家の前の交通整理員さんたちの奇行がヤバいので体験談をまとめる

交通整理と言えばいいのか、交通警備といえばいいのか。

それは分かりませんが、近所で何年もかかる大工事をやっておりまして、2年間ほどずっと家の前に交通整理員が立っています。

我が家は限界集落にありまして、しかも端っこも端っこでありまして、つまりは我が家以外に車が通らないのです。なので、交通整理の人も仕事がありません。

そういうこともあり、問題のある人ばかりが送り込まれてきています。

交通整理をしなくていいということで、仕事が出来ない人ばかりが選ばれているようですね。

工事が始まって早2年。

今までに体験した、ヤバい交通整理員さんの話でもまとめたいと思います。

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口笛おじさんのホーホケキョ

まず1人目は、60代後半~70代前半くらいのおじさん(おじいさん?)です。

まずですね、この方が家の前に立っていたのが春先でして。

田舎で山の中なもんですから、ウグイスがよく鳴くんですよ。

そうすると、おじさんが「ホーホケキョ」と口笛を吹くんです。ずっと吹くんです。1日中ず~~っと吹き続けるんです。

1日じゅう、口笛で「ホーーーーーホケキョ!」

これが割とうまいんですけど、ウグイスが鳴くのとは違ってすごくストレスでして、イライライライラするんです。特に仕事中はうるさくてストレスが溜まるんです。

たまに「ホーーーーホフェフォ・・・」みたいな気の抜けた吹き方だったりするんです。

本物のウグイスはかわいいんですけど、とにかくあの口笛にはイラつきました。

ただ、近所の橋に配置された時に適当な交通整理をして正面衝突させかけたということで、すぐ辞めさせられてました。(ご近所ネットワークで母に話が入るのです)

