ニワトリ2羽をペットとして可愛がって育てておりましたchicacoでございます。
烏骨鶏(ウコッケイ)1羽と、ボリスブラウンという赤玉卵を産むニワトリ1羽、庭と玄関(メインじゃない方)で飼っていました。
何でも、今では「お座敷コッコ」といって、家の中で鶏を飼う方もいるんだとか!
そこで、約4年間にわたって鶏を飼っていた私が、鶏の飼い方について超詳しくまとめたい思います。
今回の記事では、私が飼っていたボリスブラウンと烏骨鶏の特徴と違い、そして鶏のヒナの時期はどうやって飼えばいいかを解説していきますよ。
ペットショップで鶏を購入したよ
↑この写真は、ペットショップで鶏のヒナを買ってきた次の日の様子です。
そうなんです。実は、ペットショップで普通にニワトリが売られているのです!!!ビックリですよね~
ちなみに通販でも購入できますよ。
だいたいこういう、ペットショップや通販で売られているのは、ボリスブラウンという種類になります。
よく、スーパーで売っている赤玉の卵があるじゃないですか。あの茶色い色の殻の卵を産む品種になります。大きさは最終的にはLサイズになります(産み始めはサイズ小さ目です)。
この子はソラちゃんと名付けました。
ソラは生後4日目に我が家に来ましたので、写真は生後5日目となります。最初から人間に懐いていて、とっても可愛かったです(*´▽`*)
ボリスブラウンの特徴とは
ボリスブラウンの特徴は、産む卵の数が半端なく多いということです。
なので、ほぼ毎日産みます。うちの子で、1年365日のうち、だいたい350個くらい卵を産みました。
なお、もちろんのことなんですが、老化すると卵は産まなくなります。
ソラちゃんは生後5か月ほどで卵を産みはじめました。そして2年くらい産んでましたかね。最後の方は何日かに1個産む、という感じでした。
あと、冬場は卵を産む数が減ります。夏の猛暑日なども産まなかったりしましたね。
特徴として、パッと見が男らしい感じです(笑)
メスでも小さいながらトサカがありますのでね。ただトサカが生えていてもちゃんとメスで卵を産みますので安心してください。
寿命はネットで探してみると「長いと10年」とかいう情報も見たことがありますが、そんなに長生きしないんじゃないかな?ほとんど毎日のように産卵し続けているんだし。ちなみに、我が家のソラちゃんは3年10カ月ほど生きました。
ウコッケイの特徴とは
烏骨鶏(ウコッケイ)は、滋養強壮にもいいと言われている、皮膚が真っ黒で毛が真っ白な鶏です。
ウコッケイの卵は高いと1つ200円するなど超高級なので、家で育てて卵を食べてみようと思って飼い始めたのでした。ちなみに烏骨鶏のヒナは通販で買いました。
体のサイズは小さく、ボリスブラウンより2回りくらい小さい見た目ですが、毛がフワフワしてボリュームがあるだけなので、実際の体の大きさでいうとボリスブラウンの半分くらいです。
↑茶色がボリス。体も大きくがっしりしています。白がウコッケイで、抱っこするとかなり小さいです。
ウコッケイが産む卵の数は、かなり少なめです。年間100個も産まないくらい。冬場は全く産まず、普通に産んでいる時期でも3日4日に1個くらいでした。
産む卵はSサイズで、卵の殻はオフホワイトです。淡い肌色といった感じ↓
ただ、ボリスの卵に比べると味が濃く、少量でも濃厚な卵かけごはんを楽しむことが出来ました。栄養もあるっていうし、言うことなしです。
寿命は7年以上と聞きましたが、残念なことに我が家に来たウコッケイの雫ちゃんはワクチン接種されておらず(後で聞いてビックリしました)、そのせいで病気にかかって2年で亡くなってしまいました。。。
鶏のヒナを買う場合は、必ずワクチン接種しているかどうか確認した方がいいです。普通やってるだろうと思っても、やらずに売るところもあるので……。
また、烏骨鶏は小さいうちは雄雌の見分けが難しいです。飼いなれた方でも、ヒナのうちは雄雌を間違うことがあります。
実は最初間違ってオスを送られてきたので、後でまたメスを買い直したんですよね。オスは返金を求めない代わりにタダで引き取ってもらいました(販売元の隣県の牧場まで車に乗せて持って行きました^^;)。朝の鳴き声がすさまじかったので……。
こういった事情もあり、ボリスブラウンとは違って、雄雌の区別がつくくらい大きくなってからの販売になるようです。
鶏のヒナの育て方
ニワトリはまだ生後間もない頃、暖かくしてあげなければなりません。寒いと命に関わります。
我が家では発泡スチロール箱に、サーモスタット付きの温度調節の出来るヒーターパネルを敷き、その上に新聞を敷いていました。温度調節できない、自動調節のものは買わないようにしてください。熱すぎると危険です。
私が使っていたのは↓マルチパネルヒーターというものです。
温度はだいたい36度に温めていて、寒さが逃げないように上には薄めの毛布(ブランケット)をかけていました。あ、もちろん酸素がなくならないように隙間をあけてあげて下さいね!
