郵便局の年末年始の仕分けバイト、面接と事前説明会が終わるまでの話

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長い間引きこもっていた私が、20代後半にして初めて郵便局の年末年始のアルバイトへ行ってきた時の話です。仕事内容は、年賀状の仕分けでした。

面接に行くまで~仕事が終わるまでの話&終わってどう思ったかの感想をまとめてみるつもりでしたが、あまりに長かったので2分割しました。今回は、仕事が始まるまでの流れをまとめています。

ちなみに数年ほど前の話になります。

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面接を受けるまでの流れ

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さて、なぜ引きこもりだった私が郵便局のバイトを受けたのかというと、当時通っていた「サポートステーション」という所で知り合った方に誘われたからです。

(サポートステーション…自立支援をしてくれる施設)

その時は確かまだ10月ごろだったんですが、何でもその方…仮にKちゃんとします。Kちゃんは毎年、年末年始の郵便局の短期バイトだけは必ず通っているのだということでした。

Kちゃん情報&ネット情報によると、『郵便局の年賀状のアルバイトはまず受かる!引きこもりでも受かる確率が高い!』とのことです。

Kちゃんは郵便局から、誰か面接に誘うようにと言われていたようで、紹介用の用紙を渡してくれました。

名前や、1日何時間ほど働けるか、だいたい出られる日にちはどれくらいか、バイトに来るとしたら交通費はどれくらいかかるかなどを書くところがあり、全部書いてKちゃんに渡しました。

ちなみに知人の紹介でない場合は、アルバイト情報を見て応募するか、郵便局に行けば応募用紙が置いてあるとのことでした。

興味がある方は、年末になったら一度、郵便局に見に行ってみてはいかがでしょうか。

…と、そんなこんなで、しばらくすると面接日のお知らせが我が家の郵便ポストに届きました。

かなりビビっていましたが、履歴書もいらないということと、落ちれば落ちたでまぁいいやという心構えで、とりあえず面接にだけは頑張っていくぞ!ということを決意しました。

面接で緊張するも、あっけなかった

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面接には、何を持ってくるとかもなく、履歴書の持参も必要なく、服装も自由でということでした。

とりあえず服装はジーンズなどではなく、ベージュのパンツにニットの長袖、その上に分厚いコートを羽織って出掛けました。寒がりなので、靴でなくブーツを履いていきました。

私は当時、10年ほどの長期引きこもりでしたので、めちゃくちゃ緊張して面接へと出かけました。

ネットで色々調べてみると、ハンコがいるとか筆記用具は持って行った方がいいとかいった情報もありましたので、とりあえずハンコと筆記用具も持っていきました。

面接会場に入ってみると、来ている人みんな、本当に普通にラフな格好をしていました。

ジーンズにダッフルコートとか、ダウンジャケットとか、そんな感じです。よかった、あんまりかしこまった格好をしてこないで……。

面接会場は大きめの会議室っぽい部屋で、長机とイスが雑多に並べられていて、10人ほど面接に来た人が座っていました。私もそれに倣って、座ります。

先に来た人たちの様子を見ていたところ、もうじき面接の順番ということになると、職員さんに名前を呼ばれて面接官の近くまで誘導されるようです。

面接官は全部で4人で、2人ずつで2カ所に分かれて面接が行われていました。

とはいえ、ホワイトボードで区切ってあるだけなので、面接の声は部屋にいる皆に丸聞こえ状態です。

ド緊張していた私ですが、あまりのラフさに緊張も少し緩んできました

いつもなら「どうする…この10年の空白期間のことを聞かれたら、どうしたらいいんだ……」と焦りまくってパニクる私ですが、「あれ、なんだか大丈夫そう」という気になってきました。

