猫を飼う前・飼った直後に知っておきたい11のこと

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どうも、長毛種の猫を飼い始めて10年のchicacoです。

今回は、「猫を飼う前に、これは知っておきたかった!」「飼い始めた頃に、この知識は欲しかったなぁ」と私が思うことを11個まとめてみました。

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その1、仔猫の時期が思った以上に短い

まず、言っておかなければなりません。

仔猫のちっちゃくて可愛い時期って、思ってるより短いですよ!マジで一瞬ですから!!!

ついつい毎日一緒にいると、すぐに慣れちゃって「いて当たり前」になるんですが、ちっちゃかわいい子猫の時期は今だけ。

今のうちに、動画や写真を目いっぱいたくさん撮っておいてください。後で後悔しますよ!

まだ飼っていない方は、SDカードなんかを用意しておくといいですね。

たくさん撮って、しっかり保管しておきましょう。

その2、トイレも水飲み場も1つじゃ足りない

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私、猫1匹に猫トイレ1つ、水飲み場1つと思ってました。

でもね、1匹に2個いります。1つじゃ足りません。

部屋数が多ければ、さらに数を増やさないといけません。

例えば飼い主がお仕事へ行っている間、汚れたトイレの掃除ができませんよね。

猫は清潔好きなので、1つのトイレを使って汚れたら、次はもう1つの汚れてないトイレを使う。・・・なんてこともあります。

2つは確保しておきたいですね。

水飲み場は、必ず2か所以上設置しましょう。

ヒゲが水や器に触れるのを嫌がるので、浅くて口の広いのがオススメです。

猫は水をあまり飲まない生き物なんですが、かといって水を飲む量が少ないと腎臓病や膀胱炎などになりやすいです。

あっちでもこっちでも水が飲めるようにして、水を飲む量を少しでも多くしてあげられるようにしましょう。

その3、長毛種はホントに毛玉対策が大変

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予想外に、長毛種の猫の毛玉対策は大変です。

まず、毛玉ができやすい。

自分で毛づくろいをしますが、あれは毛玉を作ってるようなもんです。

すぐに、あっちこっち毛玉まみれになります。

そうならない為には、こまめなブラッシングが必要不可欠。

・・・なんですが、猫の換毛期が1年に2回だけと思ったら大間違いです!

今は、家の中でも冷暖房があるじゃないですか。

そうするとね、冬ですら抜け毛が割と多いんです。

年がら年中、ブラッシングをこまめにしてあげないといけないと心得ておいてください。

また、飲み込んだ方の毛玉対策もこれまた大変です。

毛玉対策用のエサをあげればそれで問題が解決する、という訳ではありません。

例えばお腹の弱い猫の場合、食べられる餌は消化器に配慮したものとなり、毛玉ケアフードを食べさせてあげられなかったりします。

アレルギーで食べられる餌が限られる場合もあります。

また、毛玉ケアフードを食べても毛玉がうまく出てこない子もいます。

上手く口から毛玉を吐けない子もいるし、ウンチに毛玉が出てきにくい子もいます。

お腹の中で毛が詰まると、最悪の場合開腹手術となるので、軽く見てはいけませんよ!

ブラッシングは猫は基本嫌がりますし、でも毛を飲み込めば毛玉を吐くし、吐けなかったら中で詰まるし、大変です。

ちょっとブラッシングをサボれば、体中毛玉まみれになります。

大人しい猫でも、体中をブラッシングさせてくれるわけじゃありません(手足、特に太ももの内側などは嫌がります)。

シャンプーも、狂ったように嫌がってパニクる猫もいるので、必ずしもシャンプーができるという訳ではないです。

毛を短めに刈ればいいじゃん!と思っても、トリミングに出したら騒ぎまくって麻酔をかけられるなんてこともあるので、危険をある程度覚悟しなければなりません。(なのでトリミングに出すより自分でバリカンを買って家で刈ってあげる方がいいです)

