我が家のトイレはタイルで出来た床なんですが、目地って汚れるじゃないですか。で、掃除するじゃないですか。
ゴシゴシとブラシでこすること45年……気付けば、タイルはそのままくっついてるんだけど、目地材だけが無くなっているという状態になってしまいました。
しかもそこに黒カビが生え始めるし、汚れが溜まりやすくなっちゃうしで困ってたんです。
そこで、ホームセンターで目地材とマスキングテープを買ってきました。
タイルの補修を自分でやる時に買う商品
写真左から、タイルをくっつけるための接着剤・タイルとタイルの隙間に入れる目地材・目地材をタイルの上に塗ってしまわないように養生するための塗装用マスキングテープです。
今回は我が家のトイレではタイル自体は問題なくくっついてるので接着剤は使わないのですが、もし「うちのトイレ床、タイルまで剥がれちゃってるわ!」って方は、こういったタイル専用の接着剤を買って下さい。
ちなみに何で使わないのに接着剤を買ったのかというと、お風呂のタイル床を直す用です。お風呂はタイルごと剥がれてますので…(;´∀`)
補修の手順はこんな感じです
手順としましては、
・タイルを買う(剥がれたものを保管していた場合はそのタイルを使う)
・タイルを貼る場所の汚れを落としてよく乾かしておく
・タイル用の接着剤でタイルをくっつける
・接着剤がよく固まってから、目地材を入れる
・目地材を入れるところの汚れを落としてよく乾かしておく
・目地材を入れる
……こういう感じでやっていきます。
なお、目地を入れるところの溝の深さが2mmもない場合は、残っている目地材を削り取ってから、新しい目地材を入れます。マイナスドライバーと金づちなどで丁寧に剥がして下さい。
なお、浴室は浴室用のものを買うように注意です。
私が買ってきたチューブ状のタイルの目地材は普通のものなんですが、なんと水をかけてOKになるまで1週間かかるんだって!あとで説明をよく読んでやっと気づきました。浴室に使えないじゃん!!
浴室に使う場合は、あくまで浴室用と書かれた、水をかけてもOKになるまでの時間が短いものを選びましょう。
…浴室用の目地材、後で追加購入してこないとな……orz
ホームセンターでも見かけたんですけどね、「トーヨー 抗菌タイル目地材」っていうやつ。自分で混ぜなきゃいけない物だったので買わなかったんですが、こっちは抗菌だし3時間で硬化とのことなので、後で買ってきま~す。
まずは汚れを取って乾かしておこう
目地材がないところはこんな感じ。汚くてゴメン。いくらカビキラーやっても黒い汚れが落ちないんだ。これ何なんだろう?カビではないのかな。赤いのはインク染みのようです。怪我して血が落ちた訳ではありません。
とりあえずの前準備は、こんな感じでやりました。
カビキラーをシュシュッとやって30分ほど放置。その後、水をかけて洗い流し、拭けるだけ拭いて、目地の中まではちゃんと拭けないのでそのまま自然乾燥させる。
で、掃除をした翌日に目地を入れることになりました。
マスキングテープでタイルを養生しておこう
目地材の箱の中にはヘラとチューブ?的な、絞り袋的なヘッドが入ってます。ここの先を切り取って、そのままチューッと出して使うそうです。
これだったら先端を細めに切ったらそのままキレイに入りそうだ。
そうそう。
大事なのは養生です。一気に広範囲に目地を入れる時は、バーッと塗っちゃってからハケできっちりと目地材を入れ込み、水で濡らしてよく絞ったスポンジで、タイル表面に着いた目地材を拭き取ります。
でも今回はちょっとした補修ですので、マスキングテープを貼りつけて目地材を入れていきたいと思います。
実際の目地材を入れる手順を写真で紹介
先端はカッターで斜めに切ってあります。こんな感じでチューッと入れて……
こうやってヘラで奥まで隙間なく押し込んで……マスキングテープをはがしたら出来上がりです!
