水質検査薬テトラテスト6in1試験紙を使ってみた。使い方と見方

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どうも!最近ガラス水槽でメダカ飼育を始めたchicacoです。

もともとは庭にプラ舟(コンクリを練ったりするプラスチック製の大きな入れ物)を置いて、底に赤玉土を入れてメダカを飼っておりました。外だと水替えしたり水質をこまめに計ったりせずとも、不思議と上手くいくんですよねぇ。なので屋外のメダカたちは全員元気。

…なんですが、なぜなのか分かりませんが、屋内で飼育するとなかなか難しくて。

最初は廊下に発泡スチロール箱を置いてそこで屋外と同じ飼い方をしていたんですが、メダカの調子がずっと良くなかったんです。白いフンが続くし、水面に細かい泡が出るし。

そこで、水質検査をしなくては!と思い、色々と調べました。

紙で調べるものと液体で調べるものがあるんですが、1つ1項目しか調べられない場合、割高なんですよね…1つ1000円越えも珍しくないし。そんなの何千円かかるか分かりません(;´Д`)

そこで見つけた「テトラ テスト6in1試験紙」っていうのがですね、水に浸けるだけですぐ計れるし、6種類の水質が調べられるし、何よりお安いのですよ。それで私は早速それを購入しまして、今回水質をチェックしてみたわけなのです。

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どういうタイミングで水質チェックしたらいいの?

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まず、どういう時に水質検査をしたらいいの?という話なんですが、

・水槽を立ち上げてすぐ
・水質が不安定な時
・生体が亡くなるなど水質に変化があったと考えられる時
・フィルターを掃除した後
・水を大量に新しくした時

……などなど、水質を知らなきゃならない時には検査したいですね。でないと現在の水が生体に害のない安定した状態かすら分からないですから…。

私の場合、白いフンが続いていたのと、メダカが1匹亡くなったため、6in1を使ってみました。

一応、立ち上げから2ヶ月経っているので、普通なら立ち上げも終わっている所なはずなんですが、水質が安定してないなーって感じだったのでね。

その後もまだメダカさんたちが本調子ではないので、現在はけっこう頻繁に使ってます。週1回くらいで検査してますね。

とりあえず、どの項目を調べたらいいの?

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水質を検査するっていっても、何を検査したらいいの?という疑問がありますよね。私もありました。

私のように水槽を立ち上げて生体を飼い始めたばかりという方の場合は、「亜硝酸」「硝酸塩」「pH」を調べられたらいいですね。

どれか1つだけに絞るとしたら「亜硝酸」で、私みたいにとりあえずの初期の立ち上げだけはできてるんだけど水が不安定っぽいという場合は、亜硝酸だけでなく「硝酸塩」も調べられたらいいです。

生体がフンをすると、水中にアンモニアっていう物質が検出されます。これがバクテリアにより分解されると亜硝酸に、さらに分解されると硝酸塩になります。

この中で猛毒なのがアンモニアと亜硝酸。硝酸塩はそこまで害はないけど溜まってくると危険なので、増えてきた時点で水替えとなります。

簡単に言うと……亜硝酸を調べることで、「亜硝酸が検出=アンモニアを分解するバクテリアが増えてきた」ということが分かります。そして亜硝酸が0になった時に、立ち上げ初期の危険な時期をとりあえず越せたってことが分かるということです。

でも吸着系のソイルだと、アンモニアや亜硝酸が検出されないこともあるらしい…ここは色々やってみて経験を積んで、慣れていくしかないかもですね。

pHは水が酸性なのかアルカリ性なのかを知ることが出来る項目です。

例えばエビ用のソイルを敷いている場合など、けっこう酸性に強く傾いていたりします。私が使ったのはメダカ用のソイルですが、6in1で調べる限りは6,4に近いくらいの酸性度です。

6in1で調べられる項目とは

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テトラの6in1試験紙で調べられることは、

pH(水が酸性かアルカリ性かなど)
KH(pHに関係するもの)
GH(総硬度)
NO2-(亜硝酸塩の濃度)
NO3-(硝酸塩の量)
Cl2(塩素)

……以上の6項目です。

初心者の方はとりあえず、KHとGHはスルーしておいてください。

Cl2の塩素ですが、これは水道水に入っているカルキが残ってるかどうかってことですね。カルキが抜けてるのは大前提なので、この項目はスルーでOKです。

pHですが、レビューなどを読むと6in1では正確に測れないという話を聞きます。だいたい酸性なのかアルカリ性なのか?ってくらいで見ておくといいかなと思います。

ヌマエビやシュリンプなどを新しく水槽へ入れたい場合は、お店のお水と自分ちの水槽のpHが違いすぎると亡くなってしまいます。なので、そういう時はpHを計れる試験液などでちゃんと細かく測定した方がいいです。

