ハダニを農薬を一切使わず駆除するべく、色々買って戦ってみた

ハダニにやられた葉

大変だー!!

今年は梅雨だっていうのに真夏のような暑さで、ハダニが大発生しております。暑くって乾燥が激しかったのが原因かと。

しかも、我が家は森の中に建ってるもんですから、どこからでもハダニが風に乗って飛んでくるんですよね……。

でも、ハーブティー用に育ててるレモンバームには農薬は撒けません。飲めなくなっちゃう。

というか、そもそも庭でメダカやミナミヌマエビを飼ってるので、薬剤が撒けないのです。

完全に無農薬で駆除できるのか?! あれこれ買って試したので、その奮闘記を記します。

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ハダニってどんな生き物なの?※写真あり注意

ハダニの写真です。ダメな方はご注意を……

 ↓↓↓

ハダニ

ハダニというのは、0.3~0.8mmの小さなハダニ科の虫です。

葉っぱの裏にいるので、葉の色が変色するまで気が付かないこともしばしば。私も、レモンバームの葉の色がおかしくなってから気付きましたが、気付いた時には大繁殖してました。。。

『クモ網ダニ目ケダニ亜目ハダニ上科』に属してるそうなんですが、クモみたいな感じで白い糸を出します。

ちょっとキモいですが、アップの写真を載せてみますね。

ハダニ

う、見てるだけで痒くなってくる……。

目で見ると分かりやすいんですが、白いめっちゃ細い糸が葉の裏についてます。フワフワしてます。

手でハダニをつぶすと、赤い色がつきます。

葉っぱの裏で一生を過ごすんですが、数が増えすぎると、次々に別の葉っぱに移動し、そこでまた繁殖して数が増えます。どんどん増えます。

農薬を使っても、繁殖ペースが速いのですぐに子供や孫世代になり、農薬への耐性がついてしまいます。

もし農薬を使った駆除方法でもOK!という方の場合は、ハダニ用の薬がありますので、出来るだけ早く使った方がいいです。耐性が付く前にやっつけてしまうのです。

ホントに一瞬で爆発的に数が増えますので。

片栗粉&水スプレーで窒息死を狙う

(※葉についている白いものは片栗粉です)

牛乳と水を1:1で混ぜてスプレーすると、窒息死するという話を聞きました。

我が家には牛乳がなかったので、片栗粉を水に溶かしてやってみました。

結果、あまり効果がありませんでした。

後日ちゃんと調べてみたところ、『水と片栗粉をよく加熱してノリ状にし、それを水で薄めて葉の裏に噴霧』するのが正しいやり方なのだそうです。

水で片栗粉を溶かしただけじゃダメだったみたいですね(;´∀`)

当時はそんな事も知らず、「全然効かないなぁ」とガックリしていました。

ティッシュで拭き取る

次にやったのが、手間はかかるけど、水を含ませたティッシュでハダニを拭き取る作戦です。

これはね、確実にヤツらを捕えられますよ!

ただね、超面倒です。葉の数が少なければいいんですが、やってらんないです。


そうこう言ってるうちにレモンバームさんは全体的にハダニまみれになり、大事なバラにまで被害が広がり始めたので、レモンバームさんだけ根元から切って処分しましたorz

最初が肝心ですね。

水鉄砲や加圧式霧吹きで撃つ!!

ダイソーの水鉄砲

シャワーの水圧で洗い流すといいと聞いたんですが、蛇口が遠くって、しかもバラ鉢が12号で重くって運べません。ホースが全然届かないのです。

そこで、ダイソーで水鉄砲を買ってきました。これで水圧もしっかりしてるでしょう。

……と思ったんですが、1発撃つたびに指で操作するのが地味に大変でした。。何百回と打たなくちゃいけないですから、疲れ果てました。

そこで、次に買ってきたのが『加圧式霧吹き(ペットボトル用)』です。

加圧式霧吹きペットボトル用(ダイソー)

これもダイソーで買いました。うちの近所にはダイソーしかないのだ。近所っていっても車で15分かかるけど。

ちなみに2Lペットボトル用です。

ストロー部分を切れば、もうちょい小さいペットボトルでも使えるかと思います。

加圧式霧吹きペットボトル

↑ここのハンドルを、シュコシュコと自転車の空気入れの要領で操作することで、ペットボトル内が加圧されます。

↑ここを押したら噴射します!

押してる間はずーっと水が出てますので、楽でいいです(*´▽`*)

ただ、2L入れてやると重すぎるので、1Lだけ入れてやった方がいいです。あと霧状に水が広がっちゃうと威力がないので、写真のようにできるだけ水鉄砲のように水が出るようにします。

水が出るところを左右に回せば、霧になるかそのまま出るか調節できます。

これを毎日、ハダニがいなくなるまで続けます。すぐ増えるので、必ず毎日やりましょうね!!

水で吹き飛ばすのが一番効くという結果に…

結局、毎日葉の裏に向かって水を噴射し、洗い流すのが一番という結果となりました。

ちなみに、あまりにハダニが密集している葉っぱは取り除きます。そうやってハダニの総数を減らしてから、水流作戦へと移って下さい。

(※取り除いたハダニだらけの葉っぱは、ビニール袋へ入れてゴミに出します)

吹き飛ばした水は、他の植物にかからないよう注意です。でないとハダニが他の植物に移ってしまうかもしれませんので……。

そうそう。処分しちゃったレモンバームですが、実は挿木をして増やしていたので、事なきを得ました。

苗の方はまだ小さく、水流作戦で簡単にハダニが駆除できました。よかったよかった(*´▽`*)

バラも葉が青々として元気を取り戻してきたので、一安心です。でもまだ安心したら危険なので、毎日葉の裏を見てハダニがいないかチェックしたいと思います。

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