(大きくなるにつれて、少しずつ温度は下げていって大丈夫です。ただ少なくとも大人の羽が生えだすまでは36度をキープしてください)
それと、床全面にヒーターを敷かないように。熱い時はヒーターのない床へ行って休めるようにしてください。
飲み水はヒーターの上に置いてあげた方が、冷たくなくていいです。
温度計ももちろん必須です。1日何度か確認してください。
水入れは、100均などにある醤油を入れるような小さいお皿でOK。軽いとヒナがこぼしてしまいますし、大きいと雛が中に入ってびしょ濡れになります。
もし水がこぼれてヒーターにかかると危ないので、ある程度重さのあるものを選びましょう。陶器製がオススメです。
エサは何に入れてもOKです。我が家はペットボトルの蓋に入れたり、ビンの蓋に入れていました。
可愛くてつい、箱から出して構いたくなりますが、せめて大人の羽が生えそろうまでは、冷えないように注意してあげて下さい。
私は箱の外にヒナを出す時は、体が冷えないよう膝の上に電気マット(電気座布団)を乗せて、その上にヒナのソラちゃんをのせていました(上の写真参照)。
特に夜間の冷え込みには注意してください。
エサは、鶏のヒナ用の餌が市販してますので、それをあげてください。
踏んづけやすいので注意!
鶏のヒナは、思っているより足が速いです。そして人間に懐いている場合、必死で走って追いかけてきます。
歩こうとすると足元をチョロチョロと右へ左へ走り回るので、踏んづけてしまわないように、人間が立ち上がる時、歩く時は必ず飼育箱へ入れましょう。
また、ヒナが出てこれないくらいの高さのある箱を飼育箱として使用しましょう。
大人の羽が生えだすと、羽ばたいて飼育箱から飛び出ることもあるので、ヒナを飼育している部屋に入る時は、十分に注意して入って下さい。
写真のように、手乗りにもなるし肩にも乗ってきます。身軽にどこでもついてくるんです。いつどこにいてもおかしくないくらいの気持ちで、気を付けて歩くようにしてくださいね。
あと、部屋の中にヒナを出したまま寝ちゃうと、寝返りでつぶしかねないのでやめましょう。
屋外へ出すタイミング
鶏のヒナを屋外へ出すタイミングですが、大人の羽が生えそろったくらいからでOKです。
ただ、最初は体が冷えて下痢をしてしまうこともあるかもしれません。必ず最初は30分とか、短時間から外に慣れさせましょう。家に戻ってからは、体が冷えて下痢をしていないかなど必ずフンの状態を確認して下さい。
もし下痢をする場合などは、まだ外は寒いということなので、暖かい室内でゆっくり過ごさせてあげましょう。
なお、ただそのまま屋外に放置してしまうというやり方だと、野良猫にやられたりカラスにやられたりと天敵が多いです。あらかじめ、ネットで囲むなどした安全なスペースを用意しておきましょう。
長すぎるので次へ続きます~