屋外でのレッドチェリーシュリンプ飼育を始めるべく、屋外水槽の立ち上げに着手しております。
カルキが抜けたら水草とヒメダカ数匹をパイロットフィッシュとして放つ予定なんですが、そこでふと疑問がわきました。
「カルキが抜けたらって…いつになったら抜けてるんだろう?」って。
そこで今回は、カルキはどれくらいの時間で抜けるのか、どんな抜き方をすれば早く抜けるのかなどについて調べてまとめてみましたよ。
カルキの抜けていく時間の基本的なデータ
ここで、観賞魚用飼料を販売しているので有名な「キョーリン」さんの公開されているデータを見てみましょう。
カルキを抜くには、日中太陽光が当たる屋外で6時間以上置くことが必要でした。
室内で汲み置く場合は、2~3日経過しないと抜けないようです。
安全に塩素を取り去るにはやはりカルキ抜きを使用するか、十分な時間太陽光を当てる事が必要だと分かりました。
ちなみにこれは、蓋をして密閉した状態で測定されたものです。
蓋をせず思い切りかき回してもカルキ(塩素)は全く抜けていなかったとのことなので、空気に触れさせても塩素はそんなに抜けないということなんですね(揮発性は多少あるので、かき混ぜるだけでも少しは抜けます)。
アルミ箔で覆って屋外に置いたものからカルキが抜けていなかったこと・太陽光に当てたものはカルキが抜けていたことから、太陽光によってカルキが抜けていたんだということが分かります。
なんでもカルキは太陽光に含まれる紫外線によって、光分解されるのだそうです。
季節によりカルキや紫外線の量は異なる
ここで注意したいのは、夏などは水が腐りやすいため、塩素も多めに入っている可能性が高いということです。
また、冬は紫外線の量が少ないです。
これらのことから、しっかりカルキ抜きをするなら、最低でも太陽光の当たる屋外に丸1日以上出しておくようにした方がいいかなと思います。
時間を長めにとっておいて、安心して使った方がいいですからね。
それから、住む地域によっても水道水に含まれる塩素の量は違うそうです。
都市部では多くなる傾向があるそうですが、私は田舎在住なので低めなんだろうか?こればかりは調べてみないと分からないですね。
あ、ちなみにUVカット機能のあるペットボトルも近年では販売されているようです。
その場合はもちろん、太陽光を当てようが紫外線はペットボトルの中の水道水まで届いていませんので、塩素は光分解されていないことになります。
ペットボトルに水道水を入れてカルキ抜きをする場合は、UVカット効果のない普通のペットボトルに入れるようにしましょう。
ネットで拾った色んな方の意見
・気温が急に上がった日の水道水の塩素濃度が高い(塩素の量を計って調べたそうです)
・冬の日光でも日中4時間の屋外放置でカルキは抜けた(ただし実験では2リットルのみ。2リットル以上であればさらに時間が必要かと)
・汲み置きの水道水で足し水をしていた頃はポツポツ生体がなくなっていたが、カルキ抜き剤をしようするようになったら生体がなくならないようになった
塩素が抜けたかどうか?計れば早い
↑こういう、塩素が残っているかどうかを調べる試薬が売られています。
これは飼育水を別容器に取り出して、そこに試薬を2滴入れてかき混ぜて使用するものです。
↑こちらは汲み置きした水道水に入れれば計れる高機能のもの。ちなみにこれはTANITA製。
こういうもので計れば、塩素が抜けているかどうかは一目瞭然。気になるのであれば、こういったアイテムを買った方が間違いがなくていいですよね。
私は買うかどうか現在迷い中です^^;
いや~、発泡スチロール箱は安かったけど、備品や水草にこだわり出したらけっこうお金がかかってきちゃいますね。
水合わせ用のエアーポンプとかチューブとか、バクテリアとか無農薬の水草とか、スポイトやバケツなどなど……今から始める!ってなると、色々必要になってくるものですねぇ。
カルキ抜きを使うという手ももちろんあり
もちろん、市販のカルキ抜きを使うという手もありますよ。
↑この4in1は、シュリンプ飼育するべく色んなブログを巡っていた時、使っている方が多いなと感じたカルキ抜きです。amazonだと定価よりだいぶ安かったです。
薬を使うのが嫌だって方は、日数に余裕を見て早め早めに水道水を屋外に汲み置くように。短時間で除去したいならカルキ抜き剤を使うというのもいいですしね。
好みで選べばいいかと思います。
ただ汲み置きに慣れていない場合・うっかり塩素入りの足し水をしたくない場合は、試薬などで塩素が残っていないかしっかり確かめてから使ってあげた方が、シュリンプさんたちの為になるかなぁと思います。
とりあえず4日間置いてみることに
私の屋外水槽は、現在↑上の写真のような感じで屋外の壁沿いに置いています。
上には”ひさし”があるので、朝だけ日光が当たって、その後は日陰に入りうす~く日光が当たる感じになります。
水量は20リットル。多めなのでその分、抜け切るまでに時間がかかるかなぁ。
あと、夏場なので水道局がカルキ多めにしてる可能性もあります。
これらを考えて、丸4日ほど経ってからメダカを入れようと考えています。
ちなみにレッドチェリーシュリンプさんたちのことを考えて無農薬の水草を入れてあげる予定なのですが、ペットショップでは残念ながら無農薬水草が売っていない!ということで、ネットの有名なショップ(チャーム)で買うことにしました。
国産無農薬の水草はそこそこ値段もしますが、エビさんたちのためですしね。
あと水草とヒメダカのセットがあって、セットで買えばお安くお得になるので、メダカも一緒に通販で買ってみることにしました。
届いてからの様子は、また別記事にまとめますね~