毛を短めにカットしたとして、それでも毎日のブラッシングは絶対に必要不可欠です。

長毛種の猫を飼う場合は、最低1日2回は毎日ブラッシングをし続ける覚悟をしましょう。

その4、腎不全の知識だけは頭に入れておくべし

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猫は、慢性腎不全になりやすいです。

歳を取れば基本、慢性腎不全になる。・・・と思うくらいでちょうどいいです。それくらいメジャーな病気です。

うちの猫も10歳そこそこで慢性腎不全と診断されました。。

慢性腎不全というのは、腎臓の機能がかなり低下してきている状態である、ということです。

腎臓は、血液を濾過(ろか)して、オシッコとして体に不要な物質を排出している臓器です。

腎不全になると、体外に排出しなければならない毒素などが排出できず、尿毒症になってしまいます。

あとは脱水になったり貧血になったり、吐き気で餌が食べられなくなったり、口内炎が酷くなったりなどなど色んな症状が出ます。

腎臓が悪くなると、治ることはありません。ダメージを受けた部分は絶対に回復しません。

つまり、悪くなる一方だということです。

どれだけ長い間、腎臓を健康に保てるか。

これは、猫を飼うならしっかり考えておきたいところです。

慢性腎不全になるとどうなるかというと、残りの寿命を延ばす治療くらいしか出来ません。

なので、できるだけ慢性腎不全にならないように気を付けましょう。

気を付けるポイントは「飲み水の量」です。

猫は元々砂漠の生き物なので、飲み水の量が少ないです。

水の量が少ない分、腎臓では少量の水であれこれ濾過しなきゃいけなくなり、負担が大きくかかります。

特に、カリカリのドライフードがメインで育てている場合、要注意です。

エサから摂れる水分量が、かなり少なくなりますからね。

猫用のスープなどを薄めて、毎日飲ませてあげるなどの配慮が必要です。

とりあえず、猫の慢性腎不全について書かれたサイトは数多いので、色々検索して読んでおくことをオススメします。

その5、旅行へ行けなくなる可能性もある

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猫を飼っても、ペットホテルへ預ければ旅行も行ける。

そんな考えを持ってませんか?

それ、甘いですよ!

我が家の猫は、お世話になっている動物病院で1晩預かってもらったことがあります。

自宅と病院がくっついていて、夜間でも面倒を見て貰えるので、そこに預けて家族旅行へ出掛けました。

しかし翌日の早朝、病院から電話が入りました。

なんでも、昨日から1滴も水を飲まず、1口もエサを食べず、トイレも1度も行かないとのこと。

それを聞いて、すぐさまホテルを出て、旅行途中で急いで病院へと猫を受け取りに行きました。

すぐに駆け付けたお陰で猫の健康には問題なかったんですが、猫は、餌を食べない時間が丸1日続いたり、オシッコを丸1日出さないとなるとすごく危険なんです。

全くエサを食べないと腎臓がやられるし、おしっこを我慢し続ければ膀胱炎になります。

膀胱の炎症から、腎臓へ負担がかかることも。。

それから、我が家は旅行には一切行っていません。

猫の性格によっては、ホテルなどに預けられない子もいることを知っておいてください。

家を空けることが出来ないようになる覚悟も必要です。

その6、猫のトイレ砂は、高い。

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猫のトイレに入れる砂、高いっす。

これ、猫を飼ってから気付いたことなんですが、一度ホームセンターのペットコーナーへ行ってみてください。

猫のトイレ砂、高いですよ。

一応安いものもありますが、そして私も買ったことがありますが、使えたもんじゃなくて捨てました。

細かい粉が飛んで吸い込んじゃうし、細かく砕けてる部分が多くて猫の指の間へ入っちゃって、猫がそれを舐めて取ろうとしてしまいました。

舐めて飲み込んだら体に良くないですから、すぐ捨てました。

我が家で今使っている猫のトイレ砂は、5リットル580円ほど。

毎日使うので、わりとこまめに新しく買ってきてます。

とりあえず、猫のトイレ砂って地味にお金がかかるんだな、という風に理解しておいてください。

その7、若くても歯肉炎になる

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歯肉炎って、年寄りだけのものだと思ってました。

でも、例えばウェットフードが主食の猫の場合、若くして歯肉炎になりやすいです。

エサが歯にくっつきやすいですから、歯石がたまりやすいんですよね。ウェットフードは。

それで4歳5歳という若さで、歯肉炎に悩む猫も多いです。

あと、歯磨きさせてくれない猫も多いです。

うちの猫はかなりサイズの小さな猫で、猫用の歯ブラシも大きくて磨けず、暴れて磨けず。。。

舐めるタイプの歯磨きジェルを塗ろうとすれば大パニックを起こすので、乳酸菌サプリを飲み水に混ぜてやってます。

猫が歯肉炎になると、口が痛くてエサが食べれずやせ細ってしまう場合があるので、歯肉炎には要注意です。

歯ブラシは小さい頃から慣れさせておくか、歯磨きジェルに慣れさせておく、乳酸菌サプリをあげるなど色々工夫をしてあげましょう。

(仔猫の場合はまだ使えないサプリなどもあるので、各商品の対象年齢は必ず確認してください)

