歯根のう胞で顎の骨が溶けて抜歯、インプラントを25歳で入れた話。

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ども、chicacoです。

歯根のう胞になったんだけど街の小さな歯医者さんでは適切に処置してもらえず、かなり巨大化してしまい抜歯することになりまして。

っていう話を前々回前回としてきたんですが、今回は抜歯したところにインプラントを入れた時の話をまとめたいと思います。

インプラントを入れるまでのことなども含めて、抜歯後の話から書いていきますね。

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部分入れ歯じゃご飯が食べづらい!

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抜歯した傷が治ってからまず入れたのは、部分入れ歯でした。

まぁこれがなんていうか、物が噛めなくてですね…。硬いものが噛めないとかいうレベルじゃないんですよ。もはやパンすら食べられない。

というのも、噛んだ時に食べ物が入れ歯にキュッとくっついて、歯と歯を離す時に食べ物に入れ歯がくっついて取れちゃうんです。

当時はまだ25歳でしたからね。もうこれが恥ずかしくって、部分入れ歯の時は友達と遊びには一切行きませんでしたよ。

途中で取れようものなら、指を入れて直すわけにもいかないですしね。

それで私は「インプラント」を強く意識し始めました。

そして部分入れ歯生活が1年を迎えた頃には、強い意志で「インプラントを入れるぞ!」と考えるようになっていたのでした。

インプラントって危険なの?

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よくインプラントとが危険だと聞きますが、私が通っていた病院では3Dで歯や顎、血管をスキャンできる機材がありまして。

どこに大きな血管がある、どこに顔の神経が通っているとかを3Dで実際に見ることができるんです。

そして、コンピューターがインプラントの土台をどこにどんな角度で埋め込むといいかまで計算して出してくれるんです。

実際にCGでインプラントの土台をこういう感じで埋めますということで映像を見せてもらったんですが、サイズから角度までちゃんと計算されており、私はそれを見てすごく安心したのを覚えています。

インプラントを行う際は、しっかりした評判のいい、設備の整った歯医者を選ぶことが重要だと思いますね。

歯医者さんの口コミを書きこめるサイトもあるので、そういうサイトも利用しつつ探してみることをオススメします。

さてさて私の場合なのですが、歯磨きはきちんとできているからインプラントにしても長持ちするだろうし、年齢的にもブリッジよりはインプラントにした方が、将来的に健康な歯が多く残せるだろうということ、そして何より抜歯後1年でかなりあごの骨が再生していたため、インプラントを入れる手術をしましょうということになりました。

いよいよインプラント手術をすることに

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私が受けたのはフラップレスという手術です。

これは歯肉を切開しないで、インプラントの土台を埋め込むところだけレーザーで穴をあけ、土台を埋め込む手術です。

歯肉をメスで切り開かないので、後で歯肉を縫合する必要がないのです。画期的!

ちなみにこれは難しい手術法なんだそうで、ちゃんとした設備があって経験豊富な歯医者さんにやってもらわないと危ないみたいですのでご注意を。

私が行っていた歯医者さんはめちゃくちゃ大きく、院長を始め歯医者さんが数人在籍しており、その場でセカンドオピニオンも受けられ、しかもそれぞれ半個室になっていてテレビモニター付き、CTも撮れて設備も最新という地元では有名な歯医者さんです。

受付の方々もかなり優しくて丁寧で、町でも評判&ネットの口コミもかなり評価がいいです。

フラップレス術式で土台の埋め込み

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私の場合、手術は2回に分けて行われました。これは2回法というみたいですね。骨が頑丈な場合は1回で出来る方法もあるそうですが、基本はこの2回に分けて行うやり方でやるみたいです。

まず歯肉に麻酔液をかけてもらい、麻酔注射をしました。これだと麻酔注射自体も痛くなくて助かります。

で、次はレーザーで歯肉に最小限の穴を丸くあけました。そしてそのままアゴの歯にも穴をあけていきます。そして、インプラントの土台を埋めて終了です。

歯肉を切開しないため怖くないし痛くないし、レーザーの見た目もカラフルでポップな色(ピンクや黄色)の丸いフォルムでしたので、全然怖さがなくて助かりました。

血はほとんど出なかったですし、術後の痛みもほとんどなかったですね。

一応痛み止めは、麻酔が切れる前に1度飲みましたけども、それだけでした。手術時間も短く、精神的にも体力的にも負担が全然なかったです。レーザーだと削られている感覚がないので、怖くないものなんですね。