家の石垣をイスにするサボり喫煙おじさん

次に衝撃だったおじさんは、60歳になってない感じで50代くらいかな?という若さでした。

我が家には地面からの高さが70cmくらいの石垣があるんです。

おじさんは、当たり前のようにその石垣をイスにして座っていました。毎日毎日、1日中座っていました。

そしてタバコを吸い続けるのです。

さすがに吸い殻は持って帰っていたようでしたが、私は元々喘息持ちなのでキツかったです。

おじさんは、うちの父が庭に出ると、サッと急いで立ち上がって「座ってなかったですよ」風を装っていました。

しかし、私一人だとチラッとこちらを見て、そのまま座り続けるんです。

荷物も全部石垣の上に並べ、仕事用の旗も石の上に置いて、タバコをプカプカしてました。目が合っても挨拶もなくガン無視でした。

その石垣はイノシシに何度か落とされていたので、上に座られるとまた石が落ちて積み直しになるかもしれませんでした。

なので気が気ではなく、立っていてくれ~と思うんですが、なかなか思いは届かず。

しかしある日、上司っぽい人がタバコを吸ってサボってたのに気づいたようで、家の前でめっちゃ怒られていました。

その後、彼を見ることはありませんでした。。

旗バサバサおじさん

これはさっきと同じ彼だったような気もするし、違ったような気もします。怖くて顔を見れなかったので不明です。

交通整理用の赤い旗をとにかくバサバサ音を立てて振るおじさんがいました。

私は庭で野菜を育ててますので、庭に出ることも多いです。

しかし、私が庭に出るたびに「バサバサッ!」とかなり大きな音を立てて旗を振るのです。まるで威嚇されているのかと勘ぐってしまうくらいでした。

ちなみに、家の中にいる間は絶対にバサバサしません。

我が家の住人が誰か外に出ると鳴らすわけでもありません。父や母にはバサバサしないんです。私にだけバサバサしてました。なんでや。

もちろん私はおじさんに何かしたことはありません。。

一度だけ目が合わないようにチラ見したことがあるんですが、うちの庭の敷地ギリギリの場所に立ち、道路を背にしてこちらを向いて一心不乱に旗を振っていました。

怖くて家の中に走って戻りました。

野良猫の女神の登場

今もいるのが70代くらいのおばさんです。

とにかく猫好きで、野良猫に餌付けをし続けて、今では野良猫たちをゾロゾロと引き連れて登場します。

まるで映画のワンシーンのようです。

野良猫たちは「いやあんた飼い猫だろ」とツッコミたくなるくらい、おばさまの足にピッタリくっついて歩くのです。

そして、おばさまの朝食の弁当を分けてもらいます。

昼も、おばさまの弁当を分けてもらいます。

夜はどうしてるのか分かりません。夕食は家の前で食べてないので不明ですが、多分家に帰って食べてるんじゃないでしょうか。

野良猫が増えてしまったせいで、我が家の庭がまた臭くなり始めています。

尿で庭に植えたブラックベリーも食べられなくなることでしょう。おしっこまみれのベリーはさすがに食べられません。。。

猫の尿のせいで植えた花が枯れることもしばしば。というか、今春はブラックベリーの葉が焼けまくってて新芽が出てきません。これはもうアカンかも。

フンもとにかくくさいです。

女神からの質問攻め

野良猫の女神さまは、やたらと私に質問攻めしてきます。

「この庭に植えてある花は何?」いやそれ雑草だよ…

「前植えてた丸い形の葉っぱの草は何?」それも雑草だよ…

「なんで丸い葉っぱの草を抜いたの?」雑草だからだよ…

「新しく植えたのは何?なんていうの?」ほっといてくれよ…

「これはなんで植えたの?どうして?」………

もちろん「」の後のつぶやきは実際に言ってないです。心の中で突っ込みつつ、苦笑いでその場を何とか切り抜けました。

その後はあれこれ言われるのが嫌で、庭に出られないので水やりもできず、去年の夏はかなり花も枯れました(;´Д`)

もう女神とは付き合いも長いので、ひたすら目を合わせないようにすれば話しかけられないとか、そういう術も身につけました。石垣に座らないのと、タバコを吸わないところは良いポイントでしょう。

…と、いいところを見つけるという心の余裕も出てきました。

ただ、ここ数週間で猫の糞尿被害がまた再発し始めているのは困ってます。

なぜ工事会社に苦情を入れないのか

ここまで読まれた方たちは「なんで工事会社に苦情を入れないんだろう?」と不思議に思う方も多いかと思います。

ただですね、ここは限界集落で、全員が知り合いで、そのうち98%ほどが地元の老人なのです。

こういうド田舎では、苦情なんか入れるとたちまち噂になり、老人たちにアレコレ言われることになるのです。。陰湿なので何を言われるかが予測できずそういった行為は危険です。

(いまだにボットン便所ですからね…かなりのド田舎です)

ド田舎の老人たちはかなり大きな力というか結束力を持つので、彼らに逆らわないのが一番です…。ということで、苦情はまず入れられないのです。

老人たちすら同情するほどの問題を起こされない限りは無理なのです。

村八分にされるなどの特殊な事情がない限りは、看板に書いてある工事会社に苦情を入れた方がいいと思いますよ。。

あとひとつ、苦情を入れられない事情があります。

うちの前に来る交通整理員さんたち、なぜかみんな歯がないんです。奥歯のことは知りませんが、前歯がみんなありません。

健康保険を使えば数千円で前歯は作れますが、それもありません。

お金に困っているのかもしれず、できるだけ我慢してあげないと可哀想なのでは…もしかしたら職を失いご飯が食べられなくなったりして……

…と思うと、何も言えません。あの歳で稼ぎを失ったらきっとヤバいですから。。

それに、新しく送り込まれるのも間違いなく変わった人だと思うので、慣れた方が早いのかもと考えるようになりました。

最初の1年半ほどはストレスも酷かったんですが、最近はかなり慣れてきましたよ。

女神さまが「ン”------ッッ」と口を閉じたまま喉を鳴らしていても、耳栓をして仕事を続けるなど対応できています。猫との交信なのだろうということにしています。

あと1年以内には工事も終わる予定なので、工事がうまく進みますようにと願うばかりです。

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