去年は菌床栽培でシイタケを栽培したんですが、木になるシイタケはめっちゃうまいという話を聞いたので、今年は原木しいたけ栽培に挑戦することにしました。
さっそく、近所のホームセンターで1メートルほどのホダ木を購入してきましたよー!
ホームセンターに売っていたのは、「原木」「種菌」「ホダ木」「完熟ホダ木」でした。
原木はただの木です。種菌は木に植えこむキノコの菌ですが、木に穴をあけるドリルなどは別途購入します。
ホダ木は原木に種菌を植え付けたもののことなんですが、ここから2年ほど面倒を見てあげて、その間に木全体にキノコの菌糸が広がるようにします。その後、発芽となりますので時間がかかります。その分安く売ってますけどもね。
で、今回私が買った『完熟ホダ木』は、水に浸けたらすぐキノコが発生するものです。
浸水作業が大変。専用の袋があるといい
まずは浸水作業です。水に24時間漬け込むんですが、木が1メートルほどあるので風呂に沈めました。
専用の「浸水袋」なるものが存在するのを知ったのがお風呂につけた後だったので、時すでに遅し(;´∀`) ていうかホームセンターにそんなの売ってなかった気がするぞ。通販で買う場合は一緒にセットで買った方がいいかも。
あ、ちなみに私が買ったのは『しいたけの成る木』っていう商品名のものです。
風呂桶につっこんだまま3時間ほどした時……家族から”もうじき帰る”と連絡が入りました。
や、やばい!!!
さすがに、お風呂に木を沈めてるのを見られたら怒られます。6時間は浸けられると思っていたんだが予想外に早く帰ってきてしまう…仕方ない、庭に放置してあったプラ舟を使うことにしよう。
木が長すぎて入りきらん!
ということで、水から出てる部分にはキッチンペーパーを巻きつけて水をかけておきました。
朝までこのまま放置して、朝8時ごろ左右入れ替えて水につかってない部分を水に浸けて昼まで放置。全部で24時間の浸水作業となりました。
置き場所の選び方と湿度の管理
浸水後は水をまかずに、横にして日光を遮って置いておくと書かれてました。
乾燥したらよくないかなと思い、ナイロン袋をかぶせて、その上から遮光ネットをかけて、気温も低かった(14度)のでアルミシートもかぶせておきました。
…が、これが良くなかったっぽい。中で木がビシャビシャになってたようです。
白カビが生えたー!orz
これたぶんシイタケ菌じゃないよね?なんかこんもり盛ってるし。普通に白カビっぽい感じに見えるよ~!!
ティッシュで拭き取って、庭に出すことにしました。
地面に置いたら変な菌が入りそうなんで、小さい透明のコンテナの上に乗せました。
上からかぶせるのは遮光ネットのみ。なぜならアルミシートは風で飛ばされたからです。風、けっこう強いかも。冬は特に強風が吹くんですよね、この場所。
でも風が通りつつ暗くてジメジメした場所といえば、トイレ裏ゾーンしかありません。でもそんな場所で生えたシイタケは食べたくない。。引き続きここに置くことにします。
仕方がないので、遮光ネット1枚だけかぶせた状態で栽培を続けることにしました。
霧吹きしてたら芽が出てきたぞ~!
水に浸けたのが11月18日。カビを拭き取って庭に出したのが11月21日。
風で木がカサカサに乾燥したので、霧吹きで水を吹きかけ始めたのが11月28日。それが良かったのか、12月1日になると木からシイタケの芽が出てきました~!
種菌を植え付けた穴から出てくる子もいるし、木の皮をバリバリ突き破って出てくる子もいます。
どの子も霧吹きで湿らせたゾーンから出てくるので、毎日の霧吹きが功を奏したようです。
説明書では浸水後は水をかけるなと書いてましたが、あまりにも乾燥する場合は、霧吹きでちょっと湿らせてあげると芽が出やすいのかもしれないですね。
発芽時の気温について
シイタケの発芽にちょうどいい気温は18度と書いてあったので、最初は玄関に入れていました。
でも湿度が高すぎたというか、木が湿った状態のままビニール袋をかぶせてたので、カビがちょっと出ました。気温は15度ほどでしたね。
庭では気温は最低で8度、最高で13度ほどだったんですが、風が通るのでカビが出ないです。
霧吹きを毎日するようになってから急に芽が出だしたのを見ると、気温よりも湿度が発芽に関係してるんじゃないかな?と感じました。
ちなみに、説明書では18度が発芽にちょうどいい気温だって書かれてたと思います。
水の与え方ですが、遮光ネットの上から霧吹きをかけてます。そうすると木がビシャビシャにならないのです。風が強い日は1日に2回ほど霧吹きしてます。
もともと日があんまり当たらない場所に置いてますので、日が当たるのは朝の3時間ほどですね。使っている遮光ネットは100均で買ったものです。
乾燥しすぎてシイタケの芽がクチャクチャになって成長が止まったっぽいものもあるので、今後も湿度を上げるよう注意しながら栽培を続けたいと思います。
そして夢の、人生初の原木しいたけを味わいたいなぁ~(*´▽`*)