そうこうしているうちに、名前を呼ばれました。

向かって左側の面接所に入ります…入るというか、衝立(ついたて)の横を通るだけですけど。

イスに座るよう促され、元気よく名前を名乗るなどもなくそのままイスに座ります。緊張が高まりつつ、こんにちはと言われたので「こんにちは」と返しました。

面接官は1人はなにやらずっと書類を見ていて、面接には参加していませんでした。1対1だと思うと、2対1よりは気が楽です。

面接官は私が以前送った履歴書的なもの(知人にもらった用紙)を見ながら、質問してきました。

面「○○(本名)さんね」

私「はい」

面「今、働いてるの?」

私「いえ」

面「じゃぁ問題ないね。クリスマスとか、休みたいかもしれないけど…来れそうかな?」

私「はい、大丈夫です」

面「31日と、1日はどう?出られそう?」

私「両方出られます」

面「時間は13時から17時ね」

私「はい」

面「は~い、分かりました。もういいですよ。ありがとうございました」

私「ありがとうございました」

……記憶を一晩かけて思い出してみましたが、だいたいこんな感じでした。

そうなんです。一瞬だったんです。しかもハイかイイエくらいしか言わないうちに終わったんですよね。え?ここまで楽なの?!ってビックリしましたもん。

受かったんだか落ちたんだか、手ごたえもなにも全くないまま、こうして面接は終わったのでした。

面接に受かったので書類を郵送

面接が終わって1週間以上たったでしょうか、家のポストに面接結果が送られてきました。

中を見てみると、受かってました!!

我が家から通うと、電車とバスを乗り継いで1時間以上かかるんですよ、郵便局まで。

なので、交通費が1日で720円ほどかかるんです。郵便局のバイトでは交通費支給なので、毎日これだけ交通費がかかるのに雇ってくれるのかな?なんて心配もありましたが、問題なく受かっていました。

受かりやすいとは聞いていましたが、本当に受かりやすいんですね。

なにやら記入しないといけない書類などがあったので、記入して郵送しました。

あ、そうそう。お給料はゆうちょの口座に入るので、ゆうちょの通帳を持っていない場合は作らなきゃいけません

私はもともと持っていたので、問題ありませんでした。

説明会へ行って風邪ひきそうになった…

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事前説明会は、確か年末年始のバイト開始日の半月ほど前だったかな。

とある学校の体育館で行われるとのことでした。持ち物はこの時も確か、何もいらないとのことでした。

当時は車の免許がなかったので親に車で送ってもらい、学校へ到着。

すると、なんと寒空の下、長蛇の列ができています。グラウンドを大きく1周するくらいの列です。100人どころじゃない大人数です。

ビックリしつつも並びましたが、30分ほどビュービュー北風が吹く中、立ったまま待たされました……これが今回の短期バイトで一番つらかった所です。

体育館内に入ると、折り畳みイスが大量に並べられています。

私は不登校だったこともあり、こういう「いかにも学生の時にありそうな感じ」が大の苦手なのですが、もう寒すぎてそれどころではありませんでした。

ガタガタ震える体を抑えるのに精いっぱいです。周りの皆も震えていました。

説明会自体は楽なもので、郵便局員さんの話を、配られた用紙を見ながら聞くだけでした。

用紙に書いてあることを音読するだけなんですが、この時間にも自給が発生しているのもあり、しっかり説明を聞きました。

途中で2回ほどトイレ休憩がありましたが、これは本当に助かりましたね。

皆で一斉にトイレへと駆け込みました。一瞬でトイレにも列ができていましたよ。みんな震えてましたから。。

体育館はあちこちに出入り口がありますが、なぜかどの出入り口も開け放たれ、外からの冬の寒い風が常にビュービュー吹き込んでいました。

「なんで閉めないのだろう…」と思いつつ、お腹に貼ってきたカイロを上からさすって手を温めます。

説明会が終わるころには咳き込む人が4~5人いて、咳が止まらなくなっていたようでした。あれは完全に風邪をひいたでしょうね

私はすぐに車で帰宅し、お風呂に入って事なきを得ました。

それにしても、いまだに謎です。なぜ体育館の出入り口を全て大きく開け放していたんだろうか。。。

ここからいよいよ仕事の話を書こうと思ったんですが、なんとここまでにもう3000字を超えてしまいました。どんだけ長いんだ。

ということで、続きは別記事にまとめますね。

つづき 郵便局の年賀状仕分けバイト仕事始め~終わるまでの体験談

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