90代祖母、誕生日を迎えました!点滴治療をやめたらむくみが取れたよ

去年の夏に転倒して骨折した90代の祖母がいるのですが、現在、病院でお世話になっています。

去年転倒するまでは、祖母は一人暮らしでした。そこへ私が車を運転して、母を連れて行って介護する生活が何年も続いていました。

今までの流れはと言うと……

去年転倒した時、恥骨骨折だったので手術の必要がなく、ベッドで寝て治るのを待つことになりました。

1ヶ月間の入院の後、何とか骨もくっついたので、転院をしてリハビリ治療を開始しました。

1か月以上たった時だったかな。治療も終わって、もう病院に置いておけませんと言われ、家に連れ帰って介護するように言われました。

母は過労で体調も悪いし、私は個人事業主であるので仕事があります。家事も母と半分コしてます。

家事やって仕事して車で片道1時間かけて祖母の介護っていうのは無理な選択でした。正直、かなり悩みましたが…自分の人生を捨てて祖母の世話をするべきなのかと。。

でも何とかあちこち病院をまわって、受け入れてくれる病院を県外に見つけました。

で、今に至ります。現在いる病院では、一生預かってくれるということです。

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点滴治療をしなくなって、むくみが取れた

祖母は、転倒・骨折・入院をしてから、一気に食が細くなりました。病院食がなぜかペースト食(ミキサー食)でなかったため、噛んだり飲み込んだりできなかったからです。

食べ物は勝手に持ち込めなかったですし、食べられないのでペースト状にしてと言っても「食べられますよ!」と言われてしまってどうしようもなく、みるみるうちに激ヤセして、低カリウム血症になりました。

カリウム値が低すぎて、いつ心臓が止まるか分からないと言われ、急いで遺影用の写真を探したり、喪服を買ったりしました。

心臓が動いているのを監視するため、ナースステーションの横の部屋に入れてもらって、24時間ずっと心拍を管理してました。鼻には酸素を送る管が入れられました。

点滴は毎日行われ、血管がもろくなってるので、あちこち内出血して可哀想でした。

この頃から「むくみ」が酷くなり、足や手がパンパンに膨らみました。

今いる病院に転院してからは点滴治療をしなくなり、口から食べられる分だけご飯を食べさせてもらうようになりました。

必要な栄養素は取れてないはずなんですが、なんと「むくみ」が取れました!!

あんなにパンパンだった手足が、普通の手足に戻りました。

おしっこが出なくなってしまって導尿していたんですが、今はその必要もなくなりました。自然と尿が出るようになったので、オムツだけで過ごせています。

老人への点滴治療の必要性について考えてみた

点滴治療と言っても、祖母がやっていたのは静脈への点滴です。中心静脈栄養(TPN)ではないです。

ですので、口から食べられる分だけ食べるのと、あとは1日500mlまでの点滴で生きていました。

その時の様子は以下の通りです。

・血管がよく破れて内出血を起こす
・手足がむくむ
・導尿しないと排尿できない
・ご飯を食べる量が減った※
・点滴を引っこ抜いて血まみれになることが数回あった
・ベッドから抜け出して廊下で倒れていることが数回あった

※介護食の区分2~3くらいだったので噛めず飲み込めなかったため

点滴と関係あるのか分かりませんが、よく脱走していました。とはいえ、体調も良くないので、病室内で倒れていたりしているだけでしたが…。

その度に病院に呼び出されて、謝りに行ったっけ……。

で、点滴をしなくなってからの様子がこちら↓

・内出血することがなくなった
・手足のむくみが消えた
・よく食べるようになった※
・導尿の必要がなくなった
・ベッドから抜け出さなくなった※2

※ 介護食の区分4の食事になったこともあり、食べられるようになった
※2 前より動けなくなったというのもあります

ご飯が食べられるようになったのは、多分、ペースト食(ミキサー食)になったのもあると思うんですが、栄養を点滴でおぎなっていない分、お腹がすくようになったのかなと見ていて感じました。

一番大きい違いが、やはり「むくみ」ですね。

むくみが消えてしまったのには驚きました。また、「導尿しなくてよくなった」ことも大きな違いです。

どこかの記事で、吸収できる以上の栄養を入れるとむくむという記事を読んだ気がします。去年のことだったので、どこの記事なのか分からないんですが、何となくですが私もそう感じました。

無理に栄養を入れられて、吸収できず、臓器も必死で働かされて、大変だったのかも?と。

今は、口から入る分だけの栄養で生きています。医者からは『低空飛行だけど安定していますよ』と言われました。

現在の祖母の食事内容。水分にもとろみがついた

前の病院では、刻んだ野菜を出されていました。

祖母には歯がないのに、食べられるわけないでしょ!と思ったんですが、対応はしてくれませんでした。それで、どんどん食べられなくなりました。

いつ亡くなってもおかしくない状態にまでなりました。

でも、今は完全に区分4の食事を出してくれるので、飲み込むだけでいいので祖母もたくさん食べられています。

区分4の介護食は、ミキサー食とかペースト食と呼ばれるもので、ドロドロの液状になっています。

なので、噛めない人でも、飲み込むのが困難な人でも食べやすいのです。味付けも気に入ったようで、祖母も美味しいと言って食べています。

誤飲を防ぐ為に、今は看護師さんに食事を全てお任せしています。お見舞いにだけ行っている状況です。

今いる病院では、お茶にもとろみをつけてくれます。

前はサラサラのままだったので飲みにくかったのですが、今はとろみがあるお陰で、水分も摂りやすくなりました。

老衰。寝返りも打てない、腕も動かせなくなった

そんな祖母も、今年、1歳年を取りました。お誕生日が無事に迎えられましたよー!(*´▽`*)

まさか92歳になれると思ってなかったんですが、今いる病院へ来てから調子もいいですし、もしかしたら95歳くらいまで生きてられるかも?!と家族で話しています。

ただ、衰えては来ているようです。

以前は寝返りが打てましたが、今はできなくなりました。腕を動かすことも、足を動かすこともできません。

腕は看護師さんがお腹の上で組む感じでセット(?)してくれるんですが、そのままずーっとその体勢のままです。頭もほとんど動かせません。

喋ることは可能です。ただ、あんまり多くは喋れません。

でも頭ははっきりしているようで、「今何歳?」と聞いたら「この前、92歳になったって言ってたから、92歳」と答えてくれました。ばーちゃんすごいぞ!

自分の兄弟・子供の名前と、あと私の名前だけは覚えてくれているようです。それ以外の親族のことは分からないようです。

起きていることが難しいようで、ずっと寝ています。

たまにおやつを欲しがり、ゼリーを食べさせてもらっているそうです。

そんな感じで、完全な寝たきりとなりましたが、穏やかに毎日過ごしているおばあちゃんです。

もし在宅介護となっていたら、24時間介護なので泊まり込みになり、食事は市販のレトルトを使うにしても大変だったと思います。オムツかえ、体を拭く、口腔ケア、数時間おきの体位変換、食べさせるのも難しいですし……仕事もできなくなってたと思います。

受け入れてくれた病院には、本当に感謝です。県外ですが、家からは車で1時間かかりませんし、めちゃくちゃ助かっています。

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