帰宅後に鏡で歯茎を見てみると歯茎に円形に穴が開いてて、そこに金属(インプラントの土台)がスポッと入ったような感じでした。

ということで、今回の手術はこれで終了!いや~、楽でいいわ~。

次は義歯を入れて終了

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さて、土台を骨に埋め込む手術から半年ほど経ちました。

経過は順調で、土台は問題なく骨とくっついていましたので、いよいよ歯の部分を入れて終了です。部分入れ歯生活、長かったなぁ。

歯医者へ行くと土台がしっかりしているかを確認されまして、義歯を見せてくれました。乳白色で凹凸もリアルな感じで入っていて、まるで本物の歯みたいです!!

取り付けるのは簡単で、ネジをまわすみたいな感じで取り付けてました。

そんなこんなで、すぐに終了したんですが…立派な白い歯が生えましたよー!!!実際には生えたんじゃなくいれてるんですが、生えたっていう表現がぴったりなくらい、もう一度自分の歯が生えたような感じでした。

怖くて数日間は硬いものは避けていたんですけど、その後はごく普通に食べたいものを食べてます。

肉もせんべいも食べますが、全く問題なく噛めてますよ。

部分入れ歯の時はすぐにポロッと取れて恥ずかしい思いをしましたけど、これなら普通に食べられる!普通に食事ができることが、こんなにありがたいことだったとは…と、25歳にして実感しました。

ちなみにインプラントにしてからもう7年経ってますが、一度もトラブルなく手直しもなく、自前の歯のような感じで過ごしています。

かかった値段は?コスパはどう?

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私が奥歯1本をインプラントにした時の値段は、22万円ほどでした。(レントゲンや検査費用を除く)

これであのしっかりとした最新の手術を受けられて、しかもリアルなかぶせもので、痛みもなくインプラントを入れられたというのは、かなり良心的な値段じゃないかなぁという印象です。

まだ20代、70歳までとしてもあと50年はありますし、その間、何不自由なく食事を楽しみたいですから。

ちなみに私の通っていた歯医者ではカード支払いではなく現金支払いだったので、土台を入れる時に10万円、かぶせものを入れた時に残りの金額を封筒に入れて持って行きました。

そんなこんなで、私が歯根のう胞で奥歯を抜歯してからインプラントを入れるまでのお話しでした。

土台を入れる時の手術ですが、やはりフラップレス手術をやっているところでやったのが良かったと思います。歯肉をメスで切開してめくり、歯槽骨に穴を空け、歯肉を縫合して…というのは、大きな手術になりますからね。

でもレーザーだと必要なところしか穴が開かないですから、しかも削らないので怖くもないですし、術後の治りも早くて痛みもほとんどなかったし、これは画期的だなぁと思いましたよ。

あと、できるだけ痛みの出ない治療をしているとホームページに書いているだけあって、痛がると麻酔を追加してくれたりしました。

半個室でテレビモニターだけでも2台あり、術中も天井のテレビを見られるので怖さもなかったですしね。

脚には毛布を掛けてくれて、看護師さんは横で話しかけてくれるし、至れり尽くせりでした。流行っている理由がよく分かりました。

22万円で今後50年~60年分の奥歯を1本買えたとすれば、コスパとしては55年で計算すると年間4,000円です。

見た目もよく、何でも食べられ、普通に歯磨きできる。ブリッジのように前後の歯も削らなくて済む。素晴らしい技術だと感じました。

ただその分、ちゃんとした歯医者を見つけることが大事だなとも感じました。設備がいいのは第一条件で、年間どれくらいの手術を行っているかも調べた方がいいでしょうね。

しっかり歯磨きをしてインプラントを維持できるのか、現在何歳か、貯金は足りるかなどなど、色々と考えてみてから決めるようにするといいと思います。

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