↑こちらの写真はワイルドストロベリーの苗です。今年の2月下旬に、通販にて我が家に届きました。
あれから月日が経ち、途中であれこれ苦労があったものの6月中旬、やっと赤く熟した実を食べることが出来ましたよー!
植え替え方と追肥のタイミング
まず、ワイルドストロベリーの苗を買います。種から育てると大変ですし時間もかかるので、苗で買うのがオススメ。
1つ買えばどんどん数を増やせますので、1苗だけ買えばOKです。
買った苗は柔らかいポットという入れ物に入ってるんですが、そのままスポッと取り出して、【根鉢(ねばち)を崩さずに植え】ます。
どういう意味かというと、根っこに着いた土を払ったりせずに、ポットに入ってたまんまの形で植え替えようってことです。植え替え用の土ですが、イチゴ用の培養土は高いので、普通の培養土(花&野菜用)で大丈夫。ホームセンターに300円ほどで売ってます。
イチゴだとイチゴ用の培養土の方がいいんですが、ワイルドストロベリーは野生種なので普通のでいいです。
我が家でも余っていた野菜用の一番安い培養土に植えてます↓
植え替えたら最初は、鉢から水が出るまでしっかりたっぷり水やりします。
次回以降は、土が乾いてから水やりするようにしましょう。
追肥のタイミングですが、だいたい培養土は肥料を混ぜ込んでるものが多いので、植えつけて1か月後くらいからでいいんですが、無理にやることもないです。
よほど小さい鉢やプランターに植えたのでない限りは、花が咲いてから追肥でも大丈夫です。
強風で葉が折れまくるも何とか成長、5月14日までの写真記録
↑植えつけすぐの2月24日の様子。
ランナーがたくさん出ていたので、1本だけ残して全て切り落としました。
あんまりランナーばかり生やして苗を増やしまくると、栄養が足りずに実がならない場合があるので、苗を増やす場合でも伸ばすランナーは1本だけにするか、実を収穫してから新しい苗を取るようにするといいですよ。
ちなみにこの後、ランナーの1つめの苗(子株)は上手いこと育ったんですが、2つ目の苗(孫株)はうまく育たず枯れてしまいました。
↑4月18日の様子です(下側の小さい苗がランナーから育てた子株です)。
かなり時間が飛んじゃいましたが、実は途中で3月の強風にあおられた葉っぱが折れまくるという事件が起こりまして(;´Д`)
また葉っぱが充実するまでに1か月ほどかかったのです。この頃になってやっと、まともに葉の数が揃ってきました。良かった、あのまま枯れるかと思った…
5月14日の様子です。
この頃になって急に、苗の中心部からニョキニョキと太い新芽のようなものが出てき始めました。
風に注意するべく、置き場を考えよう
ワイルドストロベリーの葉っぱは、細い1本の枝の先に1枚だけつきます。
枝が細いので、強風にあおられると折れまくります。なので、できれば日は当たるけど風がそこまで直接当たらないよって場所に置いてください。
私はちょうど風の通り道に置いてしまったのです。
葉っぱが折れた後は、メダカを飼っているジャンボタライの横にくっつけて置くようにしました。ここなら風が直接当たらないので…。
ということで、置き場所にはくれぐれも注意してくださいね。
ワイルドストロベリーの花が咲いた~!新芽は虫に注意
5月20日、ついにワイルドストロベリーの花が咲きました~!
ボイセンベリーも真っ白な花でしたが、こちらも真っ白の花です。形も似てます。ベリーの花は各種、似たような感じなのかな?
ちなみに、中心部の新芽(花が付くはずだったと思われる)は、虫にやられてしまいまして…↓
白い矢印のところに黒い点があるでしょ。そこが虫に食われたところです。
その後どんどん枯れまして、生き残ったのはこの花1輪だけになってしまったのでしたorz
アブラムシが寄ってたかって群がってたんですが、牛乳を霧吹きするとか、片栗粉を混ぜた水を霧吹きするなどして対処できたようです。ようは窒息死させるということらしい。
そういった対策をしておけば、いくつも実がなったのになぁと後悔しきりです。
つい「アブラムシくらいなら大丈夫じゃない?」と思って放置してました…もったいない。
実が熟すまでの写真記録。収穫時期の見極め方
↑5月23日、うまく受粉していたようで、実が膨らみかけてます。
↑6月2日です。薄い黄色のまま、サイズだけ大きくなり続けてます。
↑6月11日。一部赤い色が付きはじめました!!
