突発性難聴の再発かと思ったら急性低音障害型感音難聴と診断された

母の話です。

30代のころに左耳が突発性難聴になり、左の聴力をほとんど失いました。

そして60代のころ…これが去年2月なんですが、右耳も突発性難聴になって、ステロイドによる点滴治療をして、補聴器を使えば日常生活が可能なくらいの聴力になりました。

(正確にはステロイド点滴だけでなくメチコバールなどの服薬もしました)

で、今年の3月にまた再発しまして、利尿剤(イソソルビド)などの服薬で聴力も戻ってきていたのですが、4月に入ってまた再発しました。

そこで新しい病名がつけられました。

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急性低音障害型感音難聴という診断がついた理由

新しくつけられた病名は、『急性低音障害型感音難聴』というそうです。

今までは突発性難聴とか、感音難聴とか、そういう診断だったんですが、今回かかった医師によると突発性難聴は再発しないそうです。

でも急性低音障害型感音難聴の場合、何度でも再発するのだとか。

こう何度も再発するところを見ると、突発性難聴ではなくて急性低音障害型感音難聴だろうということでした。

何度も再発してみてやっと分かるというようなことを言われました。

最近になって、突発性難聴とはまた別の病だという話になったんだということも言っていたと思います。

難聴については、まだまだ分からないことも多いんですかね。

母の症状、聴力の低下と回復

ネットで調べてみると、低音障害型感音難聴は低音だけ聞こえなくなると書かれていることも多いです。

母の場合はガクッと聴力が落ちたのが1khz以下の音域で、15db落ちています(現在治療中)。

ただ母の場合、1khz以上の音域も普通の人よりは聴力が落ちています。

少しだけ通常の聴力に届かないくらいのところです。

低音部分だけが聴力低下するというものでもないのかもしれません。


逆に、補聴器を付けても聞こえていなかった左耳ですが、なんと急に、少しだけですが聴力が上がったそうです。

今まで30年以上、変化がなかったのですが…これも理由は不明とのことでした。

補聴器を付けて耳の横で大きい声を出せば、やっと聞き取れる程度の聴力にまで回復しています。

もしかしたら、3月の再発で3週間ほどイソソルビドやメチコバールを服薬し続けたので、その効果が出たのでしょうか?

メニエール病との関連

急性低音障害型感音難聴にめまいを伴う場合は、メニエール病へと進行していく可能性もあるのだそうです。

母は今回、少しだけめまいや吐き気があり、さらに母の妹もメニエール病なのでちょっと心配しています。

一応、遺伝性の病気ではないとも聞くのですが…

ちなみに、母の妹さんは、メニエールではあるんですが難聴の症状は全くないそうです。

どちらも内耳のむくみが関係しているそうで、メニエールの人に難聴の症状が出たり、急性低音障害型感音難聴の人にめまいが出たりと、症状の重なる部分も多いようです。

治療薬も同じで、利尿剤やステロイドなどが使われるみたいですね。

今後のこと

現在母に出ている薬ですが、とりあえず『ツムラ苓桂朮甘湯エキス顆粒(医療用)』を服用しています。緊急で病院へ行ったので、いつもと違うお医者さんにかかったので…

数日中にかかりつけ医に検査してもらって、ステロイドか利尿剤での治療に移るかもしれません。

一番気になっているのは、この病気は再発するということです。

今年だけでもうすでに2回、再発しています。

その都度必ず聴力が戻るとは言い切れませんし、利尿剤はめっちゃくちゃマズいらしくて飲むのが大変だそうです。

再発に次ぐ再発もストレスですし、耳が聞こえないこと、耳鳴りが大きいこともストレスになってますので、病気の原因であるとされているストレスを減らす、というのが難しいです。

耳鳴りだけでも四六時中、飛行機の離発着時のような音がしているそうなので…

命にかかわる病気ではないにせよ、QOL(クオリティ オブ ライフ、生活の質)を下げるのは間違いありません。

何とかもっと研究が進んで、治療法がもっと出てくるとか、再発が防げるようになってくれたらいいなと思います。

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