すぐに剥がしていいみたいなので、ヘラを使った後にすぐ剥がしました。こんな感じになったよ。この作業を繰り返せば、あとは乾かしたら補修完了です。
緊急事態発生!新しい目地材を使うことに
↑さっき「買ってこなきゃ~」って言ってたやつです。お風呂場用に買い足した、抗菌で乾くのが早い目地材。
あのね、さっきのチューブ1本全部使っても、全然足りなかったんですよ……急いで、こちらも使うことにしました。
養生がどうとか言ってられません、ドバっとかけて拭き取る感じでやっていきたいと思います。
ボウルやミニバケツも何もなかったので、ペットボトルを切って容器代わりにしました。底が凸凹で混ぜにくいことこの上ない。
何とか混ぜまして、「マヨネーズより硬め」くらいがちょうどいいとのことなんで、だいたいそんな感じにドロッとなるくらいの硬さに調節しました。
途中で何度か作り足したんですけども、うっかりマヨネーズくらいの硬さになったりもしましたが、問題なく固まったので、そこそこ硬めでドロッとしてれば多分大丈夫かと思います。
ただ、柔らかい場合ははみ出た目地をタオルやスポンジで拭き取るまでの時間を長めにとりましょう。硬化まで少し時間がかかりました。
マスキングテープは使わずそのまま塗りこむよ
マスキングテープは使いません。このままタイル床にかけて、ヘラで隙間に目地材を押し込みます。
右から左、上から下とヘラを動かしてしっかり押し込まないと、仕上がった後に穴が開いたりするので注意です。勿体ないけど量多めで使いましょう。ギリギリの量じゃ難しいです。
出来る限り目地材をこそげて、まだ埋まっていない隙間に入れ込んでいきます。ヘラで力強くこそげて大丈夫ですよ。タイルが頑丈なので問題ないです。
で、1時間ほどして目地材が半乾きになったころに、よ~く絞ったタオルではみ出た目地材を拭き取ります。
思いっきり力の限り絞って下さいね。私的には絞って半日放置したくらいの湿り具合のタオルが一番うまく拭き取れました(笑)
やっと仕上がりましたー!キレイになった
タオルではみ出た目地材を拭いた直後の写真です。どうですか!このまま乾かしたら完成です!!
めっちゃキレイになった~~~!!!(∩´∀`)∩ワーイ
ほらっ!見てください♪
いやぁ~途中で目地材が足りなくなった時は焦りましたが、お風呂用の目地材を早めに買い足しておいてよかったです。何とかなりました。
以前の汚さを思えば、めちゃくちゃキレイになったと思います。
この後、1時間に1回くらい床を覗きに行っては「キレイになったわぁ~」と満足していました。嬉しいものですね、綺麗になるって。
今回得た教訓は?
そんなこんなで、人生初の目地直しをしたわけなんですが…色々と学んだことがあります。
・目地材には色々種類があって、ものによっては水をかけてよくなるまで1週間もかかるので買う時に注意
・目地材を買う時は、固まるまでの時間と、水がかかる場所に使えるかどうかの確認をしよう
・思った以上に少しの範囲の補修でも時間がかかる(私は今回2時間半かかりました)
・ヘラがないととても作業できないので必ずヘラを買おう
・素手でやると手がボロボロになるので必ずゴム手袋をしよう
・目地材はあらかじめ多めに買っておくべきである
・チューブ状の目地材は押し出すのにめっちゃ指の力を使うのでしんどかった
・自分で混ぜるタイプの粉末の目地材は、かなりしっかりと混ぜた方が良い。混ぜ方が足りないとボソボソして扱いにくかった
本当にほんの少しの範囲だけ目地材を入れたいって場合には、チューブがオススメ。例えばこのタイル床の端っこ1本分の溝だけ目地材を入れたいわとか、そういう時にオススメです。
それならマスキングテープを貼るのも苦にならないですからね。
逆に、ちょっとの範囲だけでも、その範囲内の溝に全部目地材を詰めたいわっていう時は、チューブじゃなくて自分で溶いて使うものがオススメです。
ダーッとかけてヘラでこそげて拭いて…だと、楽です。1本ずつマスキングテープを貼ってチューブで入れていくよりも。
そんなこんなで、トイレのタイル床を補修したお話しでした!
お風呂の床は、昭和のタイル床なので今、タイルを取り寄せてもらってるところなのですよ。なので、タイルが届いてからまた補修する予定です。いつ届くかな~?
届いて補修したらまた、ブログにアップしますね。 ⇒アップしました。記事はこちら