NO2-ですが、これは0じゃないとダメです。試験紙では真っ白になるハズ。色が付いた場合は亜硝酸が検出されたってことなので、まだ立ち上がっていないってことになります。この期間はパイロットフィッシュ以外は入れないようにしましょう。

NO3-ですが、立ち上げてすぐの時にはまだ検出されないです。亜硝酸を分解するバクテリアが増えるにしたがって、硝酸塩も増えていきます。硝酸塩が増えてきたら水替えの時期です。

……ということで、NO2-とNO3-の2つの項目はしっかりとチェックする。pHはだいたいの目安にする。気になる値であれば別途pH試験液などで詳しく細かく調べる。という感じで使ってみましょう(*´▽`*)

実際の使い方は?水へのつけ方や見るタイミング

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↑こんな感じの紙が入ってます。四角い貼りつけてある紙が、各項目を計る時に色が変わるところです。色が変わるところは手で触らないよう注意です。

さて、実際にどう使えばいいのか?なんですが、私は水槽内へ試験紙をそのまま突っ込んでます。わざわざ水槽の水を容器に出して計っていたら、面倒ですし。1秒ほど水槽の水に浸けて取り出し、ペペペッと紙を振って水滴を飛ばします

この水滴を飛ばすのも大事なポイントです。水が多くついていると、垂れて隣の試験紙のところと色が混ざったりしてややこしいので…誤差も出るらしいですしね。

カルキが抜けてるかどうかは、紙を振った後すぐに見ます。他の項目は水から出して60秒後に調べますので、数を数えておきましょう。時間が経つほど色が濃くなっていくので注意です。水気を飛ばした後は、試験紙が入っているケースのところに紙を当てて待っていると、60秒後にすぐ計れていいですよ。

4回計ったけどそれぞれの結果は…

今まで4回ほど、水質検査してきました。

亜硝酸は常に0です。なので、やはり初期の立ち上げはできてるっぽいですね。でもじゃぁなぜ白いフンをするのか?なんですが、やはり消化不良なんじゃないかなぁと。

最初うちに来た時、めっちゃ小さい子たちだったので、思っていたより少量のエサにしておかなければならなかったのかもしれないです。しかも外と同じ飼い方でいいだろうと思って、水替えも2か月ほどやったことなかったので…。

一応、硝酸塩もOKの範囲内だったんですが、最近は週に1回2L抜いて3Lの新しい水を入れるような感じで水替えしてます。

水替えの量が少ないのは、23Lほどの中に小さめのメダカ6匹しかいないから。そして水草も多めですし、エサも少なめなので(3日に1回少量のみ)回数少な目でも大丈夫かなと思いまして。

また6in1を使ってみて、硝酸塩のところの色を見つつ、今後の水替えの頻度も対応していこうと思います。

水替えの量を増やすにしても、できれば1回2リットルの水替えを頻度多めでやるなど、負担がかからないようにやっていきたいなーと思います。

コスパは最強。2分割でさらに安く使える

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↑試験紙を縦に2分割しました。こうすれば、さらにコスパ良く使えますよ。1つ買ったら25回分使えるんですが、2分割で50回分になります。

ただ、2分割したら色が濃くなりやすい気がするとかいう意見もあったので…うーん。そこはまぁ、だいたいで見る用に使うとか、誤差も計算に入れるしかないかもしれないですね。。

あと、こんなこと言っちゃったら元も子もないんですけど、正確性を求めるのであれば、各1項目だけ調べる試験液を買う方がいいです。そっちの方が正確です。

じゃぁなぜ6in1を買ったかというと、やはりコスパですね。安いです。

だって亜硝酸を調べる試験液、硝酸塩を調べる試験液、pHを……と各項目ずつ買っていたら、いったいいくらかかるの?って話じゃないですか。そんなに出せなかったので、まとめて計れる6in1を買ったという訳です。

ただ亜硝酸は0か出てるかで計ればいいので、問題ないかと。

硝酸塩は色が濃くなったら水替えですもんね。生体の調子を見つつ、色が濃くなってきたなーって時に水替えするなど、自己判断も入れつつ計るといいのかなと思います。

だいたいとはいえpHもどっちよりなのかは分かりますし、やっぱ買わないよりはあった方がいいなって思って使っています。

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