↑6月20日。完熟です(*´▽`*)
出来るだけ甘い実を食べたかったので、イチゴ全体が赤く色づいてからあと1日待ちました。
すると、朝からめちゃくちゃ甘い香りが庭に漂っていたんです。ワイルドストロベリー、めっちゃ香りが強いですよ!イチゴなんかよりよほど香りがあります。香りだけかぐと、イチゴジャムみたいな甘さのある香りです。
…ということで、完熟している状態の見極め方は簡単!『真っ赤になっていて甘い香りが漂い始めた時』です。
いざ実食!その味はいかに・・・?!
完熟だったので、ヘタからボロッと実が採れました。
中はクリーム色で、外は真っ赤で種がたくさんついてます。普通のイチゴとは違って、表面はほとんど種で埋め尽くされてます。
切って中を見てみましょう。
内側は普通のイチゴだと白いですが、こちらはクリーム色をしてますね。普通のイチゴほどは水分が多くないです。
ワイルドストロベリーは『幸運を運ぶ』とも言われているので、願い事をしてから食べてみました(人によって食べないことで願いが叶った・願い事をして食べたら願いが叶ったなどなど色々諸説あるようです。どれを信じるかは自分次第)。
味は、酸味が少なく甘みもそこまで強くない、でもほんのり甘いです。
香りだけは、めっっっちゃくちゃ強いです。あま~~~い!!!って感じですよ。これずっと嗅いでいたいわ。香水になりそうなくらいいい香り。
食感は、普通のイチゴほどの水分量はなく、少しねっとりしてますかね。中まで柔らかいので。
種は小さいので全く気になりませんでした。
育て方の総まとめ
……ということで、実際にワイルドストロベリーの苗を買ってから実が収穫できるまでの育て方についてまとめてきました。
ここでもう一度、分かりやすく育て方について箇条書きでまとめてみます。
・根鉢を崩さずに植え付ける(植えつけ直後はたっぷり水やり)
・強風が当たらない場所に置く
・水は土が乾いてからあげるようにする
・種から育てる場合は、ポットに種まき(種まき用の土を使うと良い)→ある程度育ててから鉢やプランターへ植え替え、以後は同じ育て方です
・アブラムシが付いたら牛乳を霧吹きで吹きかける(牛乳の膜につつまれたまま虫が窒息死します)などして対処すること
・肥料は少な目で大丈夫。元肥入りの培養土へ植え替え→花が咲いたら追肥でOK
・実は真っ赤になって甘い香りがしてから収穫する
・実が収穫できるまでに伸びたランナーは全部切り落とす
・株を増やしたい場合は、1本だけランナーを伸ばし、ランナー途中の葉の生えた部分を土の上に固定する(U字ピンなどでOK)
普通のイチゴは普通の培養土でうまく育てられなかった経験があるんですが、ワイルドストロベリーは野生種なだけあって強いですし、肥料もそんなに欲しがりませんね。
普通に庭に植えたらどんどん増えていきそうな感じです。
ただ、葉っぱが混み合うと内側が蒸れてしまったり、虫が発生しやすくなるので注意。
1日1回は葉っぱをめくって株の中心部を確認するなどするといいと思います。虫がいたらその都度対処ですね。
そんな感じで、初心者さんでも難しくはない部類に入ると思います。少なくとも普通のあのスーパーで売ってるようなイチゴよりは育てやすいのは間違いないですよ。
嘘か真か『幸運を呼ぶ』『結婚できる』などと言われていますし、どんなものかと気になっていたので栽培にチャレンジできてよかったです。今後は株を増やす予定です。わりと美味しかったので、また実が食べられるといいなぁ~