていうのか…物を噛むと歯が沈み込むような、常にズーンと重苦しいような、歯が浮いたような、なんとも変な感覚です。

そしてやはり歯茎と歯の間から、白い膿のようなものがジワーっと染み出てくるのです。

これって歯垢かな?と思い込もうとした時期もあったんですが、さすがになんだかオカシイ。

ちょっと遅かったんですが車の免許を取った私は、自転車で子供の頃からずっと通っていたいつもの歯医者ではなく、車でしか行けない評判のいい大きな歯医者へ転院することにしました。

歯科医院内が若干ザワついた…

当時はもう25歳になっていたので、さすがに歯磨きの方法は自分で習得し、虫歯もほぼできなくなっていた頃でした。

新しい歯医者に行ってまず歯の検診を受けたのですが、新しい虫歯はできておらずホッとしました。

しかし、歯茎の腫れを見てもらうと状況は一変しました。

歯医者さんが「これ、歯根のう胞ですよ!かなり大きいです。すぐにでも抜歯しないと、痛みが出たら麻酔も効かなくなりますよ」と若干焦りつつ言うのです。


私はというと「え?え??」と訳が分からず。

その新しく行った歯科医院はかなり大きくて、歯医者さんも数名勤務されているのです。

なので、新しい歯医者さんをセカンドオピニオンということですぐに連れてきて下さいました。

「???」となっている新しい歯医者さんですが、私の歯茎を見て「!!!」となりました。

「歯根のう胞ですね。レントゲンで真っ黒になってるところがありますよね。これ、全部膿です」

レントゲンを見せてくれたのですが、なんと私のあのずっと痛かった奥歯の下の硬い何かが、真っ黒に映っていました。他は白っぽく映っているのですが、その白いのが骨なんだそうで…真っ黒ってことは骨がない状態なんだと…。。

「これで大丈夫と言われてたんですか?!かなり症状が進行してますよ」

「できることなら今すぐ抜歯しないといけないくらいです。この状態で炎症を起こしたら、首まで腫れあがりますよ。そうなったら麻酔が効かないです」

もうね、若干、歯科医院内がザワつきましたよ。

けっこうヤバかったみたいです。。ですが、さすがに今すぐ抜歯というには勇気が…。

そろそろ診察が終わる時間だし、今すぐ歯を抜くという決断がどうしても出来ず、改めて明日来ますということにして、とりあえず帰宅しました。

つづき⇒20代で歯根のう胞になって抜歯した話。後編

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク