ニワトリの飼い方、室内(屋内)編。by.2羽飼っていた飼い主

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ヒヨコの飼い方編」「ニワトリの飼い方・屋外編」に引き続き、

今回は、鶏用の水入れやエサ入れなどの食器についてと、室内や屋内で鶏を飼う場合の具体的な飼い方や、注意点についてまとめていきますよ~!

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水入れとエサ入れはこれを使ってました

ニワトリ用の水入れは、普通に売ってます↓

ホームセンターのペットコーナーなどにもありますよ。

陶器製なので倒れなくていいですし、飲み口は鶏の足が入ってしまわないようになっているのですごくいいです。

普通に洗面器に水を入れるとかだと、飲みにくそうですしね。1度買えば割らない限り使い続けられるので、買った方がいいかなと思います。

なお、小さいサイズを買うと飲み口が小さく飲み辛いのでそこそこ大きいのを買ってあげましょう。夏場などは水が腐りやすかったり、飲み口が汚れやすいので、指と流水で毎日きれいに洗ってあげましょうね。

エサの入れ物は何でもいいと思いますが、陶器などだとクチバシがカンカン当たるかなぁと思い、我が家では自作してました↓

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素焼きの鉢をひっくり返して、底部分にプラスチックの鉢の受け皿を乗せました。接着はコーキング材を使用しました(しっかり数日間かけて乾かしてから使用してね)。

これだとニワトリがエサを食べるのにちょうどいい高さになったのです。

ただ、もちろんエサの入るものであれば何でもいいです。高さのない入れ物なら、何かの上に置くのでもいいですしね。地面にそのまま置いてももちろん普通に食べられますよ。

ではでは次から、屋内や室内で鶏を飼う場合の飼い方をまとめていきますね~

犬猫用ケージを使おう

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ニワトリを家の中で飼うと言っても、玄関の三和土(たたき)で飼う方もいるでしょうし、完全にお部屋の中に入れるという方もいらっしゃいます(お座敷コッコっていうらしいですよ)。

我が家では、日中は庭、夜間は玄関(使ってない方)で飼育していました。

玄関などで飼う場合は、完全に室内へ入れるのとは違い、まだ飼いやすいです。少しくらい汚れても、水洗いできますからね。

我が家では、猫用に買ったゲージがあまってましたので、そちらに「もみがら」を入れて、その上にニワトリを入れておりました。

ケージは閉めきれるのがいいですね。一回、締まりきらないまま部屋に入ってしまったんですが、3秒後にバタバタバタッドドドドドと音が聞こえたと思ったら、鶏が廊下を羽ばたきながら爆走してました(笑)

ニワトリさん、わりと懐くんですよ人間に。すると走って追いかけてくるわけです。

可愛いけど、廊下を走られたら困るわ~という方は、猫用・犬用ケージがオススメです。

あ、もちろん上部が開いていないものを選んでくださいね!羽ばたいて出てきますよ。犬用だと周りを囲っているだけのものもありますので、選ぶ時注意です。

こういうやつです↓

なお、首が挟まらないかどうかも注意してあげて下さい。もしサイズ的に首が挟まりそうな場合は、目の細かいネットを【内側から】張ってあげましょう。

玄関ではなく、完全に部屋の中で飼う場合は、上記のケージの下半分くらいに、プラスチックダンボールなどをホームセンターで買ってきて張りつけるといいですよ。

そうすると、床材が飛び散りません。

床材を使わない場合でも、できれば下半分くらいは何かで覆っておかないと、夏は水をたくさん飲んで大量にウンチやおしっこを飛ばしますので要注意です。

できれば防水のブルーシートを、ケージの下に広げておいた方がいいと思います。

床材は何がいいの?

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私のオススメは、もみがらです。

通販などで、50L入りとか80L入りなど普通に売っておりますよ↓

なお、鶏はもみ殻をつっつくのが大好きなので、絶対に無農薬であると表記されているもみ殻を選ぶようにしてください

農薬を使ってると危険ですので。

他にも稲の茎とかハムスター用の床材など色々試したんですが、もみ殻に出会ってからは、もみ殻しか使いませんでした。

もみ殻の何がいいかというと…

・砂浴び代わりにもみ殻浴びができる
・フンの周囲にくっついて水分を吸収してくれるので、固まった所だけ取ればいい
・フンのにおいが軽減された

……こういった利点がありました。

なお、もみがらを砂浴びのように使うと半端なく飛び散りますので、それが嫌な方は囲いを作っておくとか、先に対策をしておきましょう。

我が家は鶏専用玄関となっていましたので、飛び散ったもみ殻をほうきで集めてちり取りに入れて、そのまま庭へポイッと投げてました。するとまた土へ戻っていくし、捨てなくていいので楽でした。

人間がいない間の室温も考えよう

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室内で飼う場合、エアコンを使うと思います。

その場合、人間がエアコンを使う間はいいのですが、例えば人間が出掛けている間の室温はどうなのか?というのが気になります。

最近の日本の夏は、最高気温が35度を超える日も多くなってきてますよね。びっくりですけども。

そんな日に、日中、室内にニワトリを置いてエアコンを切って出掛けるとどうなるでしょうか…考えなくても分かりますよね。

また、冬場も、日中は温かいのに夜は急に5度になるとか、気温差があまりに激しいと体調を崩します。

人間でも同じですよね。それならせめて、温度差の少ない場所へ置いてあげた方がいいです。我が家では使ってない方の玄関でしたが、勝手口のところとかちょうどいいですよね。あとは廊下とか、使ってない(暖房を入れない)部屋とか。

なお、湯たんぽなどの使用は、鶏がやけどをする原因になるのでやめましょう。毛布でくるんだとしても、足で毛布を剥ぎとると思います。足が器用ですし、よく色んなものを引っ掻いてましたから。

カイロもつっついて中身の鉄を出しちゃうと思うのでダメです。危険です。

使うならパネル式のヒーターですね。温度設定できるものがいいです。あまり熱いと低温火傷しますから。ただ、水分がかかるとダメなので…飲み水をこぼすとかオシッコがかかるとか、そんな場合が考えられるので、元気なうちは使わなくい方がいいかなと思います。

(我が家では、鶏が寝たきりになってからパネルヒーターを使いました。パネルヒーターの上にもみ殻、タオル、その上にニワトリを寝かせていました)

夜間に保温したいのであれば…ケージ周りを”よしず”で囲うとかですね。よしずなら突っついても大丈夫ですし。

あとはプラスチックダンボールで囲うなど。青色のレジャーシート的なのはスポンジ生地なので、つつかれると思います。つついても危険のないものがいいです(スポンジ生地を飲み込んじゃうと怖いので)。

冬場、夜間も外に出し続けておく場合は、前の記事を参照してください。

夏の高温対策は必須

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先ほども言いましたが、鶏は羽毛に包まれてるため、冬の寒さには強いんですが、夏の暑さにはめっぽう弱いです。

ご飯を全然食べなくなったりもします。

日本列島もおかしいくらい、夏、暑くなるようになりましたよね。なので高温対策は必須です。

・水は冷たいものをあげる
・水は1日2回ほど取り換える
・必ず日よけをする、日の当たらない場所を確保
・間違っても締め切った室内に置いて放置しないこと
・夏は屋外の方が快適
・屋外の場合、土は厚さ20cmくらいにしてあげること
・屋外の場合、水を撒いてやる時に気化熱で涼しくなる
・風邪の通りが良い場所にいさせてあげる

屋外だと、土があればなんとかなります。

土を掘ると、中の土って冷たいんですよ。なので、鶏たちは土を掘って体を土にぺったりくっつけて、昼の暑さをやり過ごしていました。

土がない場合はプランターに土を多めに入れてもOKです。厚みが簡単に出せていいです↓

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↑これ、一応庭にあった土をたくさん入れていたプランターです。

何度も蹴り出すので土が見えてませんが、日中にプランターに埋まるようにして体を冷やしてました。

夏の夜間は、ペットボトルに水を入れて凍らせたものをケージの上に乗せたりもしていました。

今なら100均などでも固めのボードに青いジェルが入ってて、凍らせることのできるやつが売ってますよね。ああいうのをケージ上に乗せてあげるといいかなと思います。水が垂れるので薄めのタオルを下にひいてあげて下さいね。

万が一ニワトリがつついても中身が出ないよう、硬い入れ物に入ったものを選んでください。

番外編・生みたての卵とは?

番外編です。生みたての卵をせっかくなので紹介します(*´▽`*)

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じゃーん!どうでしょうか?産んだ日に割ってみた卵です。ちなみにボリスブラウンの卵です。

食べさせたエサの色によって、黄身の色が変わるんですよ。この時はちょっと赤みがかってますね。なにをあげたっけなぁ……赤いパプリカなんかをあげると、けっこう赤い色になるそうですよ。

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↑こんな感じで、白身の盛り上がり具合が半端ないです。新鮮さの証拠ですね。

まるで黄身が宙に浮いてるように見えるくらい、白身がプリンプリンなんです。よく卵かけごはんを食べていましたが、まぁ美味しいのなんのって!!

毎日のようにTKGを、しかも産んだ日のうちに食べられるんですから、贅沢ですよね~♪

ゴキブリやカマキリを食べた日の次の卵を食べる時は、ちょっと勇気がいりましたけども(笑)

安易な気持ちで飼うのはやめておこう

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ニワトリは飼いやすさで言えば飼いやすい方ですけれど、どんな動物でも大事な命ですので、買ったはいいけどちゃんと害獣対策をしてあげないとか、エサや水を清潔に保たないとか、暑い夏にクーラーを切って室内に放置して出掛けちゃうとか、そういうことはやめましょうね。

カラスやトンビ(トビ)なんかは日本全国いると思いますが、空からの敵は本当に厄介なので気をつけてあげてください。

我が家も鳥よけネットを張っていたにもかかわらず、トンビに奇襲をかけられたことがありましたから(ネットがあったので問題なかったですけど…怖かったです)。野鳥は、わりと攻撃的だったりするので注意してあげて下さいね。

今は鳥インフルエンザなどもありますから、もしも居住地域で鳥インフルエンザに罹った野鳥などが確認された場合は、外には出さないようにした方がいいです。万が一何かあったらニワトリも人間も大変ですからね。

今は個人でも簡単に買えるくらいの値段でふ卵器も売られてます。卵からニワトリを孵して飼いたいという方もいるかもしれません。でも、オスが生まれる可能性もあります。我が家に来たウコッケイなんですがオスメス間違われて売られてしまったので、しばらくオスを飼っていた時期がありますが…とにかく早朝からものすごい声の大きさで鳴きます。

夜間~朝まで玄関に入れて、段ボールで覆った小屋に入れたりと防音対策もかなりやりましたが、けっこう離れた家に住む方から苦情も入りました。

その後はオスだけ販売元の牧場に引き取ってもらいましたが、これが卵からふ化させた場合、どこも引き取ってくれないですよね。そうなったら騒音対策はどうするんでしょうか。もしも自分で孵化させたい場合は、そこまで考えてからにするといいと思います。

ちなみにウコッケイは幼い頃はなかなかオスメス区別がつき辛いです。でもボリスブラウンなどウコッケイ以外の鶏であればオスメスの区別はつきやすいので、まず間違えて売られることはないかなと思います。

ニワトリを飼育して思いましたが、オスの鶏のコケコッコー!の音量はやばいです。我が家は隣り合った家もないくらい、山の中に点在している家に住んでるんですが、それでも遠くの方にお叱りを受けました。山1つ分くらいは響きます。

ニワトリを飼うならメスです。メスがオススメです…というか、オスだけはやめておいた方がいいです。

そんなこんなで、3記事にわたって鶏の飼い方を詳しくお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

実際に飼ってみると、思った以上に人に懐き、自己主張をし、可愛らしい生き物です。ですが、彼らの命は全て我々の人間の手にゆだねられています。

また、長いと7年など長生きする子もいますので、ずっと大事にできるか、何年後もずっと世話してあげられるかどうかなども考えてから、飼い始めるようにしてあげましょう。

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