歯肉炎が酷い場合、歯を全部抜歯することが多いです。

ただ、年寄り猫の場合や、持病を抱えている場合は、抜歯手術ができない場合があります。

この場合は、抗生物質などの炎症を抑える薬を飲ませて何とか痛みを抑えることくらいしか出来ない場合も。。。

口が痛くてエサが食べれず、最悪の場合も起こり得るので、歯肉炎は甘く見てはいけません。

その8、常に快便とはいかない

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下痢や軟便が続く子、便秘気味の子、多いです。

常に快便とはいかない、と思っておいた方が賢明です。

うちの猫は軟便タイプで、仔猫の頃は特に大変でした。

毎日下痢で、あっちこっちに下痢便が飛び散っては毎日カーペットを洗っていました。

原因は不明。色々調べましたが分からず、健康には問題ありませんでした。

こういう場合、餌は消化器に配慮して作られた療法食を食べることになったりします。

それ以外のエサを食べると、とたんに下痢をしていました。

また、便秘気味の猫も多いです。

あんまりでないと、病院へ連れて行って便を出してもらったり、お薬でなんとかださないといけなかったりします。

基本、猫は軟便タイプが便秘タイプであると考えておいた方がいいです。

その9、アロマや芳香剤や防虫剤などは使えなくなる

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猫を飼っているのにバル○ンを炊くとか、ゴキブリ用の毒餌を置くとか、危なくてできませんよね。

虫よけスプレーも使えなし、アロマは猫に良くないので、アロマを炊くのもできなくなります。

香りの強い消臭スプレーも危険です。

シーツやカーペットを洗う時も、香り付の洗剤を使わないなどの配慮が必要です。

(アロマによっては使えるものもありますが、色々勉強してからにした方がいいです)

その10、あげた餌を食べるとは限らない

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猫は、好みがうるさい子が多いです。

このエサは嫌、あれも嫌、それも嫌!と食べずに体重が減ってしまう子もいます。

偏食家、餌へのこだわりが強い、飽きやすい・・・栄養を考えて選んだ餌であろうが、食べてくれるとは限りません。

また、あれこれ試してやっと気に入った餌があっても、1ヶ月で飽きる。なんて場合もあります。

逆に、このエサ以外は食べない!という子もいるそうですが、そのメーカーのエサがなくなったらと思うとちょっと怖いです。

偏食家というと、どれくらい偏っているのでしょうか。

我が家の猫のエサへのこだわりを箇条書きに並べてみます。

~カリカリへのこだわり~

粒が大きいのは嫌、小さすぎるのも嫌
固いのは嫌、サクサクっと噛み砕きやすいのがいい
丸くて平べったいのがいい
チキン味が好き
酸味のあるものは嫌
脂肪分が低いのは嫌
喜んだ餌も1か月以内に飽きる
一度飽きた餌は二度と食べない
気に入らないエサは一粒も食べない
お腹が空こうが体重が減ろうが、好きじゃないエサは食べない

~猫用スープへのこだわり~

具なしのスープは嫌い
だからと言って具は食べない
ちょっと、スープに具が入ってたら飲み辛いんですけど!
でもやっぱり具がもともと入ってないスープは飲まない
具入りのスープの具だけを取り除いたものでないと飲まない
鰹節を使ってないものは飲まない
魚系は好きだけど肉系(チキン味など)は嫌い
レンジでチンして温めたものは断固拒否
湯煎で温めたものでないと飲まない
冷たいままでは飲まない
冷凍したものをチンして解凍したら飲まない(湯煎のみOK)

こんな感じです。

今は慢性腎不全なので、猫用のウェットフードのスープ多めのものを買ってきて、スープ部分だけを水で薄めてあげています。

アレコレ好みがあるので、飲んでもらえるまでにけっこう時間がかかりました(^▽^;)

こういう感じで、けっこう色んな好みがある偏食な子も多いので、そのことをまず知っておきましょう。

何でも食べてくれる子だったら、めちゃくちゃ喜んでおきましょう。

その11、忘れがちだが、別れは必ず来る

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飼い猫が慢性腎不全だと診断を受けて、気付きました。

この先何年でも、ずーっと一緒に生きていけると勘違いしていたな、って。

自分より先に、猫の寿命が来ることは分かってました。

でも、分かってなかったんですよ。ちゃんと。

今ココにいる猫が元気で健康でいてくれるのって、当たり前じゃないんです。

病気にならない保証はないし、平均寿命より長く生きる保証だってありません。

今日元気だからって、明日も明後日も来月も来年も、変わらず元気でいてくれるとは限りません。

5年10年一緒に過ごしていると、ついついずっと一緒に生きていけるのが当たり前、という感覚に陥ります。

でもね、いつか別れが来るんですよ。

いつか別れが来るって知ってたら、ああしていたのに。こうしていたのに。

そういう風に後で後悔しない為にも、猫と一緒にいられる今を大事にしましょう。

その「当たり前の時間」は、「当たり前」じゃないんです。

すごく幸せな時間なんです。

そのことを、忘れないでいて